2008/5/9

枕崎市のトサカノリ漁業  調査
海藻サラダの原料であるトサカノリは、鹿児島県を代表する有用海藻のひとつです。主産地のひとつ、枕崎市でトサカノリ漁業の調査をしました。大学院生のリデマンさんを連れて、枕崎まで一時間半の旅程です。

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船が帰ってきました。アミ袋一杯のトサカノリです。

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水揚げされたトサカノリ。これから計量されます。

漁業者によると、梅雨時期を超えると赤みの色彩が濃くなるそうです。水温と光、栄養塩濃度と光合成色素との関係を調べると面白そうですね。

関係者の皆様、どうもありがとうございました。

低気圧の停滞と台風2号の北上で、週末から海が時化模様です。南星丸の調査航海が12日から組まれていましたが、大幅な予定変更になってしまいました。
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2008/5/8

串木野沖調査  調査
薩摩半島西部にある串木野市で調査をおこないました。

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調査内容はいくつかありましたが、最初の地点では水深約12mに沈めた藻礁上にHOBOの水温・照度ロガーを設置します。

投入時のGPSデータがたよりで、ブイ等はありません。私は水中に沈めた任意の場所にたどり着くのが苦手で、探しに探してようやく見つけました。

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藻礁と藻礁を固定している鎖に結束ロープで固定します。普通の水温ロガーだとプロテクターを作りますが、照度なので覆うわけにいきません。そのままです。センサー部分が上を向くように工夫します。はたして、これで台風を乗り切れるでしょうか?自信はありません。センサーの上に藻類がついても意味がありませんし、早めに回収して入れ替えるしかないですね。2ヶ月が限度でしょうか。

他にライカーの光量子計やアレック電子のMDSを用いたり、今年の調査は海藻生育帯の光関係の測定が多いですね。HOBOは比較的安価ですが、光量子の計測機器は一般に高額です。海藻研の皆さん、取り扱いは丁寧にお願いします。

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ロガーの設置は無事終わり、次の地点で調査をおこないました。
ここから、串木野と長島を調査フィールドとしているM1のS野さんが加わりました。
今日は穏やかな天気でよかったですね。

島平漁協の皆様、どうもありがとうございました。

7日は、N島君とK児島県水産技術開発センターとの笠沙調査がありました。

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笠沙のヤツマタモク

ホンダワラ属藻類数種の季節消長の調査も今回で終了です。彼は、暑い日も寒い日も5mmのウエットスーツで一年間笠沙で潜り続けました。投稿論文の原稿の方も頑張ってください。

水技センターの皆様、どうもありがとうございました。
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2008/5/6

長島でのヒジキの収穫  調査
天草南部に位置する鹿児島県長島町でヒジキの収穫を取材しました。

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長島町(東シナ海側)の伝統行事で、皆さん総出で収穫されています。岩の上に見えるのはヒジキとウミトラノオ、イソモクで、ヒジキのみを収穫します。

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水揚げはクレーンでおこないます。一籠300kg前後はありそうです。

ヒジキの採取が地域コミュニティを維持する絆として機能しています。地域特有の習慣を維持する上でも、ヒジキ資源が安定的に維持されることを期待します。

関係者の皆様、どうもありがとうございました。
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2008/5/4

川内市西方の岩礁  調査
連休ですが、川内市の西方周辺の岩礁で海藻群落を観察しました。

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岩盤上はヒトエグサ-アオサ群落帯でしたが、水温や春の大潮の乾燥等で一気に成熟、枯死流失しています。

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ヒジキはすでに刈り取られたような跡がありました。

現地で貝取りをしていた年輩の女性に聞いたところ、こちらではユナを冬に食べるとのこと。珍味とのことでした。
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2008/5/1

志布志湾藻場調査  調査
連休の谷間ですが、志布志湾の藻場調査を実施しました。

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志布志市夏井の水深8m前後に広がるガラモ場。

4月30日から多少うねりが入り始め、1日は時化でした。
400mの調査測線を設置しましたが、うねりとにごりで透明度2m以下。やりにくいコンディションでしたが、なんとか調査を終えました。K児島県水産技術開発センターの皆様、どうもお世話になりました。

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2008/4/27

オキチモズク調査  調査
南さつま市某所で絶滅危惧種の淡水紅藻オキチモズクの生育状況を調査しました。目視で生育株数を計数します。

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4年生のN田君がカウンターを片手にアオカワモズクとオキチモズクを計数しています。

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オキチモズクの生育地は、研究者による発見よりも、地域住民からの連絡で確認される場合がほとんどです。鹿児島県でも数年前の新聞報道以来、地域の方や小中学校の先生方からの連絡で生育確認が相次ぎました。九州南部ではさらに多くの場所に生育している可能性があります。このような藻類を見かけましたら連絡下さい。
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2008/4/25

