2008/6/28

NHKのクローズアップ現代で藻場消失の番組が放送されます  
NHKの報道番組クローズアップ現代で、「藻場消失(仮題)」と題した番組が放送されます。放送日は7月1日(火曜日)、総合テレビ午後7時30分から56分、BS2午後8時34分から9時の放送です。

http://www.nhk.or.jp/gendai/

温暖化に関連する藻場の消失等がテーマで、ゲストは東北大学大学院農学研究科の谷口和也先生です。

谷口先生は昨年秋に北海道大学大学院水産学研究院で開催された日本水産学会シンポジウムで温暖化に伴う藻場の消失を講演されています。

一方、番組製作の関係者の一人は、今年3月に鹿児島県水産技術開発センターで開催された「第5回亜熱帯性ホンダワラ属藻類の分類に関するワークショップ」にも参加され、取材しています。

番組内容は知りませんが、このような内容が軸になるのではないでしょうか。

ご関心のある方は番組をご覧下さい。
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2008/6/27

日本応用藻類学研究会春季シンポジウムとAlgal Resourcesの刊行  学会
日本応用藻類学研究会(会長:N登谷東京海洋大学教授)の春季シンポジウムが6月21日、東京海洋大学で開催されました。鹿大からはN呂先生が出席しました。私は調査と重なってしまい、残念ながら出席できませんでした。

また、同会の学術誌Algal Resourcesが6月1日に創刊されました。今後は年2回の刊行の予定です。応用藻類学分野の原著(論文)、短報、総説の他に、「調査報告」というカテゴリーがあります。これは民間や都道府県の試験研究機関のおこなう様々な「調査」を記録に残すことを意図して設定されました。ご関心ある同会会員(が含まれていればok)の方に、積極的な投稿をお勧めします。
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2008/6/26

志布志藻場調査  調査
K児島県水産技術開発センターとの共同調査を志布志でおこないました。

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夏井漁港沖でライントランセクト調査をおこなった後,志布志湾の沖合に浮かぶ某島に向かいます。ここに広大な藻場があることを漁業者から聞いていますが,これまで本格的な調査をしていませんでした。

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ウスバモク
島の北東側のみの調査でしたが,ガラモ場が見渡す限り広がっていました。特に,鹿児島であまり見ることの出来ないウスバモクが大群落を形成しています。

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ガラモ場には少なくとも5-6種のホンダワラ属藻類が生育していました。Zonationもはっきりしており,水深6m前後から10mにかけてはウスバモクが優占しています。浅いところはヨレモクモドキや亜熱帯性種が混生していました。

ここは改めて調査をする予定です。
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2008/6/23

長島アントクメ調査  調査
鹿児島は連日の雨ですが,天候が回復した月曜日にアントクメ調査をおこないました。M1のS野さん,N島君,4年生のM崎君の調査です。

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長島某所のアントクメ藻場

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生育試験の藻体を測定するN島君とM崎君。食害はどうですか?

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水深ごとの光量を測定するS野さん。梅雨時期の濁りはひどいですね。

一泊二日の内容を一日で終わらせた3人。お疲れ様でした。

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2008/6/22

徳之島調査  
引き続き,島内各地で海藻生育調査をおこないました。

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サンゴ礁リーフ外縁付近で最も見られたのはキクヒオドシでした。

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希少種もいくつか確認できました。緑藻のタンポヤリは南西諸島各地に分布しますが,あまり見かけない希少種です。写真は水深10mで撮影したので青みがかっていますが,浅場にも生育していました。

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リーフの外側は壁のように落ち込んでいる場所もあります。注意深く観察するT屋君

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水深5-10mに広がるフタエモク/トサカモクの藻場
リーフの発達していない場所では,漸深帯にガラモ場が見られました。海底はなだらかに傾斜しており,大きな藻場です。

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コナハダフデノホ
昨年6月に硫黄鳥島で見つけましたが,徳之島では比較的浅い場所で見ることができました。フデノホより一回り太いようですが,表面の構造の違いも肉眼で見えます。
硫黄鳥島のコナハダフデノホ
http://diary.jp.aol.com/applet/seaweedresearch/20070619/archive

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アマモ場と呼べるような場所は多くありませんでしたが,某トライアスロン会場の海底はアマモ場でした。大会の前々日,選手の練習をじゃましないように採集しました。

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オキナワモズク
生育時期としては末期になりますが,この場所ではオキナワモズクが大量に生育していました。「何故ここだけ?」と地元の方が言っておられましたが,アマモ場であることや,海底からの淡水の湧水等が成立要因となっているようです。

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大会よりも一足先にゴール!のT屋君
最初はぎこちなかったT屋君も,後半は見つけにくい海藻を採取するなど,頑張ってくれました。

