ここしばらくタンジェは、雨模様の鬱陶しい天気が続いています。
青空が恋しいなー・・・と言う事で、大分古い話になりますが
一ヶ月ほど前の2月7日にメディナ内を散策した時の模様をお伝えします。

この日は陽気につられて、メディナの中を散歩・・・というか、迷路の
ようなメディナを迷いながら歩いてみる事にしました。
ここは、スタート地点。メディナの入り口前に広がるグランソッコ。
正式には、4月9日広場という名前があります。

この入り口から、メディナのメインストリートに入っていきます。
日陰になってちょっと見づらいですが、道の両側にはTシャツや貴金属店など
沢山の土産店が並んでいます。
タンジェにクルーズ船が停泊すると、この通りはヨーロピアンでもの凄い
賑わいになります。

通りを進むと、ちょっとした広場に出ます。
広場の周りには、カフェが並んでいて、のんびりとお茶している
人たちが沢山います。
ここは、プチソッコと呼ばれる広場です。
このプチソッコから左に向かって細い路地を進んでいくと・・・

メディナの中の商店街へと出ます。
(写真をクリックすると画像が大きくなります)
沢山の革製品が並んでいるお店がありました。
モロッコの名産の一つに、この革製品があります。
タンジェでは、皮なめしは行っていませんが、有名なのはフェズの
皮なめし職人。
フェズのメディナの中に沢山の皮なめし工場があり、観光名所の
一つにもなっています。
そういうルーツから、商品を入荷しているのでしょう。
本当に沢山の皮製品が売られています。
その他、イスラムの踊り「ベリーダンス」用の衣装や、アクセサリーに
ランプシェードなど、見ているだけでもとても楽しい商品があります。
少し奥のほうに入っていくと、何故かルイ・ビトンやコーチ等の
ブランド品がありました。
これらの商品には、日本から旅行に来た人は、手を出さないほうがいいと
思います。
偽物なので、日本の空港で見つかったら、没収されてしまいます。

こちらはタッセル、バブーシュ型のマグネット、そして子供用のモロッコ衣装や
女性の民族衣装のジュラバが所狭しと並べられています。
商品には、値段がついていませんのでお店の人と値段交渉して
購入します。
この値段交渉が、モロッコでの買い物の楽しみだという人もいる位です
から、購入される場合はダメもとで、値切ってみましょう。

もう少し歩いていくと、沢山の女性の視線に気づいて、ちょっと照れ
ながら視線の方向に目をやると、人形でした。
イスラムの女性が被っているスカーフ「ヒジャブ」のお店です。
あちこち適当に歩いていると、全く初めての通りに出くわしました。
と、いうかタンジェのメディナ自体そう大きなメディナではないの
ですが、何故か同じ通りを歩けません。
ここだったかな?あそこだったかな?とか言いながら、歩いていると
必ずどこかで、違う通りを歩いているのです。

左上のお店はスパイス屋さんで、シナモンは棒状で売られています。
その隣の写真は、モロッコのパン「ホブス」を焼いているおじさんです。
モロッコの主食はパンですので、ホブスは日本でいうご飯のような欠かせない
存在なのでしょうね。
更に歩くと小さなキャンティーンを発見しました。
豆のスープがとても美味しそうでした。
見ていると、通りすがりのおじさんが、スープをテイクアウトで買って
いたのですが、その容器が凄い!!
なんと、ビニール袋に入れて持ち帰っていったのです。

タンジェのメディナも他の都市のメディナ同様に迷路のようになっている
のですが、あまり迷うことはありません。
タンジェのメディナは一つの斜面に造られているので、悩んだら登り続け
るか下り続けるとかならずどこかの出口に着きます。
今回は、登り続けることにしました。
フゥフゥいいながら登っていきますが、プーはとっても涼しい顔。

途中で、ピンクと水色の塗装で統一された通りを通過しました。
見た目は、かなり古い建物に見えます。
長い年月を耐えてきたのだろうな・・・と考えながら通り過ぎて
行くと・・・

もうメディナの頂上の近くまでやってきました。
小高い頂上付近で見た家。
個人のお宅のようですが、木のドアやアイアンの窓枠、そして床のタイルが
モロッコらしくて、とてもお洒落ですね。
それにしても、車が入ってこれそうも無い場所なのですが、どうやって資材を
運んだのでしょうね。
新築なので、とても綺麗。しかも、ここからだと見晴らしも良さそう
です。
さて、次回は頂上付近の様子を紹介しましょう。
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