
日本最大の湖で近畿の水源琵琶湖。琵琶湖から流れ出る淀川が京都、大阪を通って大阪湾にそそぐ事で我々もお世話になっている。(ちなみに私の家は北河内の寝屋川です)
以前から漕ぎたいと思ってたけどなかなか行く機会がなく、ついついポイント漕ぎになっていた。ここでようやく琵琶湖を淀川にと繋げる旅にでる!とまあ大層な意気込みで朝は京阪 石山寺駅近くで集合。いざ琵琶湖大橋横の真野浜へ!
道の駅について驚き!なんと直接浜と接していて出艇できる。しかも駐車場から20mほど。素晴らしい。上の写真は道の駅から撮ったもの。まさに琵琶湖大橋の真横。おまけに船着場まである。
さて今回は私はノア500、なんと6月の明石海峡以来の出撃である。
琵琶湖は元々午前中は穏やかなやさしい湖。しかし昼過ぎから風が出だし、3時ぐらいからは非常に危険なところ。特に三角波が多く、残念なことに事故が多い。つい先日もカヌーでなくなられた方がおられる。もしいかれるのならくれぐれも注意して欲しい。我々も昼には近江大橋に着く予定。もし遅れたら畳んで電車で帰るつもりで、電車の路線図やら地図やらタクシー会社の連絡先かいてGPSもってさあ出発。

出発してすぐ見えるのが浮御堂。琵琶湖はこういう水の中の祭社が多い。古代から水神の信仰が深かったのだろう。
周りにも歴史を感じさせる石組みも多く感無量。近くの城跡は坂本城の出城だろうか?ちょっと勉強不足でわからない。この坂本は明智光秀の居城。安土城の信長、長浜城の秀吉と琵琶湖を囲むように展開。湖上の輸送を握ってたんだなあと改めて思う。

仰木から雄琴、坂本と進むと日吉大社と比叡山が見える。ここを攻め上っていったのか。この光景をみたくてきたともいえる。きてよかった!
坂本から唐崎まで進みショ-トカット。柳が瀬、浜大津をカットして直接お近江大橋へ。
やはり風がいやらしい。右からきたり、左からきたりとややこしく、突風が多く悩まされる。まだそれほど強くはないもののけっして舐めていけるものではない。海と違い波立ってなくていきなり風が来るのでとまどうことしかり。やはり山から直接くるので読みにくい。そんなこんなで近江大橋へ。

ここまで約15km、平均時速5.4km/h 12時過ぎに到着。やっぱり琵琶湖は昼までが勝負。
しかし海岸線が美しく、変に護岸工事をしてないので比較的どこでも出艇できる。また葦も多く魚が多い。最近海でも川でもどこでも護岸工事だらけなのにこの滋賀県の美観へのこだわりは素晴らしい。久々に懐かしい景色を堪能しました。
さて琵琶湖から瀬田川(淀川)に進むのは後編で。

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