
(集合場所の中央公会堂前・・・)
関西では木津川というと普通は京都の笠置から木津あたりを指す。しかしその木津川をずっとくだって淀川に入り、毛馬から大川、土佐堀川と行くと再び木津川という川が現れる。まあ木材運搬が多い川は割りと木津川という名前になるところが多い。今回はこの大阪の木津川を端から端まで漕いで見よう!

(左奥に中央公会堂が見える。2月というのにかなり暑い)
いつものように川沿いで艇を組み立て。前日が各地で2月の最高温度を記録、なんと静岡で26.8度の夏日!! 今日もかなり暑くなりそうだ。まあ水上なので多少は冷えるだろうがもってきたセミドライは直してウインドブレーカーを着る。今回はアルピナ2が2艇、シーショア2艇、エルズミア4801艇、クレッパータンデム1艇そしてパフィンスウィフト1艇という構成。さすがに回送も面倒なので全員ファルトだ。
しかしここで艇が1艇足りない。単純な打ち合わせミスで持ってくるのを忘れた。やむなく急いで取りに行って途中で合流という事に・・

残り6艇は予定通り10:28出発だ。
土佐堀川をくだってまずは川口を目指す。潮が引き出してるのでかなり速いペース。あんまり早いとうまく合流できないのでゆっくりくだる。
川口のところで左に川筋、さあここからが木津川だ。中央大通りを越えてすぐに大阪ドームが見えてくる。この大阪ドームの前が道頓堀川と尻無川の分岐点、ここで探すと川沿いで艇を組み立ててる怪しい二人組。ちゃんと間に合いましたねえ。さぞ急いだことでしょう!ご苦労様。

(大阪環状線、誰が落書きしたんだろう・・凄いな)
みんな合流して改めて出発。津守を越えた辺から周りの雰囲気が変わってくる。木津川の大阪市がやってる渡し船を通過、川沿いが徐々に工場群に囲まれ停泊してる船舶も増えてくる。そして段々川幅が広くなってくる。正直ここを漕いでいいのかと不安になってくる。(ハイ、行かないほうがいいです) 平林大橋を越えて天保山水路と合流するところで木津川も終わり、あとは急いで南港から出るだけだ!

(奥に見えるのが港大橋)
平林大橋から左にかもめ埠頭の方へ進む。基本ルールが右側通行なので対岸に渡ってすぐ前がガントリークレーン。いつも阪神高速から見えるのだが下から見ると迫力だ。そしてそこから水路伝いに行くと左の方からフェリーターミナルが見えてくる。ここだけは一気に横切るしかない。

(奥にみえるのがCITYLINEだ)
まず前方みて続いて後方確認、みんなで固まって一気にダッシュ。あと200mほどというときに左9時から10時の方向に白とグレーの船、あっ水上警察だ。すいません、すぐ出ます。間違ってもこんなとこでゆっくりしてません。こっちへkないでください・・・・祈るように願いつつ必死でダッシュ、その願いが届いたか、はたまたほとんどフェリーターミナルを通過し終えたからか途中でUターン。よかったあ。

(大和川との境界線かもめ大橋)
そこから大和川はすぐ、もう大きな航路は終わり。ここにはつい2日前にきたばかりであの時は岸の上からみてました。なんと面白いなあ。さあここからがしんどい。このコースでいって電車で帰ろうと思うと大和川を遡るか浜寺公園まで行くかになる。どちらも行ったことはあるが正直おすすめしない。
で、今回は大和川。出た瞬間怪しい浮遊物・・・近寄るなあとの思いもむなしく○○○だと教えてくれる親切なクレッパーペア。ううっ見たくない。そしてあらかじめみんなには言ってたのだが、大和川も河口付近は水深30cmぐらいしかない。当然なんどもパドルが底をする。その途端巻き上がる黒い泥を独特の臭い。さすが伊達に日本一になっていない。正直、ここと比べれば中ノ島がどれだけ綺麗か!

(ゴールの阪神高速湾岸線の下ははるかに遠い)
段々みな口数も少なくなり淡々と漕ぐ。実に川を遡ること3kmちょい。ようやくゴールだ。正直大潮の干潮ならひきずっと歩かなければいけないところ、なんとか漕いでこれてよかった。大和川も上からみてる分にはそんなひどいように見えないんだがなあ。 総行程21.2km 移動平均6.2km/h 全体平均5.4km/h 当然途中であがるところもないので休憩も浮いたまま。まっ今回もいろいろあったけど・・終わりよければすべてよしですね。

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