2008/5/27

鹿児島市喜入のヒトエグサ養殖取材  調査
鹿児島市南部の喜入町でヒトエグサ養殖に関する取材をおこないました。

生産者の中で指導的な立場にある方からお話をお伺いしましたが、養殖が始まる頃のご苦労談や現在の課題等、大変勉強になりました。
調整、同行いただきました地方振興局の皆様に感謝申し上げます。

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喜入町某所にて。ヒトエグサ養殖は冬季におこなうため、夏のビーチに養殖の面影はありません。養殖の様子については2月の記事をご覧下さい。
http://diary.jp.aol.com/applet/seaweedresearch/200802/archive
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2008/5/26

大学院推薦入試  教育
鹿児島大学大学院水産学研究科修士課程では,多様なニーズに対応して複数の入試が組まれています。一般入試(8月と1月),社会人特別枠,再チャレンジ枠等様々ですが,シーズン最初の入試として推薦入試が6月にあります。

亜熱帯地方の海藻類に関心のある4年生の皆さん,是非鹿大海藻研で学びませんか?他大学の学生や社会人の方でも結構です。特に,SCUBAで藻場の生態を研究してみたい学生には,潜水技術や藻場調査のスキルを身につけて社会に出て行くことができます。

近年,大学では(安全性の面から)潜水調査をする研究室が減少傾向にあり,「藻場・ベントスの潜水調査技術を持つ新卒院生が少なくなった」との声を聞きます。海藻研では,(原則として)寺田が全ての潜水調査で潜っていますので,手取り足取り教えます。水産試験場やアセス会社との共同調査もあり,よい経験になるでしょう。

もちろん,SCUBAに興味がなくてもok。海藻や海草,沿岸域の藻場生態系に関心のある学生は大歓迎です。また,鹿大ITPプログラムに参加していますので,マレーシアに単身2ヶ月間滞在しながら研究することもできます。

推薦入試は3年生までの成績と面接で合否が決まります。関心のある方は寺田までお問い合わせ下さい。
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2008/5/26

ヒジキの乾燥  調査
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週末から関西方面に来ています。淡路島某所では、地元の方がヒジキを干していました。

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多少短めですね。特に茹でたり蒸したりせずに、そのまま干しているそうです。
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2008/5/23

コアマモ、トサカノリ、アントクメ、他  調査
鹿児島の藻場や海藻採取漁業も最盛期です。今週も多方面で調査を展開しています。

コアマモ調査
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鹿児島市南部のコアマモ群落。とてもよい天気でした。

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M1のN島君が生育状況を調査しています。浮遊しているアオサの堆積がコアマモ群落にどうのように影響するか気になります。

トサカノリ漁業取材
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佐多岬に近い大泊地区ではトサカノリ漁業を取材しました。Y富君が漁業者の方や県の方に今年の状況について質問しています。この後、一部ですが水揚げも手伝いました。トサカノリの等級など、貴重なお話しをお伺いすることができました。

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婦人部の方々が塩蔵作業されています。当日中に塩蔵されます。

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漁協での取材後、シュノーケリングで生育状況を調査しました。トサカノリ、カサナリトサカが多く見られました。写真はカラゴロモです。

長島町アントクメ調査
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鹿児島県北部の長島町にある鹿児島大学水産学部東町ステーションでアントクメの調査をおこないました。ステーションの調査船「あづま」で出発です。

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海底を覆いつくすアントクメ。一ヶ月で海底の景観は様変わりでした。

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M1のS野さん、4年のT屋君、Iズミ君が成長試験個体の計測をおこなっています。著しい成長でしたが、脱落も多いのが課題ですね(撮影S野)。

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計測は、垂下している養殖筏の上でおこないます。

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とても暑い日で、計測終了とともに飛び込む(?)T屋君(撮影S野)。

連日の調査で体力的に厳しい部分もありますが、予定通り調査を終了することが出来ました。関係者の皆様、どうもありがとうございました。
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2008/5/18

アツカワハナノエダ  調査
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今回のドレッジ調査でアツカワハナノエダが採集されました。浅所にも生えている海藻ですが、水深35mにも生えているのですね。Yamada & Tanaka (1938)の図版どおりの形です。高さ1cmほどの小さな海藻なので、よほど注意深く見ないと見落としてしまいます。

ドレッジ調査では、「本当にそこに生えていたのか」とよく聞かれます。これは「寄り藻が深い場所に落ちていき、引っかかったのでは」という意味ですが、ドレッジでは底質(極端に言うと岩ごと)ごと採取されるので、そこに生えていたことはまず間違いありません。アツカワハナノエダも岩の上に生育していました。

次回は、ROVを投入してビデオ撮影してみようと思います。
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2008/5/17

光合成の実験  研究室
海藻の試料に光を照射し、光合成によって変化する溶存酸素濃度を測定する実験装置です。任意の光量、水温条件で実験ができます。M2のリデマンさんが実験中。

