
(ベタ凪の牛窓海水浴場、穏やかな瀬戸内のイメージだ)
先月、岡山の宇野から高松に渡った。その宇野だがまだ家から漕いで繋がっていない。私の中で岡山県の西は昨年6月の牛窓まで。この牛窓が電車での回送が不便でつい二の足を踏んでいたがそろそろ行けないとという事で日を選んでいくことに!艇はノア500EX、相棒は昨年の12月の東播磨港に続きナマズ小僧さんだ。今回は車で牛窓まで来て宇野から電車で帰るパターン、さあ一気に繋げるぞ・・・

(牛窓と前島の定期連絡線)
朝、前回来た牛窓海水浴場に到着。もう恐ろしいほどのベタ凪だ。さっそく着替えて艇を組み立てる。天気がよくかなり気温が上がりそうなので服装のチョイスに悩む。水はまだ冷たいもののかなり暑くなりそうだ。結局軽めのパドリングジャケットを選択、私はグローブも置いていくことに(正解でした、暑かったです)
8:20出発、瀬戸内海らしい本当に穏やかな雰囲気、ただちょっともやが出て視界が悪いのが残念。
まず通過は前島との間、小さなフェリーが行き来している。距離は1kmないのであっという間だ。ナマズ小僧さんがまだ海になれていない時に一人でここにきて漕いでいたそうだ。本当にいいところです。

(遠くに見える犬島、煙突が他の島と異質な雰囲気)
前島を過ぎると次の目標は7kmほど離れた犬島だ。実はここが本日のメインイベント、実はこの犬島に廃墟になった工場跡がありそこが西武警察の撮影にも使われたそうだ。せっかくなので見に行ってみようと近づいていく。同行のナマズ小僧さんは嬉しそうに実は廃墟が好きなんです!と言ってる。えっ廃墟ファン? なんか怖い・・・ なんでもくずれそうな建物などの前で佇んでいるのが好きとか、ウーン人は見かけによらないもんだ。

(これが廃墟ファンお勧めの工場跡だ!)
犬島について早速島に上陸して佇みに行くナマズ小僧さん、私は命令されて?艇が流されないように乗って待機。かなり満足そうな顔で上がっていくも途中から入れなくて帰ってくる。 ほっ、良かった。2時間程佇まれたらどうしようと不安だったし・・
そしてその廃墟のすぐ横がきれいな海岸。どうもこのギャップがたまんないなあ。

(この微妙に崩れた護岸がそそられるのかなあ)
さて名残りおしげな犬島を離れ次は10km離れた井島だ。前回も横を通った島の中に県境がある不思議な島だ。この辺から沖合いに小豆島、豊島まどが見えるのだがかなり曇ってハッキリしない。残念。
岡山港への水路を右手にゆっくりと進む。とはいうものの潮の流れで軽く漕いでも時速7-8km/hでている。楽チン楽チン。

(井島の横の小さな筏島、こういう雰囲気が好きです)
瞬く間に井島につこうかという時、前後から貨物船がやってくる。でもこの辺は島が多いし、航路さえわかっていれば避けるのは問題ない。そこから喜兵衛島と京の上臈島の間を通るともう宇野港は目の前だ。たった1ヶ月のご無沙汰だったが妙に懐かしい。
そして12:00ゴール、あげるのに荷物を抜いて軽くしたりで少し時間がかかり上陸したのは12:10だった。

(写真の右手の崩れたブロックで上陸、ちょっと上げにくいが駅に近いので便利)
さあゆっくり片付けてと思いきや、宇野〜岡山行きの電車は12:41 あと30分だ。とにかく急いでカヌーを畳んで撤収、もう着替えもできず駆け込んでなんとかセーフ。
宇野線はかなり満員で荷物をもって小さくなる。岡山駅についても人また人、平日なのにこんなに人が多いんだなあ。
そして続く赤穂線も満員、ずっと立ったまま邑久駅へ。邑久から牛窓は約12km、バスが40分待ちなのでもう待たずにタクシー・・・牛窓海水浴場まで2970円でした。
1000円札と2000円札で渡すと運転手さんがちょっとイヤそう。いや本物です。ちゃんと日銀発行です。岡山では2000円札は流通してないのかなあ(笑) あとはもう一度ちゃんと着替えて車で帰路、19時には寝屋川につきました。

総行程26km/h 移動平均7.2km/h 所要時間3時間42分
さあ次はいよいよ瀬戸大橋、塩飽諸島だ!

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