エドジャートン研究室では、なにか機会があると、簡単なパーティーがあっていました。
例えば、誰かが研究費を獲得できたとか、お誕生日。
大抵、ワインで乾杯とか、アイスクリーム(研究用の零下20度の冷凍庫でかちんかちんになった)とか、ピザとか、料理の得意なマリアンの手作りケーキのように、簡単なものでした。
研究室で一番盛大だったのは、クリスマスパーティーです。
考えたら、水族館の裏には、あまりパーティーをする空きスペースはありません。
展示の裏の、いわゆる”バックステージ”は、床が濡れてもいいように当然コンクリート造り、壁際にはぎっしり予備の水槽が並んでいます。
あとは、事務関係ですが、そこも、個室ばかりで、広い場所は会議室くらいしかありません。
だからでしょうか、研究室のみんなで、お酒(エッグノックというあちら風卵酒みたいなもの)やサラダ、お菓子、スナック、料理、飲み物、各人が、できそうなものをあらかじめ担当して持ち込み、他の部の人たちも呼んで、わいわいやっていました。
オーディトリアム(映画や講演会ができる会場)では、全職員とボランティアは、たしか半年に一度くらいの割合で、早朝のミーティングがありました。
水族館が始まる前、たしか(←こればかりですみません!)8時過ぎくらいだったと思いますが、眠い目をこすりながら会議にやってくるご褒美(?)として、朝食がでます。
机の上に沢山並べられた、ドーナツやパン、コーヒー、ジュース、別に目新しいものがあるわけではないんですけど、その豊富な量とバラエティが嬉しくて、(たとえ、ボラの開始がその日は午後であっても!)楽しみにやってきたものです。
それとは反対に、水族館が終わったあとに館全体でやるのが、年に一度、ボランティア総会でした。
これは、慰労会もかねたもので、館長のお話や、ボランティア年間賞の授賞式、おもしろ賞(ボランティアですから、ただ一生懸命働くだけが能じゃありません!)の受賞なんかもあります。
その後は、水族館内で、料理や飲み物を手に自由に行き来しながら、いろんな人とおしゃべりしたり、魚を見たりのパーティーでした。
いまでは日本の水族館でもよく見られますが、当時、NE水族館でも、結婚式やその他のパーティーのために館を貸してケータリングをするということも始めていました。
水槽を覗きながらのパーティーって、あんまり親しくない人とか、話の弾まない人とも、同じものを眺めることでなんか話題ができて、いいんですよね。