2008/11/29

ミクロネシア連邦ヤップ州学術調査1  調査
鹿児島大学多島圏研究センターでは、太平洋島嶼域における自然環境や人と自然の相互作用、社会・文化の変容や医療問題に関する研究に取り組んでいます(私は当センターを兼務)。今回は「ミクロネシア環礁域生態系における環境変動の影響を類型化するための定量調査」と題した学際的調査に参加してきました。
果樹育種学、生態学、文化人類学、島嶼域社会学、公衆衛生(蚊)、水産植物学の専門家6名の調査団です。

ミクロネシア連邦はグアムの南にあります。4つの州からなる連邦国家ですが、人口は10万人ほどです。
ヤップ州はヤップ島と130の環礁域からなり、人口は約1万人です。今回は、ヤップ島、ファイス島、ユルシー環礁のファララップ島で調査をおこないました。地域社会に入って調査をするため、ホテル等には宿泊しません。民家や男性用集会所に泊めてもらいます。なお、調査は、ヤップ州の担当部局と伝統的な酋長会議の正式な手続きを経て、各村の酋長の承諾を得た上で実施しています。

最初はヤップ島北部のガギール地区で調査をおこないました。

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ガギール地区某所の男性用集会所(メンズハウス)
最初の数日間の宿泊先でした。海に突き出ているというか、島です。大潮の満潮時には丸太の橋が冠水しました。断っておきますが、観光用の施設ではありません。

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内部の様子(調査の打ち合わせを現地の人としているところ)

釘を使わない建築法は見事でした。入口兼用の窓(?)はありますが、ガラスや網戸はありません。電気水道もありません。

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私の寝床
葉を編んだマットの上に雑魚寝です。トイレは100mほど内陸に歩いたところにあります。食事は現地の人に用意してもらいました。タロイモを主食とした料理でした。

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時折降るスコール
トイレに行く途中に降ると全身ずぶ濡れになります。

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ランプを購入して夜の灯りにしましたが、ランプって暗いですね。おかげで満点の星空を眺めることが出来ました(写真はありません)。

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各自の調査以外に、全員で分担して地域住民にアンケート調査をおこないました。全戸調査というものですが、すべて英語とヤップ語でおこないます。前を歩くのは道案内兼ヤップ語通訳として協力してもらったガブリエルさんです。

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ヤップ名物、石のお金
道の所々にありました。

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海沿いの家(奥に見えるのはマングローブと海)
この家では、大潮の満潮時に庭の芝生の縁まで海水があがってきます(ウミショウブの切れ端が打ち上がっています)。2004年の台風で家屋が全壊し、政府の援助で立て直しましたが床を大幅にかさ上げしました(左の家)。海面上昇が現実的な脅威となっています。
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