トレモリーノスの最終日です。
前日の夜、飲みすぎた私。
朝8時だというのに起きられず、ゴロゴロしていました。
今回買ったタンジェへ戻るフェリーチケットの出航時刻は、12時
16時、そして20時の3便が予定されていました。
12時の便で帰るには、午前9時頃にはホテルを出なければならず
それには、もう遅いし・・・16時だとまだ時間があるし・・・
まっ、ゆっくりチェックアウトしてゆっくり行くか・・・。
どうせこの日は日曜日で、街の中はどこへ行っても休みだから
する事も無いしね・・・。
と、相変わらずベッドでゴロゴロ。
が、「ところでホテルのチェックアウトは12時だっけ?」
と、呑気に案内を調べたら・・・なんと!!
チェックアウトは「10時まで」と書いてある。
げっ!! あと、1時間30分しか無いではないか!!
慌ててシャワーを浴びて、その後フロントに行き、前日厨房の
冷蔵庫に預けていた生鮮食品を受け取り、それらをクーラー
ボックスに詰め替え、10時ギリギリにチェックアウト。
と、そこまでは良かったのですが・・・。
もう、12時のフェリーには間に合わない・・・が、16時の
フェリーに乗るには、時間が余りすぎ・・・。
それならば高速道路を利用せず、一般道の景色を眺めながら
帰るのもいいかも。
それにもしかしたら、マルベージャ(マルベーリャ)のショッピング
モール「LA CANADA」なら、いつも若者たちで賑わっている
ので日曜日でも営業しているかもしれないし・・・。
と、目的地を「LA CANADA」に決めて出発!!

一般道路なので、高速道路と違って交差点が沢山現れます。
ヨーロッパでは、「サークル」や「ラウンドアバウト」等と呼ばれる
ロータリー式の交差点が一般的です。
ここでは、ロータリーの中を走っている人が優先なので、ロータリー
に進入する人は、道を譲らなければなりません。
このルールによって、信号機を減らすことが出来るのでロータリー式
は、とってもエコ。
ロータリーの中には、芝生を植えたり、街の名前を表示した
モニュメントが飾られている所があります。
こちらは、コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)の小都市、
Fuengirola(フエンヒローラ)のロータリー。
太陽の海岸と呼ばれるに相応しいモニュメントですね。
小さな街ですが、定年後の暮らし先としてヨーロッパ各国の人が
憧れる街でもあります。

「LA CANADA」に到着しました。
普段なら、車を停める場所が無いほど混んでいる駐車場ですが
ガラーンとしています。
やはりモールはお休みのようです。
かろうじてテナントのマクドナルドだけが開いていたので、マックで
ブランチをしようかとも思いましたが、それではちょっと味気ないかな?
そこで、私たちが大好きなマルベージャの新市街へ行ってみる事に
しました。
きっとどこのお店も閉まっているのでしょうが、駐車場は空いている
だろうし、海辺をブラブラ散歩するのも悪くない。

車を走らせる事10分。
「ようこそ、いらっしゃ〜〜〜い」
と、両手を広げ迎え入れてくれる、ビーチ前のモニュメントが
ある場所まで来ました。。
このモニュメントを見ると、またこの場所に来られた事を実感します。

そのモニュメントのある場所から、マリーナまでやって来ました。
隙間が無いほど、無数のボートが停泊しています。

こちらは、東側はマリーナ、西側はレストランやブランドショップが
建ち並ぶ、海沿いの通りです。
平日のこの通りは、これでもかと言うくらい高級車が横切って
行きますが、日曜日だとたまに車が通るくらいなのですね。
のんびりと道の真ん中を歩く事が出来、とても癒されます。

歩いていると、予想に反して飲食店やブランドショップが、何件か
営業していました。
観光地は、やはり違うなぁ・・・と思いながら、どこかのカフェ
で、一休みしようか・・・と妻と話していると・・・

「EGG BENEDICT」と書かれた黒板を見つけました。
どこかで聞いたことがあったので、何気なくその文字を私が
声に出して読み上げたところ、別の方角を向いていた妻が突然
振り返り・・・
「エッグベネディクトがあるの?」と、小躍りし始めました。
「入ろ・・入ろ!!」と、妻は私を引っ張って、店内へ。
ちなみに、Wikipediaによると
『「エッグベネディクト」とは、イングリッシュ・マフィンの半分に
ハムやベーコンまたはサーモン等を乗せ、その上にポーチドエッグ&
オランデーズソースを乗せて作る料理である』
との事。
ま、どんなものだか一度食べてみるのも悪くない・・・。

こちらはメニュー表。
イスラム圏に住んでいると、こういったアメリカンレトロな絵を
見かける事はめったにありませんので、なんだか新鮮な気持ちに
なります。
店員さんはフィリピン人の方のようだったので、タガログ語で
話しかけたら、とても嬉しそうにしていました。

そして、出てきた「エッグベネディクト」。
そう言えば以前テレビで、こんな感じの食べ物を見た事があるぞ。
ナイフを卵に差し込むと、スーッと黄身が流れ出して・・・
と言う事で、黄身のレア感を動画に収めてみました。
動画で撮ったポーチドエッグは、テレビのようにトロ〜ッと黄身が
流れ出す迄はいきませんでした・・・が、お皿の上のもう一つの
ポーチドエッグの方は綺麗に流れてくれました。
「あっちゃ〜〜〜、こちらの卵で動画撮るんだった・・」と思って
も後の祭りですね

チャンチャン♪

食事をしていると、道行く人がハードロックカフェの紙袋を
下げていたので、もしかすると日曜日でも開いているかもしれない
と思い、行ってみたところ・・・

嬉しい事に、やはりお店は開いていました。

せっかくなので「HARD ROCK CAFE MARBELLA」の
Tシャツをお買い上げ。
私、行く先々でハードロックカフェを見つけるとTシャツを買いたく
なってしまうのです。

それにしても、こちらはハードロックカフェの真ん前の道路なの
ですが、平日は車の往来が激しいこの道も、日曜日だとご覧の
通り。
観光客で賑わっているマルベージャしか知りませんでしたが、静かな
街もいいもの・・・と、新しい発見。
もうちょっとこの街にいたかったのですが、フェーリーの時間が
気になるので、また来る事を誓い、マルベージャを後にします。

あとはひたすらタリファの港を目指します。
が、ちょっと寄り道も・・・。
それについては、いつかご紹介しますね。
フェリー出航の1時間ほど前にタリファの港に到着。
待っている車が10台程いました。これなら余裕で乗れるでしょう。

通常、このフェリーに乗り遅れた場合は、その1時間後には別の
会社のフェリーも出港しているのですが、モロッコを出るときに
往復チケットを買ったものだから、無駄には出来ません。
ギリギリに到着して乗れませんでしたなんて事になったら、大変
ですからね。
フェリー待ちエリアで待っていると、タンジェ発のフェリーが到着して
下船が始まりました。
その後、私たちの乗船。

さようなら、スペイン。
フェリーの上からタリファの港に別れを告げ・・・。

無事モロッコに到着しました。
タンジェには、引き続き国王が滞在しておられ、モロッコの国旗が
果てしなく、どこまでも立て掛けられていました。
今回の2泊3日のトレモリーノス旅行。
今まで、アンダルシア地方の地中海沿いに宿泊する時は、マラガ・
マルベージャと決まっていたのですが、新しい場所に泊まってみるのも
意外な発見があって、面白いものですね。
次回からまた、タンジェの日常生活の話題に戻りますね。
では。
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