2008/7/15

日本産オゴノリ属(広義)全23種の図版  教育
日本藻類学会和文誌「藻類」の2008年第2号(7月発行)の中扉として、日本産オゴノリ科藻類23種の図版が掲載されました。寄生藻属Congracilariaのフシクレタケを除く、正式に発表されている日本産全種になります。

和文誌企画「藻類のグラフィックアート」の連載で、アマノリ属、コンブ科、石灰藻に続く回となりました。貴重な機会をいただきました編集長のK山博士に感謝する次第です。

また、本号には、3月に指宿市の鹿児島県水産技術開発センターで開催されました「亜熱帯性ホンダワラ属藻類の分類に関するワークショップ」の開催報告も掲載されました。温暖化に関連して話題の「ホンダワラ属藻類」の定義に関する記述もあります。

ご関心のある方は、「藻類」をご覧下さい。
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2008/7/14

野澤洽治先生の叙勲  
鹿児島大学名誉教授である野澤洽治先生(元水産学部長)が春の叙勲で瑞宝中綬章をお受けになりました。先生は、海洋基礎生産学講座(現在の海藻研)の第二代教授を努められました。

鹿児島大学学長室での懇談の様子が鹿児島大学水産学部のHPに掲載されています。野呂先生(現水産学部長)が同席されました。

http://www.fish.kagoshima-u.ac.jp/fish/information/080624news.html

先生の叙勲を心よりお喜び申し上げますとともに,ますますのご健勝をお祈りする次第です。
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2008/7/12

大隅半島でのオキチモズク調査  調査
淡水植物に詳しいKごしま水族館のM氏にご案内いただき、大隅半島のオキチモズク群落を調査しました。

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某所での生育状況

オキチモズクはコンクリート三面貼りの用水路等で多く見られますが、この場所では自然河川の源流部でした。これが本来の生え方かもしれません。

大型藻類の場合は海産、淡水産(車軸藻を除く)を問わず見るようにしていますが、水草はこれまで真面目に見たことがありませんでした。面白いですし、生育地の減少等の点では海藻以上に緊急性が高いと感じます。充実した土曜日となりました。

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セキショウモ(水面が鏡のようです)

ご案内下さいましたM氏に御礼申し上げます。今度は海の調査に一緒に行きたいですね。
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2008/7/11

串木野調査  調査
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串木野市沖に設置してある藻礁とアントクメの調査に行きました。

ホンダワラ属藻類では、キレバモク、フタエモク、トサカモク、ウスバモク等を見ました。ウスバモクを串木野で確認するのは初めてです。

島平漁業協同組合の皆様に御礼申し上げます。
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2008/7/7

日南市のトゲキリンサイ漁  調査
今年度は、九州各地で地域内消費される海藻を調査しています。ノリやワカメ等を除き、地域内で採取・消費されるような海藻類は統計資料に出ることが少なく、現状について十分に把握されていません。

M崎県水産試験場と共同で日南市のトゲキリンサイ漁を取材しました。日南海岸では、ムカデノリと称してトゲキリンサイを採取しています。この地域でのみ見られる食文化です。

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梅雨明けした九州南部。波も穏やかでした。

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収穫されたトゲキリンサイ

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小石等を取る作業はすべて手作業でした。匍匐根の出るトゲキリンサイの場合、気の遠くなる作業です。ていねいな作業でした。左側で足だけ見えているのは、熱心にメモをとる4年生のY富君です。

取材させていただきました漁業者の方、宮崎県水産試験場のA竹研究員、S島研究員に御礼申し上げます。
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2008/7/4

淡路島で2回目の調査  調査
S産大学校のM瀬先生、M重大学のK島先生、S戸内水研のY田博士と私の4名で、淡路島某所で調査をおこないました。詳細については某役所の発表までお待ち下さい。

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一見するとべた凪の海岸が・・・

汐の流れが変わると瞬く間に濁り、うねりが入り・・・

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この状態でも潜れるように見えますが、実は透明度1m未満です。地形が複雑で浅く、うねりもありました。このような調査は、浅い場所の方がやりにくいですね。
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2008/7/1

中国青島でグリーンタイド発生の報道  
全国紙各紙のネット版では1日,北京五輪セーリング会場である青島沿岸で藻類が大発生していることを報道しています。

asahi.comの記事
http://www2.asahi.com/olympic2008/news/TKY200807010062.html
Yomiurionlineの記事
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/eco/news/20080701-OYT1T00330.htm

大発生種の精細な写真がありませんので種類はわかりませんが,緑藻アオサ属藻類による大規模なグリーンタイドのように見えます。グリーンタイドは日本各地の内湾でも報告されており,都市近郊では社会問題にもなっています。関心のある方は,能登谷正浩編著「アオサの利用と環境修復(成山堂)」や関連論文等をご覧下さい。

7月8日追記:大発生しているのは,アオサ属の円柱状のグループ(アオサ属に包含される前の呼称で表記すると「アオノリ属」)にあたるようです。
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