会議の為に出張した場所は、西ポーランドのポズナンという街。
ここに、ドイツ本社を始め、ウクライナ、ポーランド、
スロバキア、ロシアやブルガリアといった関係工場のメンバーが
一同に介して会議が行われました。
ポーランドの大きな都市というと、東側ワルシャワが有名な都市で
主要な国際空港がありますが、西側ではポズナンが主要な空港を
構えており、西ポーランドの中ではかなり大きな都市です。
そのポズナンのホテルで缶詰になって、熱い会議が繰り広げられた
後は、懇親をかねての夕食。
夕食はホテル内ではなく、バスに揺られてポズナンの渋滞の中30分
程走ったところにある、レストラン「SPOT」という場所。

この日のポズナンは比較的暖かくて気温は、およそ10℃。
最近モロッコに体が慣れてしまったせいか「比較的暖かくて・・」
とは言えない寒さです。
それでも、ロシア、ポーランドやドイツの人たちから見れば
暖かいのだそうです・・・ブルブル。
レストランの中に入ると、ホワン・・と暖かくて気持ちいい。
皆がテーブルに着き、ウェルカムのシャンパンに口をつけ始めた
ところ・・・・着座するや否や皆、再び立たされて奥の方へ行け
との事。
何の事か分からないまま、奥へと進んでいくと・・・・

なんと!! そこは、キッチンでした。
ボー然と立ち尽くす我々をよそに、店の人が手際よく幾つかのグループに
分けたと思いきや・・・
「ハーイ、これから皆さんには自分達で食べるものは、自分達で調理
してもらいま〜す! こちらのグループは、これっ!・・こちらは、
これっ!」
と言いながら、何やらレシピのコピーが渡されます。
その後、何か説明があったのですが、丁度取引先の会社から電話があって
そちらに応対している間に、調理は始まっていました。
レシピを見ながら、正しい器具と調理法で作れば正しいポーランドの
料理が出来る・・・という事のようですが・・・
と、その前に・・・みんな、手洗ったんかい!!

時は遅く、電話を切ったときにはすでに粉をこねるもの、野菜を
カットするもの・・・それぞれが、作業に入っていました。
一応、インストラクターが付いていて間違って180°違う料理に
ならないように指導してくれてはいるようで、それなりに作業は
進んでいました。
が、中には包丁に触るとワイン・・鍋に具材を入れるとワイン・・
火をつけるとワイン・・ってな人もいましたが・・。
私達のグループは、スープを担当。
私は、一生懸命セロリアックを切る係に・・・。
作業していると、代わる代わるワインを注いで回る人がやってきて
作業どころではありません。

それでも、インストラクターの指導もあって私たちのグループは
うまくいっているようです。
グループメンバーの一人がブレンダーで野菜をスープにして作業は
終了。

どうです!! 私たちの作品・・・名前は覚えていませんがポーランド
の「何とか!」というスープです。
一応、作ってみたいという方のためにレシピを載せておきますね。
1.玉ねぎ、ジャガイモ、セロリアックを火が通りやすい様に
小さく刻む。
2.別鍋にブイヨンを沸かしておく。(今回は、事前にインストラクター
の方が作っていてくれたのですが、固形スープで代用できそう)
3.玉ねぎ、ジャガイモ、セロリアックをたっぷり目のオリーブオイル
で、15分程中火で炒める。
4.炒めた野菜を大なべに入れ、ブイヨンをひたひたになる程度まで
加え、更に煮込んでセロリアックがシャモジで簡単に潰れるように
なったら、ブレンダーで野菜の筋が残らなくなるまでかき混ぜる。
5.途中で、生クリームを分量の1/4程度加えて更にブレンダーを
回し続ける。
6.塩、胡椒で味を整える。
7.一方で、長さ3cm大に豚粗挽き肉のソーセージをフライパンで
焼く。(これが、ポーランドのソーセージという事です。見たことの
無いソーセージで、焼き過ぎると皮が縮みひき肉になってしまうので、
焼き加減がとっても難しいソーセージでした。普通の粗挽きフランク
フルトソーセージで、代用可能だと思います。)
8.焼いた一口大のソーセージを1カップに1つずつ入れる。
9.上から出来上がったスープを注ぐ。
10.豆苗(?)で飾り付けて、完成!!
と、割と簡単なスープです。
でも、ソーセージがアクセントになってすごく美味しかったぁ。
他のメンバーからも、絶賛でした。
勇気のある方は、ぜひ試してみてくださいね。

ちなみに、こちらは他のチームの作品。
ビーツとチコリのサラダです。
バッサバッサと切って混ぜただけに見えますが、きちんと指導されて
作られたサラダ・・・の筈。
味は美味しいに決まっている・・・・と、山盛りにとって一口食べた
その瞬間、あ・・味が、ビーツの甘い味とチコリの苦味だけ?
ドレッシングの味は、全くありませんでした。

そして、向こうに見えるお皿の上に乗っているのは、豚足。
コラーゲンたっぷりの豚足を、クリームペッパーソースでいただき
ます。
他には、チーズのラビオリもあったのですが、写真を撮るのを
すっかり忘れてしまいました。

最後のデザートはチョコレートケーキ。
食べてみると、見かけは悪いですが意外にしっとりして美味しいので
すが、一つ一つが、大きすぎて・・・ワインを飲みながら食べる雰囲気
ではありませんでした・・が、作ったグループに敬意を表して、完食。
普段、料理をする事の無い人たちがほとんどなのでしょうが、インスト
ラクターの指導の下、サラダ以外はそれなりに美味しく食べる
事ができました。
クッキング開始から、ワインをしこたま飲まされていたので料理を
完食したあたりからは、記憶が曖昧ではありますが・・・!?
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