
2年前に大型スーパーマーケットの安売りで買ったスライサー。
確か、220ディルハム(約2200円)だったように記憶して
います。
以前に一度使ったきりで、それ以来アパートの引越しの際にお供
として付いて来るだけでした。
今のアパートに引越してからは、ずーっと棚の奥で眠っていました。
ところが先日、久々に引っ張り出してきました。

未だ、一度しか使用していないのでピカピカです。
安い機械なので、ちゃんと動くかどうかは疑問ですが・・・・。
え? それで一体、何をするのかって?
それは、薄切り肉を作るためなのです。
モロッコ(少なくともタンジェ)では、日本のスーパーマーケットのような
薄切り肉は売られていません。
又、そういうお肉の買い方をする人もいないので、お店でも薄切り肉を
売ってくれるところはありません。
ならば、自分で・・・・
と言うことで、2年前にこの機械を購入し、牛肉を買ってきて生のまま
この機械にかけてみたところ、回転刃と押え板の間に肉が詰まってしまい
うまく薄切り肉を作れずに、挫折してしまいました。
おまけに、詰まった肉がモーターと回転刃の間に入ってしまい、掃除が
大変・・・
そのまま、棚の肥やしとなっていたのです。
でも、日本人の特性で、時々無性に薄切りの肉が食べたくなるのです。

そこで、思いついたのが「冷凍して薄切り」作戦。
まず、牛肉をブロックで購入して冷凍させます。
そして、冷凍のまま薄切りにすれば、肉がプレートの間にグニュゥッ〜
と詰まることも無いだろうと考えたのです。
やってみると、案の定・・・いい具合の薄切り肉が出来ました。

安い機械なので、力加減によって押え板がたわんだりして厚さに
多少のムラが出来ましたが、それでも十分に薄切り肉になっています。
今回は、テストと言うこともあって500グラムのブロック肉を
使用。
実際には、600グラム以上あったのでこの日に食べる分だけとって
後は、再び冷凍庫へ。

作業の後は、機械を分解してお掃除。
前回に比べて、グニュグニュのお肉が回転刃の中まで押し込まれな
かったので、お掃除も楽チン。

では、早速薄切りにしたお肉を使って作る料理です。
先日、セウタに行った際に買ってきた「白菜」「しいたけ」他の野菜
たち。
奥には、日本から持参していた車麩も準備しました。

そして、こちらは「ハウスほんとうふ」
大豆パウダーを煮て、凝固パウダーを加えるだけで本格とうふが
出来ます。
ヨーロッパの先進国では、いまや豆腐が手に入らないということは
まずありえませんが、モロッコのしかも「タンジェ」では、豆腐は
売られていないので、この「ハウスほんとうふ」は、大変重宝です。
そして、これらを使って私達が食べたかったものとは・・・・

電気鍋に野菜を敷き詰め、そこに薄切り肉を投入!!
そう、「すき焼き」が食べたかったのです。
実は、少し前にタイレストランで「タイスキ」を食べた記事を紹介
しましたが、あの時既に「すき焼き」モードにスイッチが入って
いたのです。

野菜やキノコに、いい感じに火が通ってきました。
お肉もちょっとレアな部分がある、今が食べ時。
固くなる前に、まずはお肉から頂きます。

日本では当たり前に生卵ですき焼きを食べますが、生卵を食べる習慣
があるのは、日本くらいです。
海外では、サルモネラ菌による食中毒を警戒してあまり生卵を食べる
事を勧めていません。
それでも、生卵に近い感じで食べたかったので、今回は温泉卵で
頂きました。
沸騰させたお湯に卵を浸して10分程度放置すれば完成です。
卵を絡ませていただく「すき焼き」の味は、とても格別でした。
こんなに簡単にスライスできることに、なんで今まで気づかなかったの
だろう。
回転式スライサーには、今後ともお世話になりそうです。
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