2013/7/15
波にまつわるエトセトラ 釣行記:E鴨川〜千倉
性懲りもなく、「星魚」を狙いに行った。
釣れる魚よりも、釣りたい魚。
そうです私は大馬鹿者(笑)。
午前2時、ポイントに到着して車を降りると、何だか嫌な波の音が聞こえてくる。
少し歩いて磯を見渡せる海岸に出てみると・・・
ドッパ〜ン!
やばい。死ぬ死ぬ(汗)。
尻尾を巻いて車に引き返し、波裏の小磯へ移動。
何だか最近、このパターンばかりだ・・・。
しかし、逃げ場になるはずの小磯も、今朝は大荒れ。
周期の定まらないウネリが西の方角から差し込み、海の中はガチャガチャだ。
細かく千切れた海藻が毎回仕掛けに絡みつき、悪戦苦闘を余儀なくされる(汗)。
見渡す限り、磯に居るのは私だけ。
そりゃそうだよね。こんな海だもの。
結局、朝まで粘って、釣れたのは小さなカサゴが一匹だけ(もちろんリリース)。
こりゃあ駄目ですな・・・。


このまま帰るのも悔しいので、磯竿をルアーロッドに持ち替えて、ソーダ堤防の様子をチェック。
さすがにここまで来れば、海もベタ凪だ。
しばらく様子を見ていたが、何も釣れていないので、竿を振ることもなく撤収。
ソーダが回ってくれば、ここで遊ぶのも楽しいんだけどね。
早く来ないかな。
その後は、下道で帰宅がてら、外房側の海の状況をチェック。
サーファーの皆さんが喜びそうないい感じの波が入っていて、メジャーポイント(もちろんサーフィンのw)はどこも賑わっていた。
最後に、かつては泳がせ青物狙いでよく通った某磯に立ち寄り、サバでも居ないかとルアーを投げてみた。

しかし、釣れるのは小カマばかり。
投げても投げても、カマカマカマカマ・・・・・
どんだけ居るねん!

撤収っ!
熱中症になる前に、とっとと帰ろう・・・・
帰路、近道をしようと田んぼの中の道を走っていたら、気になる看板が目に入った。
「波の伊八」。
以前、何かの番組で見たことがある。
江戸時代の彫刻師で、「波を彫らせては天下一」と言われたという。

その「波の伊八」の彫った欄間の実物が、このお寺にあるらしい。
マジですか。
それは是非とも見てみたいぞ!

立派な山門をくぐると・・・・

本堂が見えてくる。
どきどき。

時間が早かったせいか、拝観客は私一人。
品のいいおばさんが、一対一で案内してくれた。
有名な「波に宝珠」も、手を伸ばせば触れられる至近距離で見ることが出来た。
(もちろん、触っちゃダメだw)

(建物内は撮影禁止に付き、画像はありません。あしからず。)
いや〜、いい物を見せて頂きました。
有難うございます。
ちなみに拝観料は500円也。
そんなわけで、今日は地元房総の古美術に触れるドライブを楽しんできました。
え?釣り?
何のお話でしょう?
こんなクソ暑い日に、ぐうたらで軟弱者の私が、釣りになんか行くわけないじゃありませんか。
あははは・・・・・
タグ: 釣り
2013/1/13
復帰第二戦 釣行記:E鴨川〜千倉
金曜日に門番さんから届いた迷惑メール(笑)のおかげで、すっかり「泳がせスイッチ」が入ってしまった管理人。
前回のリベンジを果たすべく、アジ好調との報告が聞こえてくる外房へ、気合を入れて出撃した。
しかし、ひとつ大事なことを忘れていた。
今日は三連休の中日。
極寒にもかかわらず、とにかく釣り人の数が多かった。
第一候補の実績堤防には先客のヘッドライトらしき灯りあり。
第二候補の堤防にも赤いLEDが二つ。
HG堤は、いわずもがな。
仕方なく、誰も居ないマイナーな堤防を見つけてとりあえず竿を出してみた。
ここは昔、団子釣りで何度か竿を出したことはあるが、果たしてアジは居るのか?
すると・・・・居る居る!
体調18cm前後の活き餌に丁度いいサイズのアジが、一投毎に食ってくる。
この様子なら、泳がせも期待できそうだ。
わくわくしながらバッカンに活きアジをキープした。

