2008/4/6

春の大潮  調査
 土日ですが,大潮なので両日とも海藻採集に行きました。この時期にヒトエグサやフクロフノリ等を採集し,6月開講の藻類学実験用に冷凍保存しておきます。学生実験では生の材料を基本的に用いますが,春に繁茂する海藻は枯れてしまっているので,事前に採集しておかなければなりません。

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写真:鹿児島市喜入町のツルシラモ
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2008/3/26

阿久根市のワカメ養殖  調査
新年度の調査の一環で,鹿児島県阿久根市の生食用のワカメ養殖を訪問しました。

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塩蔵や乾燥のワカメは一年中流通していますが,冬から春にかけての時期のみ,生のワカメを小売店で見ることができます。阿久根産のワカメは,阿久根市内を中心に鹿児島市内でも販売されています。季節を感じる食材として,消費がさらに拡大することを期待しています。とても美味です。

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鮮魚店にて

最近の海産物は生きている時の姿がわからないものも多く,塩蔵や乾燥のワカメもその典型ですが,阿久根の生ワカメは(多くは)そのままの姿で販売されています(スーパーで販売されているものもパックで包装する程度)。生きているワカメの形や色を知る点でも,一般の方には印象深いかもしれません。

調査にご協力いただきました皆様に御礼申し上げます。
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2008/3/4

南さつま市のオキチモズク観察  調査
指宿市でのワークショップの前後、Y田先生をご案内して南さつま市川辺町でオキチモズクの生育状況を観察しました。3日はあいにく雨となりました。

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川辺町某所にて

毎年観察している一ヶ所目の場所ではほとんど見られませんでした。昨年発見された二ヶ所目の場所ではある程度見つかりました。現地の小学校の先生にもお話しをお伺いしましたが、総合学習の時間等で定期的に季節変化等を観察されるとよいかもしれません。人里植物ですので、地域の環境を認識する教材としても最適だと思います。

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オキチモズク(環境省指定絶滅危惧種)
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2008/2/27

マルバアマノリ  調査
マルバアマノリは紅藻アマノリ属の一種で,北海道南部から九州,南西諸島にかけて分布し,海外でも朝鮮半島や東南アジアその他で見られます。鹿児島湾では2月頃に最も繁茂しますが,場所によっては5月上旬まで見られます。岩海苔として食用にされています。

写真は,22日のヒトエグサ養殖場付近で見られたマルバアマノリ群落(他の種も混生)です。岩一面に生育しています。

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2008/2/22

ヒトエグサ養殖  調査
ヒトエグサは鹿児島県を代表する有用海藻のひとつです。県内各地で冬季に採取され,「あおさ」や「あーさー」と呼ばれています。東日本では佃煮にする地域が多いようですが,鹿児島県や沖縄県ではみそ汁の具として用います。鹿児島湾や長島等では養殖もおこなわれており,ヒビ建て養殖は冬の風物詩となっています。

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(喜入にて)
大潮の干潮時に撮影したため,干上がっています。

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(指宿市岩本にて)
多少うねりが入ってきて,採取も大変そうです。岩本は,NHKの大河ドラマでおなじみの篤姫の実家「今和泉島津家」の領地としても知られています。
(現場にいた方の了承を得て,撮影しています。どうもありがとうございました)
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2008/2/21

坊津で採取される坊海苔  調査
鹿児島県南さつま市の坊津地区(旧坊津町)では,冬季に「坊海苔」と呼ばれるアマノリを採取して食用にしています。すべて地域内で消費されることから流通することはありませんが,地域固有の食文化を支える貴重な食材です。坊海苔を採取される漁業者の方に同行し,生育地を調査しました。

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リアス式海岸の発達している坊津地区の海岸は複雑でダイナミックです。陸路では近づけないため,船で現地に向かいます。

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オニアマノリが主体でしたが,マルバアマノリも混生しています。他にツクシアマノリもあるようです。場所によっては「赤海苔」と呼ばれていますが,これら3種を利用しているようです。

