いよいよ「Bodega(ボデガ)」見学の日。
金曜日にヘレスへ来て、日曜日に帰るのですから、一日をたっぷりと
使うことが出来るのは、実質この土曜日だけです。
この日は、2箇所のBodega見学を予定。
天気予報は、雷マークまで付いてくるほどの「雨」予報でした。
実際、夜中にはものすごい雷音で、目が覚めてしまうほどの雷雨で
かなり心配していたのですが・・・・

午前10時頃に、外へ出たところ・・・・・この抜けるような晴天!!
なんて、ラッキーなのでしょう。
それでも、予報は雨予報が続いていますし、時折雲がものすごいスピードで
流れていくので、またいつ雨が降り出すか分かりません。
天気の良いうちに、Bodega見学を済ませてしまいましょう。

地図を頼りに歩いている途中、街の中で見つけたフラメンコ衣装の専門店。
ヘレスは、シェリー酒のほかにフラメンコや騎馬が有名なのだそうです。
妻がフラメンコスクールに入ってみたい・・・といいながら、ガラス越し
に衣装を見ていました。

そして、そこから少し歩くと、ヘレスの街を歩いて迷ったら必ずここを
目指せと言われるほどポピュラーな「Plaza Del Arenal
(アレナール広場)」に到着。
広場に建っているこの銅像・・・騎馬で有名な人物みたいですが、誰?
調べてくるの忘れました。
頭や肩に鳥が止まって、迷惑そう・・・。

この広場を一周すると、必ずBodegaの行き先表示の看板を見つけ
出すことができます。
私たちは、最初は方向があっているか、かなり不安だったのですが、この
看板を見つけて、ホッと一安心。
それにしても、Bodegaの数のすごいこと。
この看板だけで4つのBodegaの行き先が記されていました。
ところで、Bodegaという意味は、ワイン等を貯蔵する貯蔵蔵や
酒屋、居酒屋そして今回の目的である「醸造所」など沢山の意味がありま
すが、ここでは一般的に「醸造所」という意味合いで使われる事が多い
ようです。

看板の少し先に私たちが行ってみようとした「TIO PEPE」という
シェリー酒を醸造するBodegaの行き先表示を発見。
ここは、インターネット等でも紹介されていて、一般の人が気軽に見学
できるようにと、いろいろ工夫されている醸造所です。
そのため、観光名所のひとつとして大変人気があります。
私たちは、日本に住んでいた時、日本酒の酒蔵は何軒か訪問していますが
シェリー酒は初めてなので、いきなりマニアックなBodegaより
こういうところから入門すれば、より理解も深まるというものでしょう。

Bodegaに近づいてくると、近くに銅像が建っていました。
TIO PEPEと書かれた樽に手を添えて誇らしげに建つこの銅像。
創業者のマヌエル・マリア・ゴンザレスです。
そこから入り口を目指していくと、見学スケジュールが貼り出されて
いて、スペイン語のほか英語とドイツ語で見学が出来るようです。
ちなみに、英語は12:00、13:00、14:00、17:00と書かれて
いました。
このとき、まだ11時少し前。
係りの人に尋ねたら、この時間以外は受け付けないとの事。
それでは仕方が無いと、もう一箇所計画していたBodegaに行ってみる
ことにしました。

戻る途中のこの建物。
なんだかとてもスペインらしい雰囲気があって、気に入ったので写真を
一枚。
私達以外にも、沢山の人が写真を撮っていました。
ここも、迷ったときのランドマークになりますね。

さて、もう一箇所のBodegaとは、宿泊しているアパートホテルから
徒歩3分という近場にあるBodega。
ここも、インターネットで調べると人気のあるBodegaです。

と、ところが・・・・入り口に女性が立っていたので「見学に来ました」
と伝えたら、なんと! 見学は月曜日〜金曜日だけとの事。
え〜〜っ・・・と、声を上げた私たち。
かなりショックです・・・というのも、前日はアパートホテルにチェックイン
してから、結構時間があったのに、ゴロゴロしていました。
「それなら、昨日の内に来ておくんだった・・・」と言っても後の祭。
一言断って、中庭だけ写真を撮らせてもらいました。
敷地内に一歩足を踏み入れただけで、お酒のいい匂いがプーンと漂って
きます。
まさしく、醸造所の香り。
さて、気を取り直し、時間もあるのでタンジェに持ち帰る食材の買出しに
街へ出かける事にしました。
本当は、Bodega見学では酒を一切飲まずに見学だけして、夕方
買出しに出かけようと思ったのですが、そういう時間配分なら・・・と
先に買い物を済ませることに。
えっ!? 買い物は、日曜日の帰りにすればいいじゃないかって?
ところが、スペインではどんなに大きなショッピングモールでも、日曜日
は閉まっているところが多い・・・というか、基本的に開いている所は
皆無に等しいので、買い物は平日にしか出来ないのです。

途中、街の中には、Bodegaで樽からシェリー酒をすくい出して
出来栄えを確かめる時に使う柄杓「Venencia (ベネンシア)」の
モニュメントがありました。
さすが、シェリー酒発祥の地。

まず最初は、ヘレスのIKEAに立ち寄ってみました。
ヘレスの郊外には「LUZ」という大きなショッピングタウンがあり
そこにはIKEAの他、スーパーマーケット、スポーツセンター等が沢山
建ち並んでいて、必要なものは全てここで揃える事ができます。
ちなみに、この写真は日曜日の帰りに撮ったものですが、案の定営業して
いる店は無く、駐車場はガラガラでした。

IKEAのスナックで、肉団子(アルボンディガス)とホットドック
で軽いランチ。
ホットドック1個50セント(約50円)は、メチャ安!!
その後、スーパーで食材の買出しを終えて、再び宿に戻ってきたのは
午後2時。
すっかり、見学時間の事を忘れておりました。
まぁ、それはそれで仕方があるまい・・・最悪ラストチャンスの17:00
というのもあるが、14:00のコースに紛れ込めるかもしれない。
とりあえず行って見よう・・・と再び出かけてみる事に。

実は「TIO PEPE」というのは銘柄であって、このBodegaの
正式名称は「GONZALEZ BYASS」といいいます。
再びBodegaにやって来て、入り口で時間をチェックをしたところ
貼紙が貼られていて、それによるとどうやら、この日の一般公開は
17:00からの一回のみのようでした。
再びこのBodegaを訪れた時、警官やパトカー、黒い高級車らが
沢山このBodegaの周りで警備していました。
もしかしたら、どこかの要人の訪問でもあるのかな?
などと話しながら歩いていると、急に雨が降ってきました。
近くの木の下に入って、警備についている警察官と共に雨宿り。
もしかすると、我々は不審者に見えたかも・・・
TIO PEPEの樽の前に立つ銅像の前では、テレビ局のカメラが設置され
レポーターがなにやら喋っていました。
スペイン語なので全く分かりませんが、これはきっと有名人が見学に
来るのかも・・・・と、興味津々でしたが、雨宿りしている間には誰も来る
気配は無く、そのまま雨も上がったので、街を一回りして宿に戻り、17:00の
見学に向けて出直す事にしました。

Bodegaの近くには、この街で一番大きな教会「ヘレス大聖堂(カテドラル)」
があります。
中も見学できるようでしたが、今回はとりあえず見送り。
一旦、宿に戻りプーを駐車場の車の中に置き、再びBodegaへ。
17:00の見学を目指します。
Bodegaの見学はとても良かったので、次回詳しく紹介しますね。
お楽しみに。
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