ところが、一時間もしないうちに二人のカゴ師が現れて私の両サイドに荷物を置き、釣りの準備を始めた。
うそ。マジか?
潮は右から左へかなりのスピードで流れている。
この状況で泳がせなんかやったら、まず間違いなくオマツリしてしまう。
「あの〜、僕、泳がせやりたいんですけど。」
などと彼らに訴えてみたところで、「はあ?」と怪訝な顔をされることは目に見えている。
やむなく、このポイントも諦めて撤収。
右隣のカゴ師が、「あれ、もう帰るの?どうして?」と聞いてきたが、理由なんて言えない。
言ったら気まずくなってしまう。
「いや〜、もう帰る時間なんで」と作り笑顔で堤防を後にした。
皆さま、どうぞ楽しんでいって下さいませ。
今日は泳がせ日和ではなかったと思って諦めます。
車に戻り、缶コーヒーで一服。
さて、泳がせがだめなら、何をしようか。
コマセもまだ残っているし・・・・・そうだ!メバルを狙おう!
メバルメバル。美味しい煮付けを食べたいぞ♪
というわけで、一気に南房へ移動。
久しぶりの尺メバル磯で竿を出すことにした。
かめやま式背負子「SS/KYK」も初出動だ。
釣り場に到着し、ネオプレーンのウエーダーを履いて誰も居ない磯に向かう。
この時期の地磯は海苔が成長していて非常に滑りやすいので要注意。
慎重に前に出てチャランボを打ち、釣り座を構えた。

海は穏やかに凪いでいて、まさにメバル日和。
これで出なけりゃ、魚は居ないってことですな。
さっそくフカセタックルをセットして釣り開始。
緩やかに潮が流れるワンド内の実績ポイントへ、オキアミと青イソメの付け餌を交互に試しながら送り込んでやる。
結果は・・・・・・・
はい。メバルちゃんはお留守でした(泣)。
朝まずめの二時間ほどやって、ウキを沈めたのは足裏サイズのメジナ1匹(リリース)と、B.サーフさんが喜びそうな良型のアカメ(もちろんリリース)のみ。
ぐわあっ!

ん〜、なんだかとっても嫌な展開だ。
新年早々、二連敗か?
このまま帰ったのでは、「でっかい魚釣ってくる」と家族に豪語して出かけてきた私の面目は丸つぶれである。
仕方がない。
こうなったら最後の手段。
ルアーでランガンじゃあっ!
最初に向かったのは、昨年のちょうど今頃、スズキのスーパーボイルに遭遇したポイント。
海面にはたくさんのトウゴロウが群れていたが、何かに追われる気配は全くなく、平和そのものの海。
10分ほどで見切ってすぐに移動。
今朝の海は、ベタ凪の澄み潮で、鳥山やナブラの気配もなし。
出会い頭のフィーバーは期待できそうもないが、がっかりすることはない。
こういう時こそ、「基本」に立ち戻るのだ。
偶然性に頼ってちゃいかん。
ターゲットを「岩礁帯のスリットの砂地に定位するヒラメ」に絞り、頭の中の引き出しからいくつかのポイント候補をピックアップする。
まず訪れたのは、小さなサーフに隣接した岩礁帯に掘られた小漁港。
しかし、お目当てのポイントにはすでにフカセ師が二名。
こんな昼間に何を狙っておられるのだろう。
私だったら、せっかくそのポイントに入れたのならトウゴロウ釣って泳がせますけど・・・
その後も数か所の磯や堤防を回ってみるが、どこもフカセ師や底物師の仕掛けが入っていてルアーを通すことができない。
やっぱり日曜日は厳しいなあ、と思いながらさらに車を走らせ、ようやく誰も居ないポイントを発見。
そこは、某メジャー磯のすぐ近くの小漁港。
遠望するメジャー磯には底物師の竿がずらりと並んでいるが、幸い堤防には誰も居ない。
ラッキー♪と車を停めて、ロッドと玉網を持ってポイントに向かった。
堤防から見た海底の様子は、ちょっと分かりにくいかもしれないがこんな感じ。