九州・沖縄では,このような地域内消費の有用海藻が多く知られています。鹿大海藻研ではこのような地域固有の海藻類利用(利用法,調理法も含む)を記録する作業を進めています。地味な調査ですが,地域固有の食文化の維持,継承に貢献できればと考えています。

このような調査は,元鹿児島県水産試験場研究員のS村博士の長年の試験研究,普及活動が源です(現在も適宜お伺いしながら進めています)。同博士による鹿児島県産有用海藻の記録が日本藻類学会誌「藻類」に昨年の3号より3回連続で掲載されています。ご関心のある方はご一読下さい。

天候に恵まれ,無事調査を終えました。南さつま市坊津歴史資料センターのH口氏に心より御礼申し上げます。
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2008/1/15

マニラ郊外カビテでの調査  調査
プエルトプリンセサでの用務と調査を終了し,マニラに出てきました。今日は,マニラから車で1時間弱のカビテで朝からオゴノリの調査です。この地区では春にオゴノリを採取しています(ました)。現在はシーズンオフですが,最近の生育状況と在庫について漁業者から聞き取り調査をします。

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水上に建てられた建物群・・・生活排水も直接流れ,海岸の環境はよくありません。漁村環境のインフラ整備が望まれます(ただし,地区の会館があったり,レクレーション施設ができたりと改善しつつある)。

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竹で組まれた水上の建物群に入ります・・・足場が悪く,夜だったら私は海に落ちますね。このあと,漁業者に船で沖に行ってもらい,潜って調査してもらいました。

(注:調査として現地協力者と共に実施しています。観光地ではありませんし,治安もよい方ではありません。日本人旅行者が物見遊山で中に入ることは絶対お勧めしません。)

残念ながらオゴノリはありませんでしたが,興味深い調査でした。
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2008/1/12

パラワン島調査3  調査
今日はパラワン島の南シナ海側(これまではスールー海側でした)に行き,採集です。

大きな湾の湾奥部にアマモ場とガラモ場の混生藻場がありました。
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波も穏やかで海面が鏡のように反射しています。

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遠浅の海で,底質が砂に変わる場所まではてしなくガラモ場が続きます。

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フィリピンのホンダワラ属藻類についてはフィリピン大学のトロノ教授によってよく研究されています。日本人研究者との交流も深く,Sargassum yoshidaeやS. ohnoiなど,ホンダワラ属藻類の新種に日本人研究者の名前をいくつかつけています。これらの種類についてはTaxonomy of Econocmic Seaweedsの3巻に論文が掲載されている他,2004年に出版された教授の近著「Field guide & atlas of the Seaweed resources of the Philippines」に掲載されています。

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ところで,市街を縦横無尽に走るジープニーをここ数日借り上げて調査に使っていますが,今日の調査地はこの車で片道2時間半の行程です。前回のソロソゴン調査では片道12時間だったので,それから比べると短いですが,窓のない荷台はすっかりほこりだらけになりました。
ジープニーといえば,マニラではジープに似た外観ですが,ここではスズキの軽を改造したものが多いですね。イロイロでは現代的なデザインでした。
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2008/1/11

見渡す限りのアマモ場,そして大学での講義  調査
早朝の市場の後,プエルト・プリンセサ郊外のアマモ場に行きました。

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大潮の干潮でアマモ場のほとんどが干出しています。明け方のアマモ場・・・視界に入るものすべてがアマモ場です。

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午後は,西フィリピン大学プエルトプリンセサ校に呼ばれ,簡単な講義をおこないました。

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大学に招待して下さったロタ博士に感謝します。
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2008/1/11

市場で販売されるイワズタ類  調査
フィリピンでは様々な海藻が食用にされています。早起きして市場に行き,海藻が売られているか調べました。
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クビレズタとセンナリズタですが,お化けのようなクビレズタです・・・茎も球も数倍の大きさ・・・買ってしまいました。
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