南星丸での馬毛島沖ドレッジ調査  調査
学部附属練習船南星丸に留学生を除く海藻研全員で乗船し、馬毛島沖でドレッジ調査実習をおこないました。

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佐多岬沖は、流れ藻が多く見られる海域です。モジャコ漁も流れ藻の浮遊量に影響されますので,重要な水産資源と言えます。
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流れ藻構成種を調べるため、いくつかを採取してもらいました。

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ドレッジは荒天での作業になりました。船長以下船員のみなさんに感謝です。
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学生の皆さんも頑張ってくれました。揺れる中で下を見ながらの作業は船酔いに強い人でも気分が悪くなります。
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海況がさらに悪化してきたため、海域を離脱します。佐多岬沖が一番揺れました。船底から突き上げる揺れですが、無事に山川港まで戻りました。こんな揺れの中でも食事を調理して下さる司厨長と司厨次長のお二人に深く感謝します。
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山川港に戻り、落ち着いたところでソーティング作業をおこないました。

船長以下、船員の皆様に重ねて御礼申し上げます。来月もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2008/4/22

様々な藻場調査  調査
九州の海藻は春に繁茂しますので、4月は様々な調査で大忙しの毎日になります。いくつかの調査で見られた海藻等をまとめて紹介します。

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串木野の調査では、例年通りの場所(水深10-14m)にアントクメを確認しました。まだ、10cm程度の大きさです。

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大分県まで夜間に高速道路で5時間強。翌朝、佐賀関でカジメ(商品名クロメ)漁業の取材をおこない、昼に水産試験場でヒロメの養殖試験を見学しました。大分では主要な食用海藻であるカジメですが、磯根資源維持の観点から採取量の制限があり、資源の持続的な利用がおこなわれています。ヒロメの養殖時技術開発も順調のようで、今後の利用普及等が期待されます。ご案内下さいました関係者の皆様に御礼申し上げます。
見学の後、天然のヒロメ群落の調査もおこないました。ワカメと同属ですが、側葉がない点等で区別できます。
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周辺にはクロメの群落も見られました。鹿児島では見られない藻場の景観です。

指宿市では、K児島県水産技術開発センター沖の藻礁調査をおこないました。また、漁協でヒトエグサ養殖の取材をおこないました。

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天草南部に位置する鹿児島県長島では、アントクメの調査と成長試験をおこないました。
東シナ海に面した長島西部某所でのアントクメ群落です。
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串木野市よりも生育密度は高そうです。
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潜水調査初参加になる4年生のT屋君です。初参加といっても,サークルの海洋研究部でスキルを積み重ねていますので素人ではありません。頑張ってくれました。
潜水系の部活やサークルで経験を積む他に、鹿大水産学部では潜水士養成講習やダイビングライセンス取得の紹介等をおこなっています。SCUBAを用いた卒論等を希望する学生は、研究室配属までにラインセンスと潜水士を取得することをお勧めします。
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調査と平行して、アントクメの成長試験の準備もおこないました。

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琉球大学名誉教授K村先生の種子島屋久島調査に同行しました。
海岸の様子はまるで沖縄ですが、屋久島の某所です。コケモドキ属等の絶滅危惧種の生育状況を調べました。
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汽水性の種類については、生育範囲を把握するために河口付近からどんどん遡っていきます。まるで沢登り。
K村先生の様々なお話はとても勉強になりました。ご一緒させていただき、ありがとうございました。

他にもいくつかの場所で調査をおこなっていますが、すべて無事に実施できました。
ただ・・・研究室に戻るとポストが郵便物や書類であふれかえり、メールも数百通・・・。私と音信不通になっている方々が多数おられると思いますが、この場を借りてご不便をお詫びします。
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2008/4/10

オゴノリ  調査
島原からの帰り,オゴノリの生育状況を熊本県南部から鹿児島県出水市にかけての数カ所で観察しました。九州南部では,今の時期が成熟時期になります。

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写真:熊本県田の浦町のオゴノリ

オゴノリの写真は干潟に干上がった状態で撮影されることが殆どですが,生えているところを横から撮りました。ベントスの視点で見ると,うっそうとした藪ですね。

ほぼ,例年どおりの場所に見ることができました。
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2008/4/10

長崎県島原市のワカメ養殖  調査
長崎県島原市でワカメ養殖の調査をしました。

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朝2回目からの収穫に同行し,養殖規模や生育状況等を見学しました。島原は九州での主要なワカメ産地として知られており,収穫は春の風物詩となっています。

国産ワカメが品質やトレーサビリティの点で注目されています。直販の商品もあったので,個人的にも購入したいと思いました。

写真から,生きているワカメを大きさを察することができます。大きいですね。

取材させていただきました漁業者の皆様,調整下さいました県のS川様,どうもありがとうございました。
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