2014/11/19

異変の原因?  コラム
 

今年の外房は少し変だ。
これまであまり聞いたことのなかったハガツオが、晩秋になったというのにいまだにショアから釣れている。
沖ではもっと大変なことになっているという。

おかしな事もあるものだなあと思っていたが、本日、日課の(笑)海況速報チェックをしていて、あることに気が付いた。
今まで房総沖の水温しか見ていなかったので分からなかったが、駿河湾〜遠州灘沖の水温が妙に低いのである。


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http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/kaikyozu/KantoTokaiIZ.asp?n=3 より引用


別のサイトを見ると、更にはっきりとその傾向が分かる。


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http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/index.html より引用


図の青い部分が、平年よりも水温の低いところ。
赤い部分は、逆に高いところ。
房総沖の水温は平年と変わらないが、駿河湾から遠州灘にかけて、大規模な冷水塊が発生しているようだ。

なるほど、そうか。
これはあくまでも私の想像だが、この冷水塊を嫌った暖水性のハガツオの群れが、暖かい房総半島沖まで逃げてきたというのが、この異変の原因ではなかろうか。

ということは・・・

今年のハガツオは、やはり今年限りなのかもしれない。
ん〜、一匹でいいから釣りたいなあ。


   

2014/11/10

故郷の海を想う  コラム
 

「ねぶと」という魚をご存じだろうか。
「知っている」という方は、瀬戸内で暮らした経験がおありだろう。

標準和名はテンジクダイ。
ネンブツダイの近縁種である。
底引き網で大量に獲れ、私の故郷の魚屋の店頭ではごく普通に売られていた。
から揚げで食べても美味しいが、私はこの魚で作る練り物「じゃこ天」が好物である。


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関東では釣りの外道として敬遠されるヒイラギも、よく食卓に上る。
強いぬめりと鋭い棘があって捌くのは大変だが、きちんと料理すればとても美味しい魚である。


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同様に関東では外道扱いされるキュウセンも、地元では人気の高い魚。
性転換する魚として知られており、赤いキュウセンは全て雌。
群れの中で特に体が大きく強い個体が性転換して、青い雄になるのだという。
塩焼きや南蛮漬けにすると大変美味で、私の釣りの師匠である父にいたっては、一時期、これを専門に狙って釣行していたほどである。


私が初めて釣り竿を握ったのは、まだ物心ついて間もない頃。
私に釣りを教えた悪い人(笑)は、父と、母方の祖父。
島育ちの父は海釣りが得意で、一方の祖父は淡水釣りと投網の名人だった。
私は父や祖父が釣りに出掛けるたびについて回り、色々な魚の釣り方や投網の打ち方を教えてもらった。

家のすぐ近くに大きな川が流れ、海へも自転車で行ける距離だったこともあって、私はすっかり釣りの虜になった。
小学校高学年になる頃には、仲間を誘ってチャリンコ部隊を編成し、年がら年中、海や川で魚を釣ったり、河口でシジミやハマグリを採ったりして遊んでいた。

当時の釣り方は、主に投げ釣りとのべ竿での堤防ウキ釣りだったが、それでも色々な魚が釣れた。
カレイ、アイナメ、キス、キュウセン、クロダイ、スズキ、メバル、サヨリ、etc.・・・
私の釣果記録のうち、クロダイとマコガレイの最大サイズは小学生のときのもので、いまだにこれを破ることができずにいる。

房総ではポピュラーなターゲットであるアジやサバは、私の故郷では不思議と釣れなかった。
私が子供だから釣れなかったというわけではなく、大人たちが釣り上げるところも一度も見ていないので、やはり居なかったのだと思う。
同じくメジナも、私はずっと実物を見たことがなかった。


中学生になると、私は仲間とともにルアーフィッシングにのめり込んだ。
当時はまだ近所にブラックバスはおらず、川や池で釣れるフィッシュイーターは、ケタバス、ナマズ、ライギョなどだった。
河口近くでは、たまにスズキも釣れた。

ケタバスは、琵琶湖産の稚鮎に交じって放流されたもので、ウルトラライトアクションのタックルでのスピナーゲームがとても面白かった。
当時、中学生の小遣いでも買えるシェイクスピア製のスピニングロッドを使っていたが、とてもよくできたロッドだった。
リールは、カーディナルが欲しかったけれど買えなくて、大森製作所のマイクロ二世を使っていた。
そんなタックルにナマズやライギョが掛かると、それはもう大騒ぎ。
ルアーを失いたくない一心で何とかランディングに持ち込んでいたが、今にして思えば子供ながらあっぱれである。

当時、近所の川でルアーフィッシングをやっていたのは私たちの仲間だけだったので、ときおり噂を聞きつけた大人が私たちの釣っているところに現れて、ルアーフィッシングを教えてくれと頼んできた。
生意気盛りの私たちは、いい気になってルアーのタイプがどうのこうの、泳がせ方がどうのこうのと偉そうに講釈を垂れていたが、本当に鼻持ちならないクソガキどもだったと思う。
当時の私が、いま目の前にいたら、思い切り尻を蹴飛ばしてやるところである(笑)。
後年、仲間の一人はバスプロになったと聞く。


