出張等、航空便の都合でパリで1泊なんて事もあります。
そんな時、パリ市街へ出て1泊するのと、空港近くのホテルに
泊まるのでは、どんな違いがあるのでしょう。
先週、仕事の関係でポーランドへ出張して来ましたが、その際
パリでの1泊が必要だったので、シャルル・ド・ゴール空港近くの
ホテルに宿泊してみました。
その結果・・・空港近くのホテルは意外に高く、更に周りには何も
無く、泊まるだけという事が判明しました。
時間や宿泊のスタイルで、どういうトランジットがいいのか選択
出来るように、今回は記事に残しておきたいと思います。

まずは、いつも利用するエールフランス便で、ラバトからパリの
シャルル・ド・ゴール空港へ向かいます。
午後便なので若干ガスっぽくなって見通しは悪くなっていましたが
モロッコは良く晴れていて、北アフリカを抜けるときにはタンジェの
港が良く見えました。
今頃妻は、プーを連れて浜辺かどこかをウロウロしているんだ
ろうなぁ・・・

シャルル・ド・ゴール空港に到着。
空港での写真を撮り忘れたので、空港のウェブから、写真を失敬。
今回は、空港の近くのホテルを予約しました。
本来なら、1泊という時間があると公共交通手段を利用して、パリ
まで出かけて、グルメを堪能して、翌日再び空港へ・・という方が
多いでしょう。
でも、業務で移動する場合、少しでもゆっくりできて空港までの
アクセス時間の短さを考えると、空港近くのホテルも悪くありません。
日本なら、さしずめ成田空港近くのホテルのようなものです。
空港からは、フリーのシャトルバスを準備しているホテルがほとんど
ですが、予約の際にはシャトルバスの有無はしっかり確認しておいた
ほうがいいでしょう。
シャトルバスの乗り場は、全て同じ場所にあります。
空港に着いたら、ターミナル2E,Fとターミナル2C,Dの間に
ある、列車駅”Gare SNCF”を目指します。

列車駅は地下に降りていくのに対し、シャトルバス乗り場は最上階
にあります。
列車駅近くまで来ると「Navettes Hotels」という
表示が見えてきますので、その表示を追いかけていくと・・・

何と!!階段!!
この階段を上ったところがシャトルバス乗り場です。
重い荷物を持ってこの階段を上るのは・・・・
と、階段の回りをうろうろ探してみるとエレベータがありました。
かなり遅いエレベーターですが、荷物を持っている場合には階段を
上るよりは、マシです。

最上階に上ると、行先のホテル別に乗り場が分かれていて、ホテルの
名前と矢印が書かれていました。
その矢印の方向へ向かっていくと・・・

自分の向かうホテルの名前がかかれたバス停がありました。
そこで待っていると、15分〜30分置きに、シャトルバス
(と言っても私の宿泊したホテルの車は、9人乗りのワゴン車でし
たが・・)がやってきます。
ドアには、ホテルの名前が書かれていますので間違って別のバスに
乗ってしまうという事は、無さそうです。

私が予約したホテルは「Radisson Hotel」という
シャルル・ド・ゴール空港から、4〜5km離れたホテル。
空港敷地内にも幾つかホテルはありますが、予約が一杯だったのと
空いていても、値段が異常に高かったりで、ビジネスで一泊する
には、向いていません。
値段と施設で探し、このホテルに決定しましたがそれでもかなり
値段は高めで、もしかしたらこれなら公共機関を使ってでもパリ市街
へ移動して宿泊した方が安いのでは(?)と思ってしまいます。
ちなみに、このホテルで260ユーロ(約3万円/泊)でした。
パリ市街だと、その半額以下で泊まれるホテルも沢山ありますよね。

部屋は比較的広めなので、ゆったりとできます。

ベッドもこの広さ・・・って、今回はビジネス一人旅なので十分に
広いですが、夫婦で宿泊するには特別広いベッドでもないか・・。

ひと段落したところで、ホテルの外へと出てみました。
日本の成田空港周辺のホテルだと、数件のコンビニが至近にあり、
歩いて買い物に行くことが可能ですから、コンビニ飯で食費を抑える
事も出来ますが、このホテルの回りには何もありません。
彼方に、広大な畑が広がっているだけでした。
頭上は、飛行機が空港目指してひっきりなしにアプローチしていま
した。

ホテル内の飲食施設としては、写真のようなバーが一軒と・・

レストランのみでした。
何処にも食べに出ていけるような場所が無いので、この日はこの
レストランで食事することに・・・。
メニューを見ると、どの料理も強気の価格設定。
日本の成田空港周辺のホテル内レストランと同じですね。

前菜には、エビのカクテルサラダ。
トマトをシロップで軽く煮込んだベースにエビが乗って、オレンジ
ソースをトッピングした、酸味と甘味のある前菜。
トマトをシロップでサッと煮込む事で、日本の糖度の高いトマトの
様な美味しさになっていました。
煮込み過ぎるとベタベタした感じになって、逆に美味しくなくなって
しまいそうですが・・・これは絶品でした。

メインはラスカス(スコーピオンフィッシュ)のグリル&タプナード
オイル、エンダイブの炭火焼き添え。
ラスカスとは、カサゴの事で、タプナードオイルはケーパ・黒オリーブ
とアンチョビをペーストにしてオリーブオイルを混ぜたもの。
塩味と魚の旨みが出ていて、とても美味しくいただきました。
最初は黒い魚卵かと思いましたが・・・何故かプチプチ感が無かった
ので、後で辞書で調べたら、魚の旨みはアンチョビと言う事が判明。
美味しい食べ物と、空港への到着時間を気にしなくても良いホテル。
トランジットには、最高ですが周りには何もない寂しさ。
そして、値段の高さ・・・パリまで出たほうが良いのか、空港の近くで
滞在した方がいいのか・・・
観光なら絶対にパリ迄出たいところですが、ビジネスなら無理にパリ
まで出なくても・・・と思ってしまいます。
もっと格安で、近くに「Mono’p」等のコンビニでもあったら
最高なんだけれどなぁ・・・。
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