2008/8/28
大学院入試 教育
大学院水産学研究科(修士課程)の一般選抜試験がありました。海藻研4年生からも受験者がいましたが、試験と面接はどうでしたか?吉報が届いたら、お祝いをしましょう。
何はともあれ、お疲れ様でした。
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何はともあれ、お疲れ様でした。

2008/8/25
長島のアントクメ 調査
長島でアントクメの成熟状況を観察しました。

ほぼ全ての個体で子嚢班が見られました。ただし、付着生物も多く、9月上旬までには枯死流失してしまいそうです。
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ほぼ全ての個体で子嚢班が見られました。ただし、付着生物も多く、9月上旬までには枯死流失してしまいそうです。

2008/8/24
オキチモズク 調査
鹿屋市と垂水市のオキチモズク生育地を再び見に行きました。

鹿屋市某所のオキチモズク生育地
ここ数日の大雨でかなり土砂が堆積していましたが、見つけることが出来ました。幼体らしき個体もあったので、新規加入個体なのかもしれません。ただ、アマノリのように短期間で成熟と加入を繰り返しながら群落を維持している可能性もあります。
夏休みの日曜日ということで、湧水地は子ども達の水遊び場所になっていました。
垂水市の生育地の方は・・・・ものすごく細いあぜ道を登っていくのですが、あやうく脱輪するところでした。小型車でしか入っていけないですね。
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鹿屋市某所のオキチモズク生育地
ここ数日の大雨でかなり土砂が堆積していましたが、見つけることが出来ました。幼体らしき個体もあったので、新規加入個体なのかもしれません。ただ、アマノリのように短期間で成熟と加入を繰り返しながら群落を維持している可能性もあります。
夏休みの日曜日ということで、湧水地は子ども達の水遊び場所になっていました。
垂水市の生育地の方は・・・・ものすごく細いあぜ道を登っていくのですが、あやうく脱輪するところでした。小型車でしか入っていけないですね。

2008/8/18
南星丸航海,串間調査,他 調査
九州南部の藻場は夏までに枯死流失しますので,7月中旬から8月中旬の時期は調査が立て込みます。調査の一部を紹介します。
種子島調査

種子島にはイワズタ類の調査で行きました。毎年何回か行く場所ですが,テーブルサンゴが優占する場所もあります。写真は島東部の安納です。

ここではカラゴロモを採取できました。北大のT延君の材料です。
南星丸馬毛島沖調査

4月から毎月実施してきた調査航海もこれが最後です。先日種子島に行ったばかりですが,再び種子島沖まで航海です。

べた凪の海!今年最高のコンディションです。ドレッジでも海藻を多く採取できました。

念願のROV(有索無人探査機)を投入できました。これで海底の様子を探索,撮影します。

ROVの操作は船上でおこないます。テレビゲーム機のような操作パネル・・・・ファミコンすら持っていなかった私にはとても操作できません。
映像は船内ビデオ回線につなぎ,船内各所のモニターで見られるようにしてもらいました。私はオペレーターの横で指示を出します。学生は食堂でくつろぎながら観察です。

ジョニーさんが絶妙な間隔でケーブルを伸ばしていきます。
ビデオをお見せできないのが残念ですが,撮影は大成功でした。あのように生えているとは・・・
大興奮する私・・・一時間以上動かしました。この興奮を共有したいと途中食堂まで走っていったら,学生は全員モニターの前で寝てました。同じような光景が続き,ゆらゆらとゆれるスジナシグサ・・・とってもいい睡眠用ビデオらしい。
映像は来年の藻類学会で紹介できると思います。

北大のY崎君,Iズミ君,Aマノ君,T屋君,お疲れ様でした。修論と卒論に十分なサンプルが採れました。
船長以下南星丸の皆様,どうもありがとうございました。
宮崎県串間市藻場調査
志布志湾藻場調査の一環で,M崎県水産試験場の串間調査に同行させてもらいました。

海藻研の学生では4年生のIズミ君とT屋君が参加しました。

串間にはヒラネジモクの南限群落があり,環境省の指定する重要湿地のひとつです。夏ですが,高密度な藻場が見られました。
調査にご協力下さいましたM崎県水産試験場のA研究員に御礼申し上げます。
長島アントクメ調査
長島でほぼ毎月観察してきたアントクメも成熟の時期を迎えました。S野さん,M崎君が参加です。

東シナ海側の群落

八代海側の群落
どちらの群落も来月までには枯死流失しそうですね。
開聞町花瀬崎調査

開聞岳の麓には溶岩性の岩礁が広がっており,タイドプールがいくつもあります。ハナヤナギなどが多く見られました。
オキチモズク調査

川辺町のオキチモズクもほとんど流失してしまいました。新規加入個体がいつ頃から見られるか,楽しみですね。
調査でほとんど研究室にいませんでした。電話がつながらない,メールの返信がこない等々・・・ご不便,ご迷惑をおかけしました皆様にお詫びします。
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種子島調査

