あ、今日テストだ……終わった…って言う科目が全部来週テストで救われています。漣です。
明日から勉強しよう。
今回は、俺ですら読んでいる超定番の小説を紹介しましょう。
俺は全然読まない方だと思いますが、どうも小説に手すら付けた事が無い大学生ってのも結構いると聞いたので、独断と偏見によって、適当に4つくらい紹介します。
あ、海外の作家にしますね。
まずは、ヘッセの「車輪の下」
中学の教科書に、蛾の収集を握りつぶす小説が載っていた人は、その作者がヘッセです。
ある少年の人生を綴った物語。海外の人がさっぱりわからんという人は、入門編になるかもしれません。何故って、出来事の描写が多く、心情も理解しやすい、つまり読みやすいからです。
主人公は秀才の男の子。勉強して、父親にとっても自慢の息子であり、最上位で受験に合格。前途洋々な学生生活が始まる、とここまではよし。
しかし、人間は出会いやきっかけによって、その考えを大きく変えられる生き物……
情景の浮かぶ、面白い話ですよ。
続いて、スタンダール「赤と黒」
こちらは、宗教色の強い作品です。主人公ジュリアンは良いところの出身では無いものの、すっげぇ記憶力が良く、それを買われて町長の家の家庭教師になります。
そこで、町長夫人との関係が次第によくないものになっていってしまい、町長自身もそれに気付き始めます。夫人によって神学校に逃がされたジュリアンは神父によって、貴族の秘書を斡旋されます。ここで、侯爵令嬢に見下されたジュリアンは「こいつを俺に夢中にさせてやる…」と思うわけですが……
コイツはドロドロしていやがる!!(謎
とりあえず、俺は読んでいてスクールデイズを思い出しました。最後の盛り上がりは異常。
続いて、トルストイ「戦争と平和」
新潮文庫では4冊にもなる大作です。個人的にロシアの作家は好きです。
戦争と平和の面白いところは、長編だからこその登場人物の多彩さ、視点の多さです。沢山の場所や事件が描かれる中、全体が関わりを持ったひとつの世界。アウステルリッツでフランス軍にやられるところから、ワーテルローでナポレオンを敗走させるまでの現実の世界を舞台にしているだけに、リアルです。
あと、ドストエフスキーの小説ほどキャラクターの名前が覚えにくくないのも良いですね。
最後はトルストイ自身の思想を述べて終わっています。これもまた、なるほどと思わされるような内容です。
個人的にアンドレイが好きです。
最後に紹介するのは、カフカ「変身」
コイツは非常に癖の強い小説です。凄い短い上に、強烈なのでガンガン読めます。
朝起きたら、虫になっていた。簡単に言えば、そういう話です。
なんか普通に紹介したらネタバレしそうなので今回はあまり紹介しませんが、主人公ザムザにも、家族がいます。その絡みが話の中心になります。
設定だけだったらラノべでもいけそうな感じですが、読み終わった後に何かずっしりとしたものが残ります。
読めばわかるさ!
……というわけで、また機会があれば紹介します。
小説の面白いところは、いろんな人生を覗き見、追体験する事が出来る事です。
友達の人生だけだって、丁寧に全部聞けば自分が経験した事のない記憶の連続です。小説は、色々な人の色々な世界を創り出し、見せてくれるのが魅力です。
映画とかアニメとかにもそういう感動はありますが、小説では「泣ける」「ワクワクする」というストーリーの構成とか狙ったクライマックスが演出してくれる感動よりも、心の中でイメージする必要性が強い分、どちらかというと主人公の気持ちをそのまま感じる事ができたりします。アニメと違って映像を動かしているのは心の中ですからね。
そんなわけで、読み終わった時、ひとつひとつの物語に全て異なる気持ちが残るんですよね。これが俺が感じる魅力でしょうか。
また、機会があったら紹介しますね。読んだことのないものがあれば、是非!
では。

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