先日、私の住むアパートの近くを散歩している時に「こんにちは」と声を
かけられ、ビックリして「日本人の方ですか?」と聞き返したことから
お付き合いが始まったJAICAシニアボランティアの中村さんご夫妻。
(名前は、ご本人の承諾を得て本名にて紹介させていただいています。)
最初にお会いした時は、本当にビックリしました。
「ニイハオ!」や「チノ、チノ!」といった訳の分からない事はよく
言われるのですが、ネイティブな日本語発音で「こんにちは」と
挨拶をされたことは無かったもので・・・。
で、暫く路上で立ち話しているとなんと私の住んでいるアパートの
お隣に住まわれているとの事で、またまたビックリ。
さらに、お酒が大好きというご主人。
私も、お酒は大好きです〜〜〜〜と言う事で、3月の末に我が家に
ご招待しました。
そして、先週の土曜日、中村さんのお宅に招待していただきました。

全室オーシャンビューの、素敵なお住まいです
たっぷりとお酒が飲めるようにと宴のスタートは午後3時。
外は、まだまだ明るく、春・・・と言うか、夏のような日差しがとても
強く照らしています。

ご招待頂いた中村さんのご主人、中村 泉さんです。
いろいろとお話を伺っていたら、私がスキューバダイビングの際に魚を
調べるのに使用している図鑑「日本の海水魚」の編集に携わられており
とても驚きました。
更に「マグロ学」と言う本を執筆されており、北杜夫さんの著書
「どくとるマンボウ航海記」の中に出てくる水産庁の漁業調査船 照洋丸
に実際に乗船して世界中を回ったり、更に更に、京都大学で助教授を
なさっておられたと言う、とんでもない経歴の方でした。
そんな著名な方と、お酒なんてとても・・・と緊張していたら、普通に接して
下さる、とても素晴らしいお人柄でした。
しかもお酒の強さは半端無く、船乗りの呑み方で行きましょう・・と、ウィスキー
をストレートでクイクイ。

そして、奥様の禮子さん。
以前、オーストラリアのグレートバリアリーフで仕事をなさっていたそうで
いろいろな魚をご存知です。
私も妻もスキューバダイビングをするので、話が合い、いつまでも話題が
尽きません。

タンジェでは、JAICAのプロジェクト「日本料理の指導」という
お仕事をなさっている禮子さん。
この日のお料理の数々に感激しました。
まずは、マグロ漁が盛んになっているという事で「市場に行けばいい
マグロが手に入ります」と笑いながら目の前に置かれたのは、トロの
お刺身。
そのほかに、アジやタコ、イカのお刺身も並んでいます。
私たちの場合、一品作るともう満足してしまうのですが、禮子さんは
魚の下処理から始めて、何品もの料理を作り上げるので、大感激。

さらに、イカの塩辛も。
こちらで売られているイカは、ワタが殆ど入っていないので、モロッコで
塩辛を作るのはちょっと無理かなと思っていたのですが、どうやらコウイカ
にはワタが入っているという事でした。
そのコウイカを使って作られたのが、この塩辛でした。
目からウロコ・・・。
久々の塩辛・・・メチャクチャ美味しー!

自家製もやしの炒め物。
私のところでも、以前はもやし製造器なるバケツを応用したものを使って
もやしを作っていましたが、バケツが壊れてしまってからは新しいもやし
製造器を作っていませんでした。
やはり、もやしは缶詰のものではなく「生のもやし」が一番ですね。
こちらも、目からウロコ。
ひよこ豆のおからで作った炒め物。
お話しを伺うと、ひよこ豆から絞った豆乳は、煮詰めて冷やすだけで豆腐に
なるのだとか。
かなり驚きです。

そして、これもビックリ。
シメ鯖です。
以前、市場で新鮮なサバが売られていたのを見て、いつかシメ鯖を作ろう
とは思っていたのですが、ポンポンとシメ鯖を作り上げてしまう禮子さん
の行動力には、頭が下がります。

さらに、これ・・・何だと思います?
私だったら、イワシやサバで蒲焼き・・・というところですが、なんと
これは本物のウナギ。
日本のウナギとは少し種類が違うそうですが、ウナギはウナギ。
禮子さん、頑張ってヌルヌルと戦いながらさばかれたと言う、立派な蒲焼。
こちらのウナギは日本のものより太目という事で、身がとても厚いの
です。
醤油と砂糖を煮詰めて作った、特製タレをつけながら焼いていきます。

そのウナギは、ご飯に乗っかってウナギ丼に。
味はまさしく日本で食べるウナギと変わりありません。
しかも、身が厚いのに決して固くないところも素晴らしい。
ウナギとご飯に特製タレが絡まり、美味しい〜!
これ以外にも、手作りのキムチや辛子の漬物等々、心づくしの手料理が
テーブルの上に並びます。
美味しいお酒と次々に出てくるお料理に驚きながら、美味しく頂きました。
お酒が大好きで、話題が豊富なご主人と、料理のスペシャリストの奥様。
これからも、行ったり来たりが続きそうです。
途中、酔いつぶれてしまった事をお詫びしつつ、これからも宜しくお願いします。
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