
(スタート前の浜寺大橋、まだあたりは薄暗い)
まず始めにカヌーに乗って海まで行こうと思った。そして次に淀川から大阪湾を和歌山まで漕いでみたいと思った。(とにかく大阪府をこの手で漕ぎ抜いてみたかった) このとき平成16年の11月に八幡の三川合流から大阪港北港ヨットハーバー、そして浜寺公園から泉州、友が島、淡路島を経由して紀ノ川までたどりついていた。後残すは堺の築港横から大和川を経由して南港、北港だ。実はこのBLOGでももう一つのルート、毛馬の閘門から大川(旧淀川)、木津川を経由して南港から大和川の行程を書いたことがある。あのコースはこの翌年の平成17年。どちらのコースもちょっと気軽にいくコースではない。そして遂にここに決行!

(堺の臨海コンビナート築港新町の外側、タンカーなどが止まっている)
家を始発の京阪電車でスタート。南海電車の諏訪ノ森で降りて浜寺大橋まで歩く。AM6:10に浜寺大橋着。真っ暗ななか艇を組み立てていざ出発。
スタートの石津漁港はほとんど船も動いていない。周りにタンクや巨大な煙突がみえるなか泉北北港に進んでいく。泉北北港をぬけるとき前方からタンカーが入港してきた。幸い離れていたので余裕があったもののやはり怖い。ここはかなり港が深く、港を出るまでに2.5kmほどある。そして曲がったら築港の外側は4kmの岸壁。これが辛い。
いよいよ港の外に出て4kmの岸壁を進む。すると曲がってすぐに巨大なはしけ(?)。恐る恐る中を抜けていく。(上の写真参照)それをこすと延々まっすぐな直線。曇っているので尼崎や神戸も見えずただみわたすかぎりテトラポット。かなりめげました。ところどころになんか化学的な臭い。正直、大丈夫かなと不安になりながらも進んでいく。たまに通る船舶の引き波みあったりして左手に一文字が見えてくる。

(前にはテトラポットしか見えない。漕いでてかなりめげる)
一文字の横が岸壁の終わり。そこから堺港の出口(入り口)と大和川の河口だ。このあたりは釣り船などがかなり多い。1kmほど向こうにブイが見えるのでまずそこまでダッシュ。一息いれて再び南港の岸壁までダッシュ。今、船がいないからといっていつ出てくるかわからない。ようやく南港の南の端にたどりつく。ここでまだ半分、しかし船が多いのはここから。ここで確か9時前だったと思う。さあ大阪港だ!<後半に続く>

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