おまけ
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好奇心旺盛なウミガメで,我々のまわりを旋回していきました。
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2008/6/18

徳之島調査  調査
鹿児島を午後6時に出港するフェリーに乗り,徳之島にやってきました。早朝に名瀬に寄港し,午前9時に到着です。私達は下船しますが,フェリーはこのまま沖永良部,与論,本部,那覇へ向かいます。

徳之島ではこれから21日まで海藻相の調査をおこないます。
故・田中剛先生(初代教授)が1966年に海中公園候補地選定のための調査をしましたが,すでに40年が過ぎました。T屋君が現在の生育状況を調査し,卒論として過去の結果と比較します。私はオゴノリ科やいくつかのグループの材料採集と,図鑑の写真撮影です。

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晴天の畦(あぜ)プリンスビーチ

これまで雨男として研究室内で言われ続けたT屋君ですが,梅雨明けした沖縄と同様に徳之島も快晴です。夏ですね。

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リーフの中。T屋君,よかったですね。

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ベニヤナギノリ

リーフ内はキツネノオが優占していましたが,リーフエッジの割れ目などではベニヤナギノリを多く見かけました。水中で白く輝く美しい海藻です。天候もしばらくよいようで,明日以降も楽しみです。

備考:調査は,鹿児島県大島支庁,徳之島漁業協同組合に連絡した上で実施しています。調査に関してご助言下さいました関係者の皆様に御礼申し上げます。
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2008/6/13

北大の院生が参加した馬毛島沖海藻ドレッジ調査  調査
北海道大学大学院理学院の系統進化学講座の院生2名が南星丸の馬毛島沖海藻ドレッジ調査航海に参加しました。昨年に引き続き2回目の乗船です。

鹿大海藻研と北大,お茶の水女子大との共同研究です。

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ドレッジ中のひととき(補助で参加してくれた漁業基礎工学のK谷君はブリッジでした)

梅雨前線が発達し,低気圧も通過する最悪のコンディションでしたが,ドレッジを4回,CTDを1回おこなうことができました。材料も採取できました。

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揺れる中でのソーティング作業

ドレッジ中は全員踏ん張りました。ギリギリまで頑張って,作業終了とともに船酔いするダウンする学生を見ると,研究者根性を感じます。私は足が悪いのでしゃがんで作業はせず,全体の指揮に徹しました(ゴメンナサイ)。
鹿児島湾まで避難する間は相当揺れました。収納している食器が落ちて割れたのは初めてです。湾内に入ってからは波も落ち着き,ソーティング作業を再開しました。終了する頃には日付が変わってました。

研究室に戻ってからも作業は続きます。

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過去の冷凍サンプルを分けている北大のY崎君,T延君

他大学から院生が来て実験する姿は,海藻研の学生にとって大いに刺激になったことでしょう。また来てください。

南星丸の船長以下,船員の皆様に御礼申し上げます。
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2008/6/12

オオバロニア  研究室
オオバロニアに関心をお持ちの方が多いようですので,私達の調査で見られた写真を2点紹介します。

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インドネシア,マナド市沖のブナケン島

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沖永良部島,和泊町

熱帯域に広く分布し,日本では主に南西諸島で見られます。サンゴ礁リーフ内外の岩の割れ目にひっそりと生育します。大型の多核単細胞藻類です。

まるで海の宝石ですね。熱帯の海には,息をのむような美しい形態の海藻が多く生育しています。マガタモ,カサノリ,ハナノエダと並び,調査で学生が見つけると必ず大騒ぎする海藻です。

かごしま水族館で見られます。
http://diary.jp.aol.com/applet/seaweedresearch/200805/archive
詳しくは5月の記事をご覧下さい。
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2008/6/10

藻類学実験開講  教育
学部3年生向けの藻類学実験が今日から開講しました。毎週様々な藻類(や海産顕花植物)を観察していきます。3年生の皆さん,どうぞよろしくお願いします。
痛み止めを飲んで,ようやく普通に歩けるまで回復しました。

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今日の材料はイシクラゲでしたが,生育していた場所の写真を掲載しておきます。写真は奄美大島の宇検村ですが,水産学部のグランドにもたくさん生育しています。探してみましょう。

昨年は,口之永良部島の小学校の校庭でも沢山見かけました。
http://diary.jp.aol.com/applet/seaweedresearch/200704/archive
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2008/6/8

南さつま市オクチモズク調査  調査
4年生のN田君が教育実習の合間の日曜日にオキチモズクの生育調査をしました。

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私の方は持病の発作が引かず,日常業務にはもう少しかかりそうです。
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