進学のために上京してからは、故郷で釣りをすることはほとんどなくなった。
独身の頃は、たまに帰省した時に弟と一緒に近所の川でブラックバスやスズキを狙ったこともあったが、結婚して家族と一緒に帰省するようになってからは、一度も竿を出していない。

近所の川には、いつの間にかブラックバスとブルーギルが繁殖していた。
琵琶湖で増えたバスやギルの稚魚が、放流用の稚鮎に紛れ込んでこの川にも入ってきたようだ。
遠くからやってきた大勢のルアーマンが竿を振るようになり、なんだかアウエイな雰囲気になってしまった。

海の様子も年々変わっていった。
海岸線の整備が進み、観光施設が次々に建設された。
海中にも変化があり、父や弟によれば、私が子供の頃には姿を見ることが無かったアジやメジナ、アオリイカが普通に釣れるようになったという。
弟はルアーでのアコウ(キジハタ)釣りが面白いのだと言って、私たちの帰省に合わせて釣ってきてくれたりもした。
これも私が子供の頃には見たことのなかった魚である。
瀬戸内海の水温が、全体的に上がっているのだろうか。


私に釣りを教えてくれた父は、歳のせいもあって、最近では一人で釣りに出掛けることはなくなった。
機会があればまた一緒に釣りをしようという話はよくするのだが、なかなかゆっくり帰省することができず、いまだに実現していない。

数年前、一人で帰省した時に、自転車を借りて昔よく釣りをした海岸まで行ってみたことがあった。
綺麗に整備された海岸は、昔とはかなり雰囲気が変わっていたが、私が自己記録のクロダイを釣った小さな堤防は、そのままの姿でそこにあった。
この海で、久しぶりに釣りをしたいと思った。


今度帰省したら、父に釣りを提案してみよう。
弟も誘ってみようか。
寒い時期の釣りは父の体に障るから、暖かくなってからがいいかな。

ゆっくり休みを取って、子供の頃のように父と並んで竿を出して、キュウセン釣りを教えてもらおう。


    

2014/10/29

困ったちゃん  コラム
 

先日、とある雑誌の新年号への寄稿を依頼された。
担当者から電話で依頼内容の説明を受けたが、これから年末にかけては本業が忙しくなるし、なにより企画の内容がいまひとつだったのでお断りをした。

すると、若い担当者は、あっさり断られたことが意外だったらしく、「どうしてですか?何か不都合でも」と聞いてきた。

おいおい、何を言い出すのだ君は。
原稿を断るのに理由なんか要らないだろう。
むしろ、書くべき理由が私にはない。

特に理由はありませんと言うと、「他にお願いをした皆さんは引き受けて下さいました」と食い下がってくる。
私はとても不愉快になった。
誰に頼んだか知らないが、どうせ売名のために愚にもつかぬことをあちこち書き散らかす連中だろう。
そんな安っぽい奴らと一緒にされては困る。

それに、そもそも依頼の仕方がなっていない。
面識のない相手に面倒な頼みごとをするのに、いきなり電話で要件を切り出す奴があるか。
まずは初めましてと挨拶に来るのが礼儀というものである。

若者に仕事の仕方を教えるのも大人の務め。
少しかわいそうな気もしたが、こんな無礼を許してはいけない。
とにかく書けませんとぴしゃりと言って電話を切った。

私はこの担当者が悪いとは全く思わない。
部下をきちんと教育しない上司が悪い。

こら!ダメ上司。
反省しなさい。


    

2014/10/20

奴が来た?  コラム
 

昼休みに外出したところ、空は晴れているのに、遠くのビルが黄色く霞んで見えた。

おや?何だろう?

気のせいか、目の周りがかゆい。


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オフィスに戻り、気象庁HPの黄砂情報を見てみたが、現在、黄砂は観測されていない。

こ、これは・・・

もしかして・・・


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日本気象協会HPより引用(http://www.tenki.jp/particulate_matter/


PM2.5、来た―っ!


  

2014/10/15

正義と正義は衝突する  コラム
 

先日の釣行の際に買って帰った鯨缶。
私の大好物である。


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千倉・ハクダイ食品のツチ鯨の大和煮。


現在、日本の捕鯨は、国際的に大変厳しい状況にある。
わが国の主張が認められなかったことは残念だが、法治国家である以上、国際法、国際ルールには従わなければならない。
これは当然のことだ。

反捕鯨国には反捕鯨国なりの正義があり、それなりの理屈がある。
しかし、それはわが国の立場とは相容れない。
どちらの主張が正しくて、どちらが間違っているというような議論をしても、おそらく意味がない。
価値観の異なる者が百人集まれば、百通りの正義が有り得るからである。


私はわが国の捕鯨を支持する。
捕鯨及び鯨食はわが国の伝統文化であり、将来世代に継承すべき貴重な遺産だと思っている。

ただ、その立場をとったとしても、遠洋捕鯨を正当化するのはいささか苦しいようにも思われる。
遠洋捕鯨は近代以降のことであるし、少なくとも現時点において、日本国民の生活にとって必要不可欠とまでは言い難いからだ。

せめて伝統の漁業文化である沿岸捕鯨だけは、郷土の味を失わないよう、なんとしても守り抜いて欲しいと願う今日この頃である。


参考:日本捕鯨協会HP
http://www.whaling.jp/qa.html


   


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