
先月、宇治の天ヶ瀬ダムをいったことで繋がった近畿二府四県、あと紀ノ川の河口から雑賀崎と浜の宮から有田・沖ノ島をいくとなんと琵琶湖から徳島が繋がる。なんとかこのコースを年内にいってしまいたい。
しかし私はどうも有田とはどうも相性が悪い。初めて行こうと試みた平成14年1月から、何度も挫折。あるときは荒れ、ある時は急な用事。今年の6月も沖ノ島まで行きながら強風で引き返す羽目に。実はこのコース、先週の15日もいこうとした。しかし海があれたので中止。やっぱりどんな時でも無理はいけない(本当ですよ)。今度こそ一気に繋げて来年につなげたい!
さて今回の計画はまず電車でスタート。磯ノ浦から有田の島までいって一気に繋げる。ゴールは箕島の予定。無理なら下津か冷水浦だけど港は避けたい。潮は新月の大潮。午前中が北流なので磯ノ浦はエディーラインにはいるので南向きの対流が使える。
雑賀崎は頑張って漕いで和歌浦湾は再び対流を使う。11:30には潮どまりがあるので一気に有田へ・・といったものだ。特に地の島と本土の間はかなり潮流による流れが速い。ここは流れに乗っていこう。さあいざ出発!
当日7:28南海電車二色浜駅、ファルトを担いでだがまだすいていて乗りやすい。泉佐野で急行、和歌山市で加太線に乗り換え磯ノ浦へ。このパターンは1月の洲本にいったときと同じ。艇もパートナーも同じノア500EXと自称のんびりパドラーさん。
電車のなかで釣りの人から声かけられる。有田までいくといったら驚いていたが、前回洲本までいったというとあきれていた。まあ普通はそうやろなあ。

8:29磯ノ浦に到着。数人のサーファーが遊んでいるのをみながら出艇準備。着替えてカヌー組み立てて準備して、出艇は9:17。
まずみえる和歌山港の船舶を避けて沖に!ちょうど210度の方向に沖の島が視認、一路進路を向ける。そこから少し沖に進むも意外に漕ぎやすい。ここまでくるとまだ逆潮なのに風が押してくれて快調。
じゃ、このままいこうと沖合いをまっすぐ南下で和歌浦湾を縦断だ!
和歌山港に入るフェリーを見ながら余裕でかわす。流石に大潮なので漁船が多い。とはいうものの完全にラインの外。GPSを地図データーからトリップコンピューター表示を切り替え。なんとコンスタンスに時速6km越えてる。いくらタンデムとはいえファルトでは驚異的。
追い風に乗って順調に進むも地の島が近づくとやはり逆潮の影響がでる。しかし11時を過ぎると目に見えて流れがゆるくなる。と、そこで左方から船舶!やはり下津港の近くは多い。
なんやかんやいって無事11:51に地の島着。ここまで磯ノ浦から17km。海上を直線だと思ったより近い。平均時速がなんと6.8km/h。ちょっとありえないなあ。

例によってジェットボイルでお湯をわかしてホットコーヒー。ああいい気分だ!ついに琵琶湖から徳島まで通じたんだなあ。
ここからまだ時間があるので、広川を目指すことにする。こういう行動の自由度がファルトのいいところ。
昼食を終わってさあ出発。今度は追潮だ。海なのに流れがはっきり見える。さすが地の島、流れが速い。
潮と風にのりここから時速6.5〜9km/hをいったりきたり。ただ波に押されてコースの修正がしんどい。
有田川の河口は例によって三角波がたつ。おもわずヒャッホー星人になりそう!
難所、宮崎の鼻を越えると目の前に広がる湯浅湾。うーん、いい。これはいい。
相変わらず風に押されハイペース。14時には苅藻島に到着。例によって洞窟をくぐる。・・・ここでGPSの電池切れ。アチャー、チェックミスです。ここまで29.5km、平均6.6km/h、瞬間最高速なんと時速14km/h。凄いわ。

苅藻島から対岸の名南風鼻の方に進む。私の大好きな洞門をくぐって気分は最高潮。
ついこの間の強風がうそのような穏やかな唐尾湾を通り西広海岸にゴール。約5時間、33km お疲れさんでした。このあと広川ビーチ駅までテクテクテク。二色浜についたのはもう18時、身体はヘロヘロ、心は満足の一日でした。

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