ラボを過ぎると、すぐに2階へ上がるスロープになります。
スロープの横には、波をイメージした青いイルミネーション。
もともと、ニューイングランド水族館は、建設された’69年頃の流行の先端(?)をいく、深海をイメージした水族館でした。
だから、館内は、今時の水族館と違って、全体が薄暗い。
そんな中で、このイルミネーションや、照明のあたったフィギュアやクジラの骨格が、所々でぼわっと浮かび出るのが、私は好きです。
2階へ上がったところは、シンキングギャラリー。
海やそこに住む動物について考えようという、という展示です。
最初の水槽は、ブルーホール(海中の鍾乳洞)の再現で、ちょと見たところ、大きなクエが窮屈そう。
でも、これがクエの生息環境で、実際には狭くはありません。
水槽の中をよくよく見ると、ネオンゴービーという小指くらいの魚が見つかります。
ちょっとわかりにくいが、クエの背中〜写真の真ん中あたり〜にネオンゴービーがいる。
クエがそばで大きな口を開けると、間違えて飲み込んでしまいそうな大きさですが、クエは、このゴービーのいる場所に行って、体を掃除してもらう、ゴービーはそうやってエサのおこぼれをもらうという、持ちつ持たれつの関係です。
左に進むと両生類、右に進むと現代魚
次は、古代魚と現代魚、両生類が並んだ展示で、これは、
以前にも書いたんですが、似た環境にいると違う種類なのに似た進化をするという、収斂的進化というやつを説明しています。
ウィーディーシードラゴン。カモフラージュしてるだけあって写真写りがいまいち・・・
その次に、様々な形の魚が展示された水槽があったのですが、今は、ウィーディーシードラゴンと、リーフィーシードラゴン(いずれもタツノオトシゴの仲間)が展示されていました。
どちらも、海草と見間違うような姿形で、優雅に漂っていて、人気者でした。
イワシの群れ
さらに、潮間帯の魚たち、群れの役割り(エサや交尾相手を見つけやすい、敵に大きくみせるなど)について考える水槽と続き、この階最後の、深海と砂漠の展示(これも収斂的進化)があったところにはクラゲの展示になっていました。
ジャパニーズシーネトル