ラマダンが始まってから、一週間が過ぎました。
ところで、この時期にモロッコを旅行しても日中はどこも閑散として
いるために、モロッコへの旅行はラマダンが明けた後を勧める旅行
会社は多いと思います。
(中には、ラマダン体験旅行の企画を実施している旅行プランもあり
ますが・・・)
それもその通りなのですが、出張などでどうしても行かなければならない
用事があった時、食事のできるレストランがなかったりすると、大変です
よね。
大きなホテルでなら朝食やランチを食べる事が出来ますし夜になれば、
お酒を飲むことだって可能です。
でも、ホテルの外で美味しい食事が出来てアルコールも飲めるという
レストランがあれば、嬉しいもの。

そこで今回は、ラマダンが始まる前日に行ったスパニッシュ
レストラン「El Tangerino」を紹介しましょう。
このレストランは2012年の秋から営業していて、その頃は
「アルコール許可申請中」という事で、お酒を飲むことが出来ません
でした。
でも、開店当初より料理のボリュームや美味しさには定評があり
お気に入りのレストランの一つです。
その頃のレストラン紹介記事を載せてありますので、興味のある
方は、以下よりご覧下さい。
2012年の記事は
ここをクリック
このレストランでは、ラマダン中でも昼営業していますし、夕方は
午後7時より営業しているとの事で、もちろんお酒もご自由に飲める
という事でしたので、この時期にTangerを訪問する外国人には
とても有難いレストランですね。

当時の看板は、赤茶色を基調とした看板でしたが、現在は青を基調と
したイメージに変わっています。
このレストランには2つの入り口があって、入口と入口の間には
上階のアパートへとつながるエレベーターがあります。
一見、別のレストランのようにも見えますが、中で繋がっているの
です。

ただ、色々と改装を重ねたらしく、向かって右側の方から入ると
BARになっていて、ライトの照明が若干暗くなっています。
比較的、落ち着きながらお酒を飲むにはとても良い雰囲気で長い時間
お酒を飲みながらくつろげると言った雰囲気です。
もちろん、こちら側で食事をすることも可能です。
スパニッシュレストランという事で、BAR側でお酒を飲む時には
通常、メニューの1/2サイズ、1/4サイズと言った、おつまみ
サイズを置いてあるのが普通ですが、残念ながらこのレストラン
では、そのようなオーダーの受付を行っていないようです。

正面から向かって左側の入り口から入店すると、レストランになって
います。
こちらは、ライトが明るいので料理を目で楽しみながら落ち着いた
雰囲気での食事が可能です。

レストラン側の入り口から入店すると、すぐに目につくのは、船の
モニュメント。
このモニュメントは船の真ん中が大きな冷蔵ショーウィンドウ
になっていて、フレッシュな魚たちが並んでいます。
ここで、魚を選んで料理をお願いする事も出来ます。

今回は、私たちはBAR側のテーブルに陣取って食事開始。
BAR側は、暗いのでカメラで写真を撮ろうとするとフォーカス
が合わずにカメラが迷ってしまう程。
そこで、持参したペンライトで、照らしながらの撮影です。
最初に喉を潤すのは、モロッコの代表的なビール「カサブランカ」です。

オリーブの漬物はお通しとして出てきます。

前菜としてオーダーしたのは、シーフードコロッケ。
スペイン料理では、コロッケはとても一般的です。日本のホクホク
ジャガイモコロッケではなく、どちらかと言うとクリームコロッケ
のようなものが一般的です。
コロッケの下に敷いてあるのは、なんと・・・天ぷら!

もう一品の前菜は、カマンベールチーズの唐揚げ。
衣を付けて表面だけをカリッと揚げてあります。
こういった食べ方も、こちらでは結構当たり前に行われていて、
カマンベールチーズだけでなく、色々なチーズを揚げたり焼いたり
して、食べています。

そして、ワインはTerre Blanches(テレ・ブロン)と
いうこれもモロッコ産のワイン。
モロッコ産のワインは、どのメーカーのワインも美味しいのですが、
特に、このメーカーのワインは赤も白も高品質のワインを提供して
います。

メインは、この店オリジナルのパエリア。
通常、パエリアというとサフランライスの上に具が乗ったものを
イメージしますが、ここではたっぷりのトマトソースで炊き込んで
あります。
米の炊け具合が、芯を残さずに丁度いい具合でトマトソースが絡み
新しい食感です。特に日本人受けする味なのが、とても嬉しい。
本当は、魚のフライ盛り合わせとパエリアを食べたかったのですが
どちらも、2人前からという事であり、ハーフオーダーもやって
いないとの事だった為、フライは、又今度に。

最後には、いつも一旦は必ず聞いてみる「ヌガー・グラッセ」
「ある!」と言われると、必ず頼んでしまいます。
サクサクとした食感と、口に入れたときの口どけ感が、癖になる
んです。

料金もリーズナブルな、スパニッシュレストランEl Tangerino
は、ビーチ前のMohamedY通り沿いにあります。
近くには、ホテルが沢山立ち並んでおり、夕方になると出張者や
観光で訪れた人たちで、賑わいます。
ラマダン中でも、気軽にお酒の飲めるレストランとして紹介させて
頂きました。
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