先日打田から六十谷までを漕いできた。実はゴールの六十谷をいって明日で丸四年がたつ。あの時は紀行文をKAYAK海を旅する本3号に投稿して掲載されている。懐かしいので当時のままでアップしてみた。
平成15年12月4日(木)
どこかファルトでいけるところはないだろうか?といった話から紀ノ川を河口までくだって海にでようということになった。
そこから地図と時刻表とにらめっこ。まず移動はファルトらしく電車を利用。ほどほどに川をくだりまず海をめざす。そこからいけるなら7kmほど漕いで磯の浦海水浴場を目指して、波が荒れていたなら和歌山港で上陸ということになった。平日という事もあって参加メンバーは5人。全員がフジタカヌーのアルピナ2。まずYさん、Mさんのペア、私(河野)とTさんのペア、そしてタンデム艇を一人で使うのがSさん。
AM9:30 みんなJRりんくうタウン駅に集合 ものすごくきれいなビルと、ほとんど
人がいてないのがアンバランス。関西空港は大丈夫かと心配しつつ切符を購入。

<りんくうタウン>
行き先は紀勢線の六十谷駅。快速も止まるので30分ほどで到着。六十谷から紀ノ川までは約500m。しかし河原に着いても堰があってさらに800mほど下流にくだってさあ出発準備。

<紀ノ川 河原>
出発はAM11:10です。

<さあ出発だ>
六十谷は河口から6kmほど上流。流れも穏やかでのんびり気分。周りに高いビルが少なく、川幅が広いので凄く開放的な風景です。しばらくいくと南海電車の下を通過。橋脚が年代を感じさせるつくりである。

<南海電車の下で>
こういう景色もカヌーならではですね。昼食後いよいよ河口へ。紀ノ川は河口にその名も紀ノ川河口大橋がかかっておりそこを越えるともう和歌山港。

<紀ノ川河口大橋>
やはり河口は風も強く波が大きくなってくる。海にでたという実感が湧いて来てみんな意気揚揚。始めの予定通り磯の浦を目指そうという事になった。
河口からはえんえん和歌山北港海釣り公園の岸壁が続き返し波があってなかなか面白い。

<北港海釣り公園>
しばらく漕いでいると前方に加太・友が島が見えてきていい雰囲気。

<前方が友が島>
海釣り公園が5kmほど続いた後は和歌山北港へと進んでいく。やはり住友金属の縮小のあおりをくらってか港内の船舶も少ない。こんなところにも景気の波はあらわれているなあと
思いながらもやはり人数が多いと港内は恐い。3艇ぐらいが適当か?
前方に磯の浦海水浴場が見えてくるとなんか嬉しくなってみんなのペースがあがってきた。PM3:30ゴール 総行程13kmちょうど手頃なコース。ゴールは南海電鉄加太線の磯の浦駅のすぐ前。こうやって車の回収などなくて、ゴールも変えたりできるのがファルトのいいところです。

<磯ノ浦海水浴場>
更に今回は川と海と2度おいしいツアーとなりました。次回は磯ノ浦から大阪湾を目指そうとみんなで話しながら電車に。朝通った紀ノ川を今度は上からみながら感慨に浸って楽しい一日が終わりました。
やはり懐かしいです。この時はまだ全然繋がってなかったですね。あれから4年、一歩一歩今も着実に進んでいます。
そして更に今、繋がってきています。(2009/6/24)

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