種子島にはイワズタ類の調査で行きました。毎年何回か行く場所ですが,テーブルサンゴが優占する場所もあります。写真は島東部の安納です。

ここではカラゴロモを採取できました。北大のT延君の材料です。
南星丸馬毛島沖調査

4月から毎月実施してきた調査航海もこれが最後です。先日種子島に行ったばかりですが,再び種子島沖まで航海です。

べた凪の海!今年最高のコンディションです。ドレッジでも海藻を多く採取できました。

念願のROV(有索無人探査機)を投入できました。これで海底の様子を探索,撮影します。

ROVの操作は船上でおこないます。テレビゲーム機のような操作パネル・・・・ファミコンすら持っていなかった私にはとても操作できません。
映像は船内ビデオ回線につなぎ,船内各所のモニターで見られるようにしてもらいました。私はオペレーターの横で指示を出します。学生は食堂でくつろぎながら観察です。

ジョニーさんが絶妙な間隔でケーブルを伸ばしていきます。
ビデオをお見せできないのが残念ですが,撮影は大成功でした。あのように生えているとは・・・
大興奮する私・・・一時間以上動かしました。この興奮を共有したいと途中食堂まで走っていったら,学生は全員モニターの前で寝てました。同じような光景が続き,ゆらゆらとゆれるスジナシグサ・・・とってもいい睡眠用ビデオらしい。
映像は来年の藻類学会で紹介できると思います。

北大のY崎君,Iズミ君,Aマノ君,T屋君,お疲れ様でした。修論と卒論に十分なサンプルが採れました。
船長以下南星丸の皆様,どうもありがとうございました。
宮崎県串間市藻場調査
志布志湾藻場調査の一環で,M崎県水産試験場の串間調査に同行させてもらいました。

海藻研の学生では4年生のIズミ君とT屋君が参加しました。

串間にはヒラネジモクの南限群落があり,環境省の指定する重要湿地のひとつです。夏ですが,高密度な藻場が見られました。
調査にご協力下さいましたM崎県水産試験場のA研究員に御礼申し上げます。
長島アントクメ調査
長島でほぼ毎月観察してきたアントクメも成熟の時期を迎えました。S野さん,M崎君が参加です。

東シナ海側の群落

八代海側の群落
どちらの群落も来月までには枯死流失しそうですね。
開聞町花瀬崎調査

開聞岳の麓には溶岩性の岩礁が広がっており,タイドプールがいくつもあります。ハナヤナギなどが多く見られました。
オキチモズク調査

川辺町のオキチモズクもほとんど流失してしまいました。新規加入個体がいつ頃から見られるか,楽しみですね。
調査でほとんど研究室にいませんでした。電話がつながらない,メールの返信がこない等々・・・ご不便,ご迷惑をおかけしました皆様にお詫びします。

2008/8/7
オープンキャンパス 教育
鹿児島大学のオープンキャンパスが開催されました。水産学部では練習船見学や学部見学ツアーが企画され,100名を超える高校生が参加してくれました。
私は水産生物・海洋学分野の展示責任者でした。ポスターや標本,ビデオ,ROVを展示する特設会場を設けましたが,高校生が大挙して見に来てくれました。うれしいかぎりです。

南日本の希少な魚介類の標本や海藻標本,耳石,プランクトンの顕微鏡観察,海洋調査の様子のスライドショーなど,盛り沢山です。日本で初めて確認された種もあります。うちの特色を前面に出すことができました。

鹿児島大学水産学部では,生物学や化学,物理学をベースにした様々な学問を学べるだけでなく,経済学や社会学,流通などの文系カリキュラムもあります。まるでひとつの大学のようですね。入学後に興味のある分野を絞っていけるので,進路や興味の幅が漠然としている人にも対応しています。
このホームページを見ると一目瞭然ですが,すばらしいフィールドも我々の財産です。キャンパスから10分で海に潜れるのも特色のひとつでしょう。首都圏にも水産や海洋系の大学はありますが,フィールド(潜れる海)まで最低でも数時間はかかります。
水圏の生物学や資源学,環境科学,水産学,食糧科学などに関心を持つ受験生の皆さん,是非鹿児島大学水産学部を受験しませんか?
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私は水産生物・海洋学分野の展示責任者でした。ポスターや標本,ビデオ,ROVを展示する特設会場を設けましたが,高校生が大挙して見に来てくれました。うれしいかぎりです。

南日本の希少な魚介類の標本や海藻標本,耳石,プランクトンの顕微鏡観察,海洋調査の様子のスライドショーなど,盛り沢山です。日本で初めて確認された種もあります。うちの特色を前面に出すことができました。

鹿児島大学水産学部では,生物学や化学,物理学をベースにした様々な学問を学べるだけでなく,経済学や社会学,流通などの文系カリキュラムもあります。まるでひとつの大学のようですね。入学後に興味のある分野を絞っていけるので,進路や興味の幅が漠然としている人にも対応しています。
このホームページを見ると一目瞭然ですが,すばらしいフィールドも我々の財産です。キャンパスから10分で海に潜れるのも特色のひとつでしょう。首都圏にも水産や海洋系の大学はありますが,フィールド(潜れる海)まで最低でも数時間はかかります。
水圏の生物学や資源学,環境科学,水産学,食糧科学などに関心を持つ受験生の皆さん,是非鹿児島大学水産学部を受験しませんか?
