2008/6/18

徳之島調査  調査
鹿児島を午後6時に出港するフェリーに乗り,徳之島にやってきました。早朝に名瀬に寄港し,午前9時に到着です。私達は下船しますが,フェリーはこのまま沖永良部,与論,本部,那覇へ向かいます。

徳之島ではこれから21日まで海藻相の調査をおこないます。
故・田中剛先生(初代教授)が1966年に海中公園候補地選定のための調査をしましたが,すでに40年が過ぎました。T屋君が現在の生育状況を調査し,卒論として過去の結果と比較します。私はオゴノリ科やいくつかのグループの材料採集と,図鑑の写真撮影です。

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晴天の畦(あぜ)プリンスビーチ

これまで雨男として研究室内で言われ続けたT屋君ですが,梅雨明けした沖縄と同様に徳之島も快晴です。夏ですね。

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リーフの中。T屋君,よかったですね。

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ベニヤナギノリ

リーフ内はキツネノオが優占していましたが,リーフエッジの割れ目などではベニヤナギノリを多く見かけました。水中で白く輝く美しい海藻です。天候もしばらくよいようで,明日以降も楽しみです。

備考:調査は,鹿児島県大島支庁,徳之島漁業協同組合に連絡した上で実施しています。調査に関してご助言下さいました関係者の皆様に御礼申し上げます。
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2008/6/13

北大の院生が参加した馬毛島沖海藻ドレッジ調査  調査
北海道大学大学院理学院の系統進化学講座の院生2名が南星丸の馬毛島沖海藻ドレッジ調査航海に参加しました。昨年に引き続き2回目の乗船です。

鹿大海藻研と北大,お茶の水女子大との共同研究です。

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ドレッジ中のひととき(補助で参加してくれた漁業基礎工学のK谷君はブリッジでした)

梅雨前線が発達し,低気圧も通過する最悪のコンディションでしたが,ドレッジを4回,CTDを1回おこなうことができました。材料も採取できました。

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揺れる中でのソーティング作業

ドレッジ中は全員踏ん張りました。ギリギリまで頑張って,作業終了とともに船酔いするダウンする学生を見ると,研究者根性を感じます。私は足が悪いのでしゃがんで作業はせず,全体の指揮に徹しました(ゴメンナサイ)。
鹿児島湾まで避難する間は相当揺れました。収納している食器が落ちて割れたのは初めてです。湾内に入ってからは波も落ち着き,ソーティング作業を再開しました。終了する頃には日付が変わってました。

研究室に戻ってからも作業は続きます。

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過去の冷凍サンプルを分けている北大のY崎君,T延君

他大学から院生が来て実験する姿は,海藻研の学生にとって大いに刺激になったことでしょう。また来てください。

南星丸の船長以下,船員の皆様に御礼申し上げます。
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2008/6/8

南さつま市オクチモズク調査  調査
4年生のN田君が教育実習の合間の日曜日にオキチモズクの生育調査をしました。

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私の方は持病の発作が引かず,日常業務にはもう少しかかりそうです。
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2008/6/7

奄美調査の記事  調査
7日付の南日本新聞朝刊に、琉球大学名誉教授K村先生の海藻海草調査の様子が掲載されています。
また、パンダマークの某団体による南西諸島生物多様性調査の会議と講演会が、奄美文化センターで本日開催されます。講演会の方は公開・無料です。

筆者注(6/8):6月8日付の南日本新聞朝刊にも上記会議、講演会の様子が報道されています。
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2008/6/5

奄美大島調査  調査
琉球大学名誉教授K村先生の奄美大島調査に参加しました。
パンダのマークでおなじみの国際的な自然保護団体による調査の一環です。一週間かけて島内各地で調査をおこないます。私は講義の関係で5日目で鹿児島に戻りました。

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瀬戸内町某所にて。エントリーされるK村先生。

ご退官されて何年にもなる先生ですが、ウエットスーツに着替えられて自ら潜水調査されます。先週からの持病の悪化で20mも歩けない私(よく奄美まで行ったと家族も呆れている)よりもはるかにお元気です。

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Haloduleの群落。この場所には他にウミヒルモ、オオウミヒルモが生育していました。

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ラッパモクの群落
ちょうど本種の繁茂期にあたり、各地で見られました。


淡水植物の調査
海産植物だけではなく、淡水、塩水性植物の調査もおこないました。
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奄美大島某所のオキチモズク群落
オキチモズクは環境省レッドリストの絶滅危惧I類に登録されています。
九州の群落と同様に、人里の小川に生育していました。ただし、生育範囲はあまり広くありません。何らかの保護対策が必要かと思います。

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奄美大島某所のカワツルモ群落
カワツルモは環境省レッドリストの絶滅危惧IB類に登録されています。
本種が生育できるような場所は島内に少なく、この一ヶ所のようです。地元で長年植物調査をされているT畑氏に生育地を案内してもらいました。

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生育の様子。本種確認の記事は、奄美群島の地方紙である南海日日新聞6月5日付紙面に掲載されました。興味のある方はご覧下さい。

