
5/28は初夏のチャレンジカヌー第一弾の伊勢〜伊良湖の予定、しかし夕方まで天気がもつはずがどんどん悪天候が早くなる予報に変わっていき昼過ぎから風がでそうな状況。しかも風向きが南東とまともにうける。更にへんに気温が高く最近視界が悪い。日本海側では濃霧注意報がでている。流石に海峡横断は無理は禁物ということで27日の20時に中止となった。とはいうもののもう行く気満々だったのでどこか行きたい。海岸沿いで荒れてもすぐ上がれるところでどこかないかと考えて思いついたのが淡路島。いつかいこうと思ってもう4年ほど立っている。せっかくだから夜出て行こうということで急遽淡路に出発だ!

(28日の午前4時40分ぐらい、まだ半分ねぼけている)
今回はいつもののんびりパドラーさんと二人、目的は淡路島東岸の洲本から江崎灯台、ここを行くと明石海峡と紀淡海峡がつながる。しかし距離が40kmあるので一気にいくにはファルトは辛い。ということで使用艇はK-2スポーツ、これを車に乗せ中に回送用のアドレスV100を乗せる。ちょっと艇が長くて積んだ車がお猿の籠やに見えるがまあいいってことで。高速を乗り継ぎ明石大橋を越えるとドキドキしてくる。あちこち探し回って江崎灯台の駐車場にスクーターを下ろす。「明日まで待っててね」と一声かけ洲本へ。陸送距離40km、ようやく洲本について大浜海岸の無料駐車場に車を止め車中泊「おやすみなさい・・・・」

(朝もやの中、かなり視界が悪い)
朝4:40ぐらいになんとなく起きる。やはり軽バンに大人二人は狭い。でも足伸ばせただけましかな?
ボーっとしながら朝食、やはりここはバナナだ!そして着替えていざ出発だ。駐車場の真横が狭い浜になっていて簡単に出艇できる。前に洲本まで来たときも同じペアだった。上陸したのは大浜より少し南なのでもちろんそこまでいってから上がることで一致、約2kmほどだ。
漁船が漁をする中まず海岸沿いに南下、前回の上陸(H18/1/17)の場所まで来てUターン、そこから海岸沿いでなく一気に東浦を目指そうということになった。正直、淡路島は景色に変化が乏しく気持ち的に漕ぎ難い。しかし沖合い一気なら遠くに島に渡る感覚で気合が入る。

(赤潮の上で---- やはり温暖化の影響が凄く多い)
漕ぎ出して目立つのがONOKOROパークの観覧車、しかし沖合い4kmぐらいなので他はよくわからない。意外とスピードがでず、6.5km/hから4.5km/hまでおちる。そんなにゆっくり漕いでる感じではなかったのでやはり風と潮の影響。大阪側より案外潮があるんだなあ。
視界は悪く大阪側はおろか関空もまったく見えない。これはかなり残念。あと驚いたのが赤潮、洲本から岩屋あたりまで細い帯になって点在している。文字通り真っ赤な水面が不気味、こういうところにも地球温暖化の影響があるとおもうとかなりショックだ。

単調な海岸線を20kmほど漕ぎ、ようやく世界平和大観音像前に到着。ここまで4時間、けっこうかかってしまった。ここで一旦上陸してちょっと休憩。ここからは明石海峡まで15kmほどか?もうちょっとだなあ。
休憩後今度は比較的海岸線を漕ぐと高速道路がよくみえる。私もあの高速ができてからほとんどしたにおりなくなった。淡路島にとっては良かったのか悪かったのか・・
知らない間にスピードも速くなっている。7km/hから9km/hに上がる。追い潮にはいったんだ。

明石海峡公園を越えると大橋がその全貌を現す。次第にうねりも大きくなってちょっとドキドキ、海峡に船舶が群れなし三角波がたっている。岩屋の海水浴場を越えるともう橋は目の前、そこにタコフェリーが入港してきた。海峡のエディーラインに入ってまつ我々とタコフェリー、その間を漁船が通りまさに海上交通の密集地帯だ。漁船も慣れてるのか軽く手を振ってわずか10数メートル先を抜けていく。我々も合間を縫ってダッシュ&ストップ・・・その時、一隻の漁船が急速に針路変更、こちらはびびったが向こうは平然としたもの。でも引き波けっこうたってるんですけど・・・

(行きかう2隻のタコフェリー、大きいタコと小さいタコ模様がある))
下から見上げた大橋に感動しながら江崎灯台へ。無事ゴール、6時間半約36kmでした。(ショートカットしたので陸送距離より短かかった。)
そして着替えて荷物をカヌーにいれて浜辺の端っこに裏返し、スクーターに二人乗りで洲本へ。ゴールの北側は風裏だったのでそんなことはなかったが東岸はかなりの強風、木は揺れてるし白波いっぱい。危ないところだった!まっこれで淡路東岸制覇だ。

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