黒っぽく見える根の間に伸びる白い砂地のスリット。
泳がせで狙うのも、このようなポイントだ。
一見ガチガチの岩礁帯でも、ところどころにフラットな海底があれば、ヒラメが隠れている可能性は高い。
ボトムをねちねちと攻めるために、ウイードレス性能の高いジグヘッドにスローでもよく泳ぐワームをセットする。
ワームカラーは、シロギスをイメージしたパールホワイトを選択。
さあ、お魚ちゃん、出ておいで。
そこに居るのは分かっているんだよ。
どんなに息をひそめたって駄目さ。
君が隠れていることは、このかめやまこ様が、
まるっとすりっとお見通しだあっ!
そして数投目。
スリットの中から、ゴゴンッというバイトで飛び出してきたのがこの子。
ジャスト55cmのマゴチちゃん。

YES!
本命じゃないけど、狙い通り!
やったね♪
本命に負けず劣らず美味なる獲物に満足&感謝して、納竿とした。
次こそは、本命を・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<本日のタックル&仕掛け>
○カゴアジ&泳がせ(未遂)の部
遠投磯竿3号−53+SW4000XG
PE1.5号+ナイロンリーダー6号
電気ウキ1号+自作フカセカゴ+2本針仕掛け
○フカセの部
磯竿1.5号-53+レバーブレーキリールC3000DXG
ナイロン4号+フロロ3号+チヌ針3号
円錐電気ウキ3B
○ルアーの部
TMACS107/09+4000XG
PE1号+フロロ6号
ジョイントアックス3/4オンス+BTS4-1/2インチ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<本日の食材&お酒>

小アジはちゃっかりキープ。
細かくたたいて「なめろう」に。

あられもない姿のマゴチちゃん。(いやん、見ないで♪)
刺身とアラ汁、刺身の残りは「漬け」に。

シーバカさんから頂いた君津の美酒「天の原」。
大変美味しゅうございます♪ 有難うございました。
タグ: 釣り
2013/1/5
肩慣らし 釣行記:E鴨川〜千倉
1月4日の東京証券取引所の「大発会」は、史上空前の活況を呈したらしい。
選挙前に懸念された「フォース・インパクト」の危機(内輪ネタです。すみませんw。)が冷静に回避され、日本が再生へ向かって着実に歩み始めたことへの評価と期待の現れであろう。
とはいえ、政策誘導の「アベノミクス」には限界がある。
持続的成長を実現するために必要な本質的政策は、言うまでもなく「構造改革」だ。
3年のブランクを経て再度国政を託された自民党政権が、業界団体や高齢者などの既得権益層を有力な支持基盤に持つという「内なる矛盾」を抱えたまま、いかにして「構造改革」に切り込んでいくか。
当面は無難な肩慣らしから入るのかもしれないが、政権政党としての覚悟があらためて問われるところである。
同時に、われわれ国民の民度も厳しく試されているということを忘れてはいけない。
日本国民は、全てこの「日本」という大樹に寄り添って生きている。
この樹の幹をより太く、健康な状態で、子や孫、ひ孫の世代に残していくこと。
それがわれわれ現役世代の義務である。
そのために必要な負担であれば、誇りを持って受け入れる自負があるか。
自分の利害ばかりにとらわれていないか。
政治がうまく回らないとすれば、それは国民一人一人の責任でもあるという自覚が必要だ・・・・・・
そんなとりとめもないことを考えながら幕を開けた2013年。
しばらく休んでいた釣りの方も、本日ようやく再開することができた。
3ヶ月ぶりの復帰戦で、以前のように竿が振れるかどうか不安だったが、何とか私も無事に肩慣らしを終了。
結果の方は「むむむ」だったが(笑)、以下簡単にご報告。
今回、同行させて頂いたのはシーバカさん。
どこで何を狙おうか相談した結果、初釣りは例年通りカゴアジ〜泳がせの「わらしべ」リレーで一発を狙いたいという私の我儘にお付き合い下さることに。(恐縮です。)
はやる心を抑えつつ、家族には「ちょっとリハビリに行ってくる」と告げて自宅を出発。
極寒の中、一路外房に向けて車を走らせた。
途中、大原の釣り餌屋さん「釣侍」に立ち寄り、解凍を依頼しておいたアミコマセを受け取る。
初めてお会いする愛想の良い若い店員さんが、「まだちょっと凍っているのでほぐしておきましょうか。寒い外でやるのは大変ですからね。」と言って、ハンマーで固い部分を叩いて柔らかくしてくれた。
有難うございます♪
このようなさりげないサービスは本当に嬉しいものです。
あまりに嬉しかったので、ここでちょっとPRしておきました(笑)。
再び車を走らせ、シーバカさんの居る外房某港に向かう。
シーバカさんからの連絡で、第一本命の堤防には既に先行者が居るということだったので、選んだのは予備候補の堤防。
駐車スペースに到着して車を降りてみると・・・
「うわっ!風、強っ!」
極寒&強風の堤防先端でシーバカさんと合流し、強烈な横風の中で釣りを開始したが、案の定大苦戦。
風に流された仕掛けがすぐに堤防際まで戻ってきてしまい、ポイントに仕掛けを留めることができない。
シーバカさんも、早々にアジングを諦めた様子。
う〜ん、参ったなあ。
それでもなんとか20cm程度のアジを3匹捕獲し、朝マズメの泳がせに望みをつなぐ。
やがて東の空が少しずつ明るくなってきた。
私はぶっ込み泳がせ、シーバカさんはルアー、それぞれのスタイルで、高確率でヒラメが潜む実績ポイントを探る。
結果は・・・・・
見事に玉砕。
残念ながらヒラメちゃんはお留守だった。
「新年早々、やっちまいましたね(笑)」といいながら荷物を片付けていると、沖合い200m位の所に急に鳥が集まってきた。
「おおっ!」と思いながら見ていると、それはやがて大きな鳥山となり、その下では派手な水しぶきがバシャバシャとあがり始めた。
きたきた!きたぞっ!
もっとこっちへ来い!
射程距離へ!・・・・
・・・・・・はい、終了。
鳥さんたちは三々五々解散し、どこかへ飛んでいってしまった。
むむむむ。
第二ラウンドは、サーフヒラメ。

