
(淡路島の吹上浜にて。出艇準備だ)
まだ日本がなかった時代、イザナギノミコト、イザナミノミコトの二神が天上の天の浮橋より、天の沼矛をもってかきまわし、その矛を引き上げたときに、矛の先から滴り落ちる雫が凝り固まって一つの島となる。古事記、日本書紀にあるいわゆる国生みの神話だ。その雫こそ淡路島の南にある沼島(ヌシマ)といわれている。
http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/index/menu/121/
ルート的にも淡路の南はまだ漕いでいない。先週、先々週の池、川に続いて今週は海に行ってみよう!

(奥に見えるのは鳴戸大橋、まさに快晴)
今回はこのブログにも新艇を買った写真がでていたK兄貴、そしてのんびりではないのんびりパドラーさんだ。渋滞を避けて大阪を6時前に出発。淡路島に渡り吹上浜についたのが8時。吹上浜といえばここから鳴門海峡を越えたのが今年の1月、もう10ヶ月かあ!
K兄貴は買ったばかりのエルズミア、二色の浜以外で使うのは初めてだ!私はのんびりパドラーさんとノア500、鳴戸横断コンビでの出艇。途中波が荒れたら畳んで汽船でもタクシーでも乗れるように着替えもいれて準備OK、8:45さあ出発だ!

(潮岬をまわり一路沼島へ、この島へ渡るときはいつもドキドキだ)
吹上浜を出て後ろに鳴戸大橋がみえてくる。相変わらずいい風景だ!天気は快晴、まさにカヌー日和。
潮岬を回ると沼島が一望できる。またこの日は視界が広く、阿南市の蒲生田岬から日高町の日の御崎までが見える。ああ、あの間を昨年渡ったんだなあと今までの自分の軌跡を改めて眺める。この気持ちがあるからやめられない。

(沼島の西岸に上陸、奥に淡路島と四国が見える)
潮岬から沼島は8kmほど。海の真ん中の島を目指して漕ぐ。このワクワクする気持ちがたまらない。この気持ちがあるからシーカヤックはやめられない!
はじめは小さかった沼島も段々と大きくなってくる。そして11:47 港の横の西岸に到着。

(二人でちっちゃなガッツポーズはOKコンビ)
海流もきついところなので水がきれい。淡路島から4kmほどなのに別世界だ。少しの休憩後島を一周すべく南に向かって進む。南はある意味太平洋の波がまっすぐ入ってくるところ。さあいったいどんな景色が待っているのかドキドキだ!

(この岩場を曲がると南側、うーんドキドキするなあ)
よく漕いでいて思うこと、あの岬をまわるとどうなっているんだろう!海を漕いでいると岬を回るたびに新しい景色がひらけてくる。まさにそんな表現がピッタリ!この景色をなんとあらわせばいいのか!写真には平面でしか写らないが実際の景色は身震いするほど。K兄貴はもう満面の笑み。そら最初のツアーがこれではたまらんわなあ。私も思わず壮大な景色に見とれていた!

(楽しそうなアニキ、きてよかったですね。)
岸壁に巨岩を見とれていた我々の前に洞窟出現!洞窟マニアの私がおもわず突っ込む。中は行き止まりだけど気分は探検家!しかしそこそこ波もあるのにファルトで突っ込むのはちょっと危なかったりして・・・

さあいよいよ南岸も終わり東岸だ・・・ 後編に続く

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