前回の続きです。

前回の新築の建物の直ぐ先には、門があります。
このアーチをくぐると、もう頂上です。

その頂上の広場には「メディナ博物館」があります。
まだ、私は入ったことが無く、いつもここに来ると「今度来た時に」
と思うのですが、そのまま通り過ぎてしまいます。
いつでも来れると思って、伸び伸びになってしまいました。
今回も入りませんでしたが、次回こそは入ってみたいと思います。

このエリアまでは、逆側から車で入ってくることができます。
そして、メディナのてっぺんに建っているのは、カフェレストランの
「Salon Bleu」です。
名前は聞いたことがあったのですが、お店を見つけたのは今回が
初めて。
何度もこの辺は歩いているのに・・・気づかなかったのですね。
ここで、お茶を飲みながらタンジェの新市街地や海を見下ろして
時間を過ごすのもいいかも。

頂上付近は、現在も塀で囲まれています。
このあたりから、カスバ(要塞)と呼ばれるエリアになってきます。
カスバの作られた時期は正確に分かりませんが、700年以上も前から
ここは、ヨーロッパの各国からの侵略を受けていました。
ジブラルタル海峡を挟んで、目の前にあるこの地はアフリカ大陸侵略の
拠点としてとても便利な位置にあるわけで、そういった利便性から、
いろいろな国が狙っていたのでしょう。
各国の侵略から、身を守ろうと築き上げられたカスバ(要塞)。
本当に、いつ頃造られたのでしょうね。
更に、メディナも侵略者が容易に歩け無いようにわざと迷路のように
作って路地を細くし、市民の安全を守ってきたと言われています。
そして、この先の門をくぐると・・・

タンジェの海が一望できます。
現在は、港の建設が行われています。
見晴らしが良く気持ちの良い場所ですが、当時は侵略者の動きを見張って
いたのでしょう。

ここへは次から次へと観光客や地元の人たちがやって来ます。
景色を眺めては、憩いを感じているのでしょうね。

更に、塀伝いに歩いていくと、タンジェの旅行口コミサイトで上位の
ホテル「La Tangerina」があります。
仕事でなく、旅行で訪れるのには、とてもいいホテルですね。
ちなみに、仕事でタンジェを訪れる場合は、新市街にあるホテルの方が
なにかと便利です。

ホテルの前から、今来た道を振り返ります。
かなり狭い門を通ってきたのですが、ここ・・車が通るのです。
先ほどの博物館に車で行くには、ここを抜けていかなければなりま
せん。
車一台がやっとの幅で、車と人がすれ違うことすら出来ません。
さて、ここから又、メディナの中を通って下って行くことにします。
今度は、違う通りを歩いてみましょう。

すると、メディナの中にある幼稚園を発見。
壁にはミッキーマウス(?)と、少年が描かれていました。
オヤジ顔のせいか・・・ちょっと、怖い。

更に下りて行くと、登る時とは違うキャンティーンが出てきました。
モロッコのパン「ホブス」が売られています。
こういうお店は、メディナのあちこちにあります。
似た様な店があるのも、メディナを迷いやすくしている要因の一つなの
ですね。

うろうろと歩いているうちに、ひょっこりと出口の近くに出ました。
こちらはデーツ専門店です。
干し柿に似た味で、ラマダン中の食事には欠かせないフルーツです。
さて、ここまで来ると、メディナの入口のグランソッコはもう直ぐです。

こちらのお店では、水タバコのパイプが売られていますが、ガラス製品なので
持ち帰りが大変そう。
メディナを歩き回ってこの店を見ると「帰ってきたなぁ」と言う気持ちに
なります。

そして、この門を抜けてメディナ散策はおしまい。
並んでいるお土産屋さんを覗きながら、頂上まで行って帰ってくると
およそ2時間位です。

ビーチ側から見ると、この小高い丘の辺りがメディナになります。
適度な運動にもなるメディナ散策。
タンジェにお越しの際には、是非メディナの迷路を楽しんでみて下さい。
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