ウエーダーを履き、広いサーフをてくてく歩きながらルアーを投げた。
青い海を眺めながら、波頭の向こうへフルキャスト。
アタリはないが、潮風を浴びながら身体を動かすだけでも楽しい。
そういえば、ソルトルアーを初めて半年くらいは何も釣れなかったっけ(笑)。
それでもやめなかったのは、こうやって海の景色を見ながらあちこち歩くのが楽しかったからだ。
釣果を追求するばかりが釣りじゃない。
怪我をして、しばらく竿を持てなかったことで、忘れていた何か大事なことを思い出せたような気がした。
そして、何事も起こらないまま、やがて終了時間に。
シーバカさんにご挨拶して、お先に帰路に着いた。
>シーバカさん
今回は私の我儘にお付き合い頂き、有難うございました。
結果は残念でしたが、久しぶりのサーフはとても楽しかったです。
やはり海はいいものですね。
次回はルアー一本勝負でリベンジしましょう♪
余談であるが、帰宅途中に某サーフを通りがかったところ、大変な混雑振りで少し驚いた。
情報という「ベイト」を追って移動するのは鳥や魚だけではないらしい。
そのこと自体は全く否定するものではないが、釣り師としての「矜持」だけは保っていたいものだとあらためて思った。
・・・・・・・・・・・・・・
そんなわけで、何とか無事に復帰戦を終了。
ご心配下さった皆様、本当に有り難うございました。
ほんの一時間ほどでしたが、サーフでルアーを投げることもできました。
まだ若干の違和感が肩に残っておりますが、このまま適度な運動でリハビリして、夏までにはショアジギングも再開したいと思います。
釣り馬鹿の私から釣りをとってしまったら一体何が残るんだろう、と常々思っておりましたが、休日にも家でごろごろしているだけの鬱陶しいオヤジしか残らないということがよく分かりました(笑)。
これからは今まで以上に怪我に気をつけて、無理せず安全第一で、末長く釣りを楽しんでいきたいと思います。
今後ともよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。
タグ: 釣り
2012/5/12
今期カゴアジ第一戦 釣行記:E鴨川〜千倉
今回の釣行は、今期初めての本気モードのカゴアジ。
釣友からの「外房でかアジ好調」情報に、居てもたってもいられなくなったのである(笑)。
ただし、向かったのは、南房方面の地磯。
外房エリアの漁港は最近のアジング人気で混雑しているらしいので、出来るだけすいているポイントで竿を出したかったのだ。
車中のBGMは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。