K村先生、調査会社のY田氏、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

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2008/5/27

鹿児島市喜入のヒトエグサ養殖取材  調査
鹿児島市南部の喜入町でヒトエグサ養殖に関する取材をおこないました。

生産者の中で指導的な立場にある方からお話をお伺いしましたが、養殖が始まる頃のご苦労談や現在の課題等、大変勉強になりました。
調整、同行いただきました地方振興局の皆様に感謝申し上げます。

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喜入町某所にて。ヒトエグサ養殖は冬季におこなうため、夏のビーチに養殖の面影はありません。養殖の様子については2月の記事をご覧下さい。
http://diary.jp.aol.com/applet/seaweedresearch/200802/archive
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2008/5/26

ヒジキの乾燥  調査
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週末から関西方面に来ています。淡路島某所では、地元の方がヒジキを干していました。

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多少短めですね。特に茹でたり蒸したりせずに、そのまま干しているそうです。
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2008/5/23

コアマモ、トサカノリ、アントクメ、他  調査
鹿児島の藻場や海藻採取漁業も最盛期です。今週も多方面で調査を展開しています。

コアマモ調査
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鹿児島市南部のコアマモ群落。とてもよい天気でした。

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M1のN島君が生育状況を調査しています。浮遊しているアオサの堆積がコアマモ群落にどうのように影響するか気になります。

トサカノリ漁業取材
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佐多岬に近い大泊地区ではトサカノリ漁業を取材しました。Y富君が漁業者の方や県の方に今年の状況について質問しています。この後、一部ですが水揚げも手伝いました。トサカノリの等級など、貴重なお話しをお伺いすることができました。

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婦人部の方々が塩蔵作業されています。当日中に塩蔵されます。

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漁協での取材後、シュノーケリングで生育状況を調査しました。トサカノリ、カサナリトサカが多く見られました。写真はカラゴロモです。

長島町アントクメ調査
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鹿児島県北部の長島町にある鹿児島大学水産学部東町ステーションでアントクメの調査をおこないました。ステーションの調査船「あづま」で出発です。

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海底を覆いつくすアントクメ。一ヶ月で海底の景観は様変わりでした。

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M1のS野さん、4年のT屋君、Iズミ君が成長試験個体の計測をおこなっています。著しい成長でしたが、脱落も多いのが課題ですね(撮影S野)。

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計測は、垂下している養殖筏の上でおこないます。

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とても暑い日で、計測終了とともに飛び込む(?)T屋君(撮影S野)。

連日の調査で体力的に厳しい部分もありますが、予定通り調査を終了することが出来ました。関係者の皆様、どうもありがとうございました。
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2008/5/18

アツカワハナノエダ  調査
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今回のドレッジ調査でアツカワハナノエダが採集されました。浅所にも生えている海藻ですが、水深35mにも生えているのですね。Yamada & Tanaka (1938)の図版どおりの形です。高さ1cmほどの小さな海藻なので、よほど注意深く見ないと見落としてしまいます。

ドレッジ調査では、「本当にそこに生えていたのか」とよく聞かれます。これは「寄り藻が深い場所に落ちていき、引っかかったのでは」という意味ですが、ドレッジでは底質(極端に言うと岩ごと)ごと採取されるので、そこに生えていたことはまず間違いありません。アツカワハナノエダも岩の上に生育していました。

次回は、ROVを投入してビデオ撮影してみようと思います。
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2008/5/16

馬毛島沖の海藻ドレッジ調査実習  調査
学部附属練習船南星丸に乗船し、種子島西方の馬毛島沖でドレッジ調査実習をおこないました。
本来ならば鹿児島大学多島圏研究センター研究員・学生も乗船し、三島村学術調査も併せて実施する予定でしたが、台風2号の影響で航海日程を短縮しなければならなくなりました。苦渋の決断でしたが多島圏研究センター調査を中止し、14-16日の日程で馬毛島沖調査のみを実施しました。

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馬毛島沖に到着です。

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アレック電子製光量子ロガーです。これとオンセットのHOBO水温・照度ロガーをCTDに取り付けます。

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CTDの安全な場所に取り付けます。もちろんセンサーは上向きにします。

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CTDの時刻とロガーの時刻を同じにし、任意の水深で一定時間計測します。時計とCTDのモニタと見ながらの作業です。

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CTDを引き上げ、ロガーも無事回収しました。

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ドレッジの方もいつもの要領で実施します。こう見ると大きいですね。

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中村研から参加のHヤシ君。ドレッジのワイヤー長、緯度経度、方角、牽引距離をブリッジで記録、計算します。かごしま丸で2ヶ月間の遠洋航海にも参加しているので即戦力です。頑張ってくれました。

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海藻研の3人、Iズミ君、アマノッチ、T屋君、頑張ってくれました。

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「かごしま海の森」の連載では標本写真しか掲載できなかった某種。生の材料が取れました。

スジナシグサやノコギリベニハノリ、ウスバノリ等、種類は多く取れましたが、アオサ科藻類があまり取れませんでした。来月に期待しましょう。

南星丸船長以下、クルーの皆様に御礼申し上げます。
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