明日から夏休みです。
とりあえずギターとか練習すればいいんじゃない?
とりあえず合宿への思いを綴っておけばいいんじゃない?
小説:合宿の朝
太郎は早起きが苦手なタイプだ。しかし、この日だけはなぜか早く目が覚めてしまう。
そんな不思議な能力を合宿という響きは持っている。
「朝ごはんができたよ!」
母親が呼んでいる。しょうがない。いってやるか。
階段を重たい足取りで降りると、食卓にはスパゲティともずくが乗っていた。
何考えてるんだ? 和洋折衷ってか。なめんな。
「いただきます。」
「お母さんの自信作だからね。ちゃんと食べなさい。」
「なるほどね…」
しばらく無口で食べていたが流石に今回は我慢できない。
「母さん。なんでスパゲティにもずくなんだよ。しかもぬるいよこのもずく。そして冷たいよこのスパゲティ。」
「名づけて【温もずくと冷スパゲティの合わせ置き】よ。」
どうしようもない。とりあえず無視して食べる。なんだ「合わせ置き」って。ただ並べて置いてあるだけじゃん。
まあいいや。
長すぎる気がするからそろそろ終わろう。
それでは。

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