RED HOT CHILI PEPPERS "I'M WITH YOU" (2011)
http://www.youtube.com/watch?v=RtBbinpK5XI
ノリノリでヘッドバンキングしながら、午前3時、目指す釣り場に到着した。
ポイントに立って海を見渡すと、見事なまでのベタ凪ぎである。
潮もあまり動かなさそうだし、果たして大丈夫なのかしらん?と一抹の不安を覚えながら竿を出した。
そして・・・嫌な予感は的中。
開始早々、怒涛のジンタラッシュ(汗)。
体長15〜16cm。
泳がせ釣り用の活き餌なら丁度いいサイズだが、あいにく今回の本命は「でかアジ」だ。
泳がせをやるつもりはない。
釣れたジンタを都度リリースしながらサイズアップを狙ったが、状況は一向に変わらない。
そこで一計を案じ、次のような作戦をとってみることにした。
@吹流しサビキ仕掛けをやめて、餌付け一本針に変更。
Aジンタが飲み込めないよう、大きな針(チヌ3号)と大きな餌を使う。
大きな魚には、大きな針と大きな餌。
単純だけれど、真理である。
Lサイズのオキアミの中からなるべく大きなものを選び、背を反らせるように針に刺してボリュームを出す。
ジンタがつつくアタリにも決してアワセを入れず、時折誘いを入れながらじっと我慢して、その時を待つ。
やがて、ウキが一気に海中に消え、竿先をガツンと引き込むいいアタリが来た。
よっしゃ、食ったぞ!
元気に走り回った末に姿を見せたのは、23cm、レギュラーサイズのアジ。
本命のでかアジではないが、これなら十分キープサイズだ♪
その後、同サイズを3匹ほど追加したところで、いよいよ朝マズメ到来。
さあ、ここから一気に挽回だ!と期待が高まるが・・・・・
なんと、まさかの沈黙(汗)。
ジンタのアタリもパッタリと途絶えてしまった。
マジですか?
さらに言うと、普段ならうじゃうじゃ居るはずのフグの姿がない。
コッパメジナもいない。
これはいったい、どういうことだ・・・・・?

結局、朝マズメのプライムタイムも無駄に浪費して、玉砕。
なんてこったい(泣)。
その後は、各所の状況を見ながら移動。
イワシの接岸で各所でナブラが立っているという噂も聞こえていたが、今朝は全くその気配無し。
イワシの群れは見られず、鳥の姿も無し。
たまに飛んでいるのはトンビだけ。
一応ショアジギタックルも用意していたのだが、とても振る気にならなかった。
最後に辿り着いた漁港では、MOBARA師匠がアジングのエキスパートからレクチャーを受けていた。
私も便乗して色々教えていただいたが、実に面白い。
でかアジを狙うメソッドとして、とても理にかなっている。
私もぜひやってみたくなって、帰りにショップに寄ってアジング用PEラインを購入した。
次回はライトタックルで尺アジを狙うのだっ!
<本日のキープ分>

