
(透き通るような水の中で・・・私にはきっとよく似合うはず??)
まあしかし延々と岩、また岩。段々感覚がマヒしてきてついスカウティングせずに突っ込んだりする。いけないいけない、こういう時に思わぬ落とし穴。

(岩に完全にはさまって動かない。せ、狭い)
まず落ち込みの最後に隠れ岩、上を通るときに思わず裏返って二人とも沈、続いて狭い水路を通るときに岩にあたってパドルを取られてしまった!思わずハンドでダウンリバー。やっぱりしっかり漕がないといけません!

半分ほどいったところで昼食、そこで最近よく見る鹿の足跡。まあ要するに山ん中ばかりなんだなあ!
四郷川と合流したところでつり橋がみえる。そしてすぐに丹生川上中社だ。この辺は禁猟区の看板も多く、ご神域という趣きがある。

(増水するとウェーブがたつ丹生川上中社前)

(丹生川上中社前の滝、いい感じです!)
さてここからはあと3kmちょっと、別にトロ場というわけではなく相変わらず岩が多い。いつの間にか時間は4時を回っている。とにかくあともう少しだ。
山の上では太陽が沈んでいく。逆光がとてもまぶしい。しかし日が沈むのを正面に見ながら漕ぐのはいかにも西に向かっているという感じがする。そもそもこのコースは伊勢から川を使って和歌山に抜けようというもの。東から西に向かう行程は思わず、神武東征でいったん河内に上陸した神武天皇が戦いに破れ、東から西に回りこむのを思い起こさせる。

さあいよいよゴールだ。二人ともかなりヘロヘロ。でも気分は爽快。いい一日だった!
カヤックを置いてバイクに二人乗りで登っていく。思わず川を覗き込んでまたまた感慨にふける。よーいったなあ。・・・追伸、でももう濡れた身体にバイクの風は寒かった・・・

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