チュニジア出張編の最終回です。
今回は、チュニジアでの「食」のレポートをお送りします。

ロイヤルエアモロッコで、チュニジアまでの飛行中にサービスされた
機内食。
会社の仲間からは、チュニジアンエアーは遅延が多いと聞かされて
いたので、ロイヤルエアモロッコにしましたが、機内食も美味しくて
正解でした。
ヨーロッパの他航空会社では、このような機内食サービスのある会社は
ほとんどありません。
朝食も昼食も食べないで、乗り込んだ機内での温かい食事のサービスは
最高です。
あっと言う間に、平らげてしまいました。

到着してすぐに、会社の仲間と飲み会が始まりました。
会社の仲間はムスリム(イスラム教徒)ですが、お酒が大好きです。
ワインを堂々と飲めるので、嬉しいなー。
ワインは、チュニジアで飲むならこれがお勧め!
と勧められた「ヴォーマゴン2008」・・・深み・酸味のバランス
が絶妙で、ガンガン飲めちゃいます。

こちらは、チュニジアのお菓子。
左側の白くて丸いドーナツのようなお菓子は「Kaak El Warka」と
いうお菓子。ローズウォーター風味のマジパンをバターたっぷりの生地で
包んだ焼き菓子です。
決して甘すぎず、はんなりとした上品な甘さです。
その隣は「Baklava」というお菓子。
砕いたアーモンドと蜂蜜を練りこんでパイ生地で包み焼きにした
お菓子。お菓子に特別な香辛料を使ったりしないので、シンプルな
美味しさで、飽きのこない味です。

2日目の夕食は、遺跡を回った後にジェンドゥーバの街中に最近開店した
というイタリアンレストラン「ヴェネツィア」に連れて行ってもらい
ました。
ジェンドゥーバには、お酒が飲めるレストランは無いとの事で
ここでは、お酒無しでの夕食です。

これは、チュニジアのパン「タブーナ」。
モロッコのパン「ホブス」に相当するのですが、パンは白くて
柔らかいのが特徴のようです。
ちなみに、会社の仲間はこのパンの名前は、モロッコでは禁句だそう
です。
モロッコでは、何やら女性の大事な部分を言うようです。
イスラムの言葉は、すべてアラビア語で共通だと思っていましたが
方言のように、国によって若干異なるのだそうです。

チュニジアの食事には、必ずと言っていいほど「ハリッサ」という
唐辛子のペーストがつきます。
写真の真ん中のものがハリッサですが、これが結構辛いのですが、辛い
だけではなく、旨みもあるのです。
乾燥した唐辛子と燻製にした唐辛子を磨り潰し、にんにくや香辛料が
加えられていて、変な癖が無く日本人でも抵抗なく食べる事が
出来ると思います。
モロッコにもハリッサはあるのですが、こちらには独特のハーブが加え
られていて、ちょっと癖があるので、好き嫌いは分かれるようです。
チュニジアのハリッサは、タブーナに塗ってそのまま食べたり、料理に
乗せて食べたりしていました。

一度食べただけで、病みつきになった私・・・帰りの空港で、ハリッサ
を自分用に買ってきちゃいました。

これは、チュニジア料理の一つで、ブリックと呼ばれています。
モロッコには、ブリワットという揚げ春巻きのような食べ物があります
が、これも春巻きの皮のようなもので包み込んで揚げた食べ物。
大きさは、20cm位あって大きいのですが、決して重たくはなく
さっくりと食べられました。
一口にブリックと言っても、色々あると思うので、全てがこれでは
無いと思いますが、このブリックは中に玉子とツナが入ったもの。
「ツナ入りポーチドエッグの薄皮包み揚げ」ってなところでしょうか。
仲間が、作るのはとても簡単だよ・・と言っていました。
「春巻きの皮状のものを広げて、玉子を真ん中にポトンと落として、
ツナ等の具を入れて両端をつまむように持ち上げて油に落とすだけ」
なのだそうです。
機会があったら、作ってみたいと思います。

会社の仲間は、イカやエビのフライの盛り合わせを注文したのですが
何故か、魚介の煮込みが出てきました。
スープに魚介の旨みが溶け出して、まるでブイヤベース。
ちぎったタブーナを、浸して食べると手が止まらなくなってしまう程。

最後に飲んだミントティー。
チュニジアにもミントティーはあり、こちらでも砂糖たっぷりの甘さ
はモロッコと変わらないようです。
が、チュニジアスタイルの特徴的なのは、ナッツをティーの中に
沢山入れて、ティーを飲むときに口の中に入ってくるナッツを食べ
ながら、ティーを飲むのです。
最初、会社でティーを出されたときは「カシューナッツ」も一緒に
出てきて、驚いたのですが・・・このレストランではヘーゼルナッツ
でした。

食事の後は、体を動かさないとね。
私が寝泊まりした会社の敷地内の宿泊用アパートの一室には、ご覧の
ような、フィットネス設備が備えられていて、自由に外出が出来ない
ストレスを発散出来るようになっています・・・・でも、私と仲間は
アパートに帰ってきてから、この日も飲み会に・・・

冒頭に「ロイヤルエアモロッコにしたのですが、機内サービスは
良いほうだ」と書きましたが、帰りの機内食サービスはラザニアの
ような食事でした。
と、言ってもスパイスの効いたソースで煮込んだ牛肉にたっぷりの
チーズを上に載せて、オーブンで焼いた物。
ラザニアとは、ちょっと違います・・・これも、チュニジアン料理
の機内食バージョンなのでしょうか?
帰りの機内食も、朝からなにも食べていなかったのであっという間に
平らげてしまいました。
モロッコとチュニジア・・・どちらにも似たような料理はあるのですが
チュニジアは、よりスパイシーな食べ物が多いようです。
モロッコ料理も好きですが、チュニジア料理も大ファンになってしまった
様です・・・
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