日本茶(緑茶)、中国茶(釜入り緑茶が中心)、そして紅茶とお茶にもいろいろあるわけだが、それぞれ美味しい入れ方がある。 中でも紅茶は他のお茶に比べて少し入れ方が難しいかもしれない。 茶葉にお湯を入れて蒸らす、たったこれだけの事なのになぜ難しいのだろう? それは紅茶の場合、茶葉の量、お湯の量、蒸らす時間がわりときっちりしていないと美味しく入らないのだ。 つまりそれらのバランスが崩れると、ただ苦いだけとか、薄い、濃すぎるなどの結果になってしまう。美味しく入るバランスの幅が狭いのだ! しかしそれらをクリアーして自分の味を見つけた時、他のお茶にはないくせに成るような魅力があるのだ。 私はその魅力に取り付かれてしまい、今ではどのジャンル飲み物よりも美味しいと思ってしまう。
さっそく美味しい紅茶を入れる準備をしよう。
用意する物・・・
茶葉、湯沸しケトル、蒸らし用ポット、ポット、カップ、茶漉し、タイマー、料理用大さじ、メジャーカップ、
それではスタート!
1、水道水が美味しければそのままケトルに勢いよく入れ、沸かし始める。
2、茶葉を大さじで計る。
茶葉の大きさにより少しこんもり、すりきり、9分目、8分目、などと量が異な るのでそこに注意する。 シットロトの茶葉で言うと、ダージリン、アッサムな どのサイズがオレンジペコー(OP)、ディンブラ、ヌワラエリヤ、などがブロ ークンオレンジペコー(BOP)で、OPならすりきり、BOPなら8分目と言 った具合に計る。
3、メジャーカップで水を360cc計り、蒸らし用ポットに入れその水位を記憶して おく。 何かで印をしておいたら尚良い。
4、お湯が沸騰したら蒸らし用ポットにお湯を入れ暖めて、湯を捨てる。
5、茶葉をそのポットに入れ、沸騰したてのお湯を勢いよく360ccの所まで入れ て、タイマーを使い、OPなら5分、BOPなら3分じっくり待つ。
6、時間が来たら茶漉しを使ってもう一つのポットに移し変えて出来上がり!
これで取り敢えずその茶葉の味を下見する感じ。 濃い、薄いがあれば次から茶葉、時間を少し替えてみる。 何回か入れているうちにその茶葉本来の味が美味しく楽しめると思う。
ポイント・・・
1、美味しい水道水、まずければ浄水器を使う。
2、沸かしたての熱湯。
3、出所のはっきりした良い茶葉(シットロトにあります!)
4、一定の茶葉の量、一定のお湯の量、一定の時間
5、別のポットに移し替える。
6、後は、次回茶葉の量、時間を替えてみる。
不思議な事に茶葉の量が少なかったり、時間が短かったりすると薄くて苦く香りもない紅茶になる。 苦味成分のタンニンは先に出てしまい、うまみ成分は後のほうで出て来るからだ。 大まかに言って、茶葉は5g(大さじ8分目〜少しこんもり)、350cc前後の熱湯。(シットロトは360cc)、3〜5分の蒸らし時間が基本だ。 後はお好みで少し替えてみて自分好みの味を探す。 結構楽しい作業だと思う。
紅茶は本当に素晴らしい飲み物だ。 ケーキにはこれ以上のパートナーはないだろう。口の中がさっぱりしてよりケーキが美味しくなる。脂分を洗い流す効果があるのだ。 あの美しい紅色はポリフェノールの一種でテアフラビン、テアルビジンなる物質で数あるお茶の種類の中でダントツの抗菌、抗ウイルスがある。 美味しくて口の中がさっぱりしておまけに健康にも良いなんてこんな良い物他にないではないか! もっと、もっと広くみんなに楽しんでもらおうと心から思う。
“星影に酒より酔いし紅のお茶” シットロト

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