前週の連休1/9〜1/12はひたすら家族サービスに徹した甲斐あり、家ZOC突破に成功。
今回も「日露」をJWC新装版で山崎美鶴さんと対戦。
担当の日本軍は前回対戦の教訓を基に、山地側、黒木軍の運用等をより課題にして臨みました。
1T:
初手鴨緑江戦4:1は今回もDR(泣)。露軍は整然と後退。
まあ、日本軍も補充ポイントを消費しなかったと気分転換。
冒頭から先が怪しまれる展開に。

損害がなかった露軍は南山に1個旅団を鉄道輸送し9戦力に増強。援軍を送らぬ場合、2Tに日本軍が4個師団で攻撃すると6:1となり、1/6で発生するDEを警戒しての事。
黒木軍前面では1個旅団を1636に配し、塞馬集ルートの足止めを強化。2個旅団は2034まで後退し、その直後2134に遼陽からの騎兵旅団を配置。最東端1341の騎兵は1838に布陣し、隙あれば(日本軍騎兵が突出した場合)の逆襲を匂わせます。
2T:
日本軍は早くも難しい決断を迫られます。幸いウラジオ艦隊の妨害は発生せず。
南山要塞に全力4個師団で4:1をかけるか否か・・。
このターンに南山を落さないと、旅順から更に1個旅団が来援し、合計12戦力。
砲兵支援がなければ3:1しか立たなくなる・・。
しかし全力を投入しても落ちない可能性もある。その場合は黒木第1軍方面の兵員増強も相対的に遅れ、山地突破もままならなくなる・・・。
今回は南山〜旅順方面は一旦妥協し、山地方面に早めの増援としました。
第2軍は候兎石に2個師団を上陸、それぞれ金州、得利寺手前(2114)に進め、南北の鉄道線を遮断するとともに、ロシア軍の逆襲〜包囲攻撃に備えます。また別働隊として1個騎兵旅団を荘河から北上させました。
第1軍へは安東に1個師団と騎兵旅団を増援。ここで3枚目の騎兵の投入(及び師団の増派)は、幾らか躊躇するところでしたが、腹を括りました。増援なしで1636に包囲攻撃をかけた場合、最悪で初期配置の騎兵を失う可能性がある・・。
山崎さんの指南書にもある。「兵力を出し惜しみして勝てた戦は古来ない」と。
戦友、水