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光源や電極、試料を入れるフラスコやウオーターバスは黒いシートで覆った暗所ボックス(通称引きこもり部屋)の中にあります。写真で見える機器は、右手にある恒温装置とYSIのDOメーターが二台のみです。
このYSIは古い機種ですが、ものすごく堅牢なつくりですね。電極はスターラー付きの新しいものに交換しています。以前はプロダクトメーターを使っていましたが、数年前からDOメーターのみにしています。

光源はメタルハライドランプとLED(シーシーエス製)を使っています。具レッグ博士(現:N崎大学助教)がいた頃は、彼が自作したLEDの光源を使用していました(こちらもまだ可動します)。
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2008/5/17

サンプルのソーティング作業  研究室
土曜日ですが、休日返上で馬毛島沖のサンプルのソーティングをおこなっています。どの分野の調査も同じですが、生物試料の採集は、採集後の後処理が一番大変(かつデリケート)です。迅速に作業をしなければ苦労して採取した試料が痛んでしまいます。

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大量の“生”サンプルを抱え込んでしまったA野君。ソーティングして、優占種の個体数と湿重量を計測して・・・・今こそ根性の見せどころですね。
水深35mに生育する深所性の海藻は、通常の調査では出現しないような種類ばかりです。講義や学生実験で扱わない種類ばかりで面食らっているかもしれませんが、あとから考えるととてもよい経験に違いありません。
私の方は、ソーティングしながら北大に送る培養&冷凍サンプルを選別しています。北大(とお茶大)の皆さん、週明けに届きますのでよろしくお願いします。


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2008/5/16

馬毛島沖の海藻ドレッジ調査実習  調査
学部附属練習船南星丸に乗船し、種子島西方の馬毛島沖でドレッジ調査実習をおこないました。
本来ならば鹿児島大学多島圏研究センター研究員・学生も乗船し、三島村学術調査も併せて実施する予定でしたが、台風2号の影響で航海日程を短縮しなければならなくなりました。苦渋の決断でしたが多島圏研究センター調査を中止し、14-16日の日程で馬毛島沖調査のみを実施しました。

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馬毛島沖に到着です。

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アレック電子製光量子ロガーです。これとオンセットのHOBO水温・照度ロガーをCTDに取り付けます。

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CTDの安全な場所に取り付けます。もちろんセンサーは上向きにします。

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CTDの時刻とロガーの時刻を同じにし、任意の水深で一定時間計測します。時計とCTDのモニタと見ながらの作業です。

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CTDを引き上げ、ロガーも無事回収しました。

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ドレッジの方もいつもの要領で実施します。こう見ると大きいですね。

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中村研から参加のHヤシ君。ドレッジのワイヤー長、緯度経度、方角、牽引距離をブリッジで記録、計算します。かごしま丸で2ヶ月間の遠洋航海にも参加しているので即戦力です。頑張ってくれました。

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海藻研の3人、Iズミ君、アマノッチ、T屋君、頑張ってくれました。

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「かごしま海の森」の連載では標本写真しか掲載できなかった某種。生の材料が取れました。

スジナシグサやノコギリベニハノリ、ウスバノリ等、種類は多く取れましたが、アオサ科藻類があまり取れませんでした。来月に期待しましょう。

南星丸船長以下、クルーの皆様に御礼申し上げます。
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2008/5/11

オオバロニア  その他
リニューアルしたかごしま水族館に行ってきました。
かごしま水族館では様々な海藻類を培養・展示しています。かなり前からオオバロニアを展示していますが、これは一見の価値があります。

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アマモ場を再現した水槽の底質上に転がる(?)オオバロニア

オオバロニアは、一般にサンゴ礁リーフ内外の岩陰等で見られます。アマモとオオバロニアの組み合わせはあまり結びつきませんが、担当されていたO森さんによると、鹿児島市与次郎の長水路では両種の生育が見られるそうです。水槽内の個体は大きいもので数センチにもなり、天然でもなかなか見られない大きさにまで成長しています。
水槽の環境が成長に適していると思いますが、海藻の生理生態学を専門とするO森さんならではの工夫が見えないところにあるのではと思いました。

リニューアルした方の展示室にも海藻の標本や顕微鏡が設置してあり、ミニラボのようになっています。増波装置を持った潮間帯のプールもすごいですね。こちらの方も必見です。

筆者注:オオバロニアに関してはこちらもご覧下さい。
http://diary.jp.aol.com/seaweedresearch/210.html
生態写真を掲載しておきました。
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2008/5/9

枕崎市のトサカノリ漁業  調査
海藻サラダの原料であるトサカノリは、鹿児島県を代表する有用海藻のひとつです。主産地のひとつ、枕崎市でトサカノリ漁業の調査をしました。大学院生のリデマンさんを連れて、枕崎まで一時間半の旅程です。

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船が帰ってきました。アミ袋一杯のトサカノリです。

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水揚げされたトサカノリ。これから計量されます。

漁業者によると、梅雨時期を超えると赤みの色彩が濃くなるそうです。水温と光、栄養塩濃度と光合成色素との関係を調べると面白そうですね。

関係者の皆様、どうもありがとうございました。

低気圧の停滞と台風2号の北上で、週末から海が時化模様です。南星丸の調査航海が12日から組まれていましたが、大幅な予定変更になってしまいました。
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