
家の近所には、一杯酒屋的な酒場「Bar(バル)」があります。
その名も、「ラ・グランポスト」大きな郵便という意味です。
このお店の向かいが、モロッコ郵便局のタンジェ中央局なので、そういう
名前にしたのでしょう。
このお店は、いつか訪れてみようと思っていたのですが、週末はお酒
の飲めるレストランへ行くか、お家ごはん+晩酌となってしまうため
なかなか行くチャンスがありませんでした。
週末の金曜日。イタリアンレストラン「Roma」でお酒が飲めなかったという
不発弾を抱えたままお店を後にした私達は、「今日こそチャンス!」と訪れて
みました。

カウンター席に座って、「ビール」を注文。
周りを見渡すと皆、スペインの「Bar(バル)」よろしく、小さな皿に
盛られた料理をつついています。
スペインの「Bar(バル)」については、2009年12月3日の記事で紹介
しています。
気になる方は、
ここをクリックするとリンクしますので、見てね。
私達も、こんなに少量づつ出てくるのなら、何品か頼もうとメニューをもらって
眺めていると、注文もしないのに、料理が3品出てきました。
お皿は、ほんとうに小さいんですよ。
ここに写っているフォークは、かなり小さいのです。それで相対的に大きく見え
ますが・・・・・。

店内は、小さなテーブルが4つ程と、カウンター。
まるで、雰囲気的に日本の一杯酒屋みたいな感じです。
ちょっと立ち寄って、小皿の料理をつまみながらクイッと一杯引っ掛けて帰る。
そんなスタイルがよく似合う感じなのです。

さて、私達はせっかくメニューをもらったので、ワインと「エビのピルピル」
というエビをオリーブオイルとニンニクで炒めた料理を注文。
しかし、出てきたのは魚をオリーブオイルで煮込んだものでした。
ん?エビじゃないの?と思いましたが、私の注文の仕方が悪かったのかな?
そろそろビールとワインが効いてきたのか、突然、妻がトイレを探し始めました。
でも混雑の様子なので、家に帰ると言い出しました。
緊急につき、残ったワインをさっさと飲み、お勘定をして家に帰ろうと思った
のですが、「お勘定っ」と言ったら、マスターが「まだ、エビのピルピルを
出していないよ」と言ってきました。
やはり「エビのピルピル」は注文していたようです。
あれ?ではさっき出てきた魚のオリーブオイル煮はなんだったの?

しかし、そんな疑問も緊急事態の妻の頭には無く「すぐに戻ってくるから
待ってて!」と言い残し、家のトイレへと走っていきました。
一人取り残された私は仕方なく「エビのピルピル」を待ちます。

しばらくすると「エビのピルピル」が出てきました。
先ほど、「お勘定」をする為にワイン(ハーフボトルですが)を一気飲みして
しまったので、もう一本ハーフボトルを注文。
一人でチビチビ飲んでいると、隣の席に座っていたおじさんと店員さんが
なにか話し込んでいます。
ボケーっと、見ていたら、おじさんが食べているものが「鳥の唐揚げ」にそっくり
だったので、念のため「それ何ですか?」と聞いたら、「ポゥレポゥレ」と手を
バタバタさせながら「チキン」である事を教えてくれました。
やっぱり鳥の唐揚なんだと思い、「同じものをください」と注文・・・。

しかし、なんと出てきたのは、ソーセージでした。
あとで「鶏肉が無くなっちゃったので、これをサービスするよ」と店員さんが
言ってくれました。ん〜、鶏肉が無くてラッキー!
一品一品が少ない為か、これだけ飲んで食べても200ディルハム
(約2400円)でした。
家からは近いし、お酒は飲めるし、値段は安いし・・・と三拍子揃ったこのお店は
「タンジェでお酒が飲めるお気に入りのお店リスト」に追加となりました。
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