グランカナリアの名所・観光地とは、何処なんだろう・・・と、ネット
で調べてみると、「Ruque Nublo」と言う場所が、割りに
人気のスポットらしいとの事でした。
朝食を摂った後、レンタカーでその場所を目指してみる事にしました。

目指す先は、島の中心に高々と見えるゴツゴツした山。
ちなみにカナリア諸島の緯度は北緯28度。
日本に照らし合わせてみれば、概ね奄美大島と同じくらいの緯度です。
カナリア諸島は、大きく7つの島から成り立っていて、そのうちアフリカ大陸
に一番近い島は、大陸からわずか100kmしか離れていません。
グランカナリア島は、その島からさらに100km西に浮かぶ島。
島全体は、円形をしていて島の中心に向かって、高い山になって行きます。
まるで、海の中から円錐形のものが突き出したような島です。
ホテルから見た山には、緑がまったく見えません。
色は赤茶けていて、この島が溶岩で出来ていることが直ぐに判ります。
例えていうならば、モルディブがインド洋に浮かぶ真珠ならば、カナリア
は、大西洋に浮かぶルビー・・と言ったところでしょうか(テヘッ)

街中を走っていると、暑いためか解放的になったためか上半身裸の
ご年配の集団の散歩に遭遇。
ヨーロピアンは、本当に日焼けするのが好きみたいで、あちこちで
肌を直射日光にさらしている光景を見かけます。
それにしても、おばさん・・・上半身水着では無くブラ一枚です

街から離れると、道は狭く上りもきつくなってきました。
うーん、写真では、上りの厳しさは、あまり判りませんね。

こちらは、かなたに見える日光いろは坂なみの九十九折の道。
写真が小さくで、判りにくいかも知れませんがかなり険しいところを
上っていくのが判りますか?
しかも、この道の狭さ。
対向車とのすれ違いは、相当注意が必要です。

目的地へ向かう途中にちょっとした休憩所を見つけたので、車を停めて
一休み。
降りたところから見た、その地形の絶景さ。
アメリカのグランドキャニオンには行ったことがありませんが、まるで
テレビで見た、グランドキャニオンのような断崖絶壁の谷。
遥かかなたには、海がきらめいていました。

反対側を振り向くと、こちらは又、ゴツゴツっとした山が。
この休憩所の辺りで、標高およそ1000m弱といったところで
しょうか。

一休みした後、更に車を走らせます。
標高は更に高くなり、地形にも変化が現れてきます。
斜めに切り立った地層。
下を走っている車と対比させてみると、その大きさが良く分りますね。
この先、まもなく「Ruque Nublo」・・・の駐車場。
実は、このときはここから登山だということを知りませんでした。

車を停めて、登山道をさらに登っていきます。
この辺りは、標高でおよそ1600m位。
グランカナリアで一番高いのがこの目的地の「Ruque Nublo」で
標高は、およそ1900mだそうです。

振り返ると、今抜けてきた道が小さく見え、遠く足元に広がる溶岩の
ゴツゴツした景色が広がっています。

登山道の先に、ひときわ太く高くそびえ立っているのが「Ruque Nublo」
です。
その左手前には、ひょろっとした岩がたっています。
写真では、こちらのほうが高く見えますが遠近の関係で高く見えている
だけです。
「Ruque Nublo」までは、まだまだ距離があります。
辺りを見渡すと、しっかりと登山用のシューズを履いている人もいれば
サンダル履きの人もいます。
実は、私たちもサンダル履き。
行けるとこまで行って、厳しくなったら引き返すつもりで、先を
目指します。

ひょろっと尖がった岩のところまできたところで、道が少し険しく
なってきました。
サンダル履きで登って、サンダルが壊れたりしたら帰るのが困難に
なりそうだったのと、水を持ってくるのを忘れたため水分不足で
熱中症になっては大変。
ここで引き返すことにしました。

大きな大きな「Ruque Nublo」
人が、岩の根元のところに立っているのですが、あまりに小さくて
では、分りません。
この島は、およそ500万年前に火山によって造られ、そのときは
この岩のあった場所は約2600mの標高だったそうです。
その後、他の場所からの噴火によって岩が吹き飛ばされたり、雨の浸食に
よってこのような地形が生まれたのだそうです。
こうしてみると、直ぐ近くのように見えますが実は、この場所から更に
800m位距離があるのです。

駐車場に戻る途中の道から見えた、尾根の先。
私たちは、雲海の上にいました。

「Ruque Nublo」の駐車場からホテルまではおよそ1時間30分。
一旦、プールサイドでドリンクを飲んで休憩した後、もう一箇所
行ってみたいところがありました。

それは、ホテルから車でわずか15分の場所にある砂丘。
まるで、サハラ砂漠のような光景が広がりますが、その向こうに
広がるのは、大西洋。

溶岩の絶景と砂が造り出す絶景を1日で見ることができるグランカナリア。
この日は、イメージしていたカナリア諸島とは異なり、険しくも雄大
な景色に言葉を失なってしまいました。
さて、一日遊んだ後は待ちに待った夕食です。
昼食を食べずに遊んでいたので、お腹がぺこぺこ。
さぁ〜〜て、オールインクルーシブの夕食は、どんなかな?
それは、また次回。
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