アジ22〜24cm×4匹
<tackle data>
ロッド:がま磯カゴスぺV3−53
リール:SW4000XG
ライン:PE1.5号+ナイロンリーダー6号
ウキ:(夜)ナショナル電気ウキ1号、(朝)KP工房「昼用スーパー」1.5号
カゴ:かめやま式フカセカゴ
ハリス:フロロ2号
針:チヌ3号
タグ: 釣り
2012/2/18
寒修行 釣行記:E鴨川〜千倉
金曜日の夜。
出張で溜まった仕事を何とか片付けて帰宅した頃には、小雨から大粒の牡丹雪に変わっていた。
予報によれば、このまま明け方まで降るという。
今夜は積もるかもしれないな・・・。
車のトランクに、釣り道具と一緒にタイヤチェーンとスクレイパーを積み込み、外房へ向かって出発した。
いつもの釣り餌屋さんに到着し、解凍を依頼しておいたコマセを受け取る。
普段の週末なら、解凍予約分のコマセが所狭しと床に並んでいるのだが、今夜はぽつんと私の分しかない。
あらら、常連の皆さん、釣行見送りですか。
それじゃあ今回は、この私がどこでも好きなポイントに入らせていただきますよ(爆)。
海岸沿いの道をさらに南に下ると、御宿を過ぎたあたりで雪がやんだ。
雪雲のエリアを外れたようだ。
このまま朝まで天気がもってくれることを願いながら、今日の目的地に向かって車を走らせた。
釣り場に到着すると、気温は低いものの風は穏やかで、空には星も見えている。
静かに凪いだ海面からは水蒸気が立ち上り、幻想的な風景が広がっている。
思っていたほど状況は悪くない。むしろ釣り日和かもしれない(笑)。
誰も居ない堤防の先端まで歩き、船道のベストポイントに釣り座を構える。
例によって、カゴアジ〜泳がせの「わらしべリレー」だ。
まずはアジ狙いのカゴフカセから。
オキアミ餌の2本針仕掛けで水深のある船道を探ってみる。
すると、すぐにアタリがあって、20cm弱のアジがヒット。
よしよし、アジは居るぞ♪
さすがに入れ食いとはいかないものの、ほぼ一投に一匹のペースで18〜20cm位のサイズが食ってくる。
ワンドの奥に位置し、波も穏やかなこのポイントは、越冬アジの溜り場になっているのだろう。
数日前には地元のおっちゃん連中がバケツ一杯にアジを釣っていたらしいが、今日は誰も居ないので私の貸切だ。
ラッキー♪
そうして1時間ほど経った頃だろうか。
にわかに北風が強くなり、頭上に黒い雲が広がったと思ったら、突然大粒の雪が殴りつけるように降ってきた!
うわ!なんだなんだ?
周囲の視界はあっという間に白い雪に遮られ、電気ウキの明かりもほとんど見えなくなった。
さらに、冷たい北風は時折突風となり、風に押されたロッドケースが危うく海中に転落しそうになった。
この状況で、カゴフカセを続けるのは無理だ。
どうする、いったん車に避難して朝を待つか?
でも、一度車に戻ってしまったら、まず間違いなく気力を失い、二度と外へ出られない。
指先はかじかみ、足のつま先にはネオプレーンソックスでも防ぎきれない冷気がジンジンと伝わってくる。
さあどうする?
さっさと決めろ、俺!
私の出した結論は・・・・
「泳がせに切り替えて続行!」
ウキが見えなくたって、ぶっ込み仕掛けの泳がせなら、竿先ライトでアタリが取れる。
最悪、アタリが取れなくたって、飲み込ませてしまえばいいのだ。
風で飛ばされそうな荷物をクーラーボックスや水を張ったバッカンにゴムロープでまとめて縛りつけ、おもむろに泳がせタックルを準備。
活きアジに針を打ち、フラットな船道と岩礁帯の境目を狙って投入する。
さあ、本命でも外道でもなんでもいいから、食いついてくれ!
堤防には、吹雪の中、雪だるまになりながら釣りを続ける変態お馬鹿が一人。
寒さを紛らそうと、ストレッチ運動をしてみたり、その場でヒザ上げダッシュをしてみたり・・・
いかにも怪しい(爆)。
「何で俺は、このくそ寒いのにこんなことしてるんだ?」と自問してみたところで答えなんか無い。
ただ、したいからしてるだけだ。
そもそも釣りをするのに理由なんか無い。
「する理由」があってやっていることなら、「やめる理由」だっていくらでもある。
寒いのが嫌なら、何か理由を見つけてやめればいい。
でも私には、寒いからといって釣りをやめるべき理由がない。
寒かろうが雪が降ろうが、やっぱり魚の顔を見たいのだ。
しかし、そんな私の想いも、残念ながら今回ばかりは海の神様に届かなかった。
横殴りの雪は夜明け前には止み、一転して晴天が広がったが、本命のアタリも外道のアタリも一切無し。
朝7時のチャイムが鳴る頃には活き餌が底を尽き、ゲームオーバーとなってしまった。
参った。完敗だ。
でも、不思議と悔しさは無い。
むしろ、「やりきった感」さえある(爆)。
凍りついた雪で「がびがび」になった背負子を担ぎ、清々しい朝の空気を頬に感じながら、誰も居ない堤防を後にした。
帰路、大きな港の港内を覗いて稚鮎調査をしてみたが、まだ群れは入っていないようだった。
例年、「ビッグひな祭り」の頃には釣れているので、来週あたりには期待できるかな?
<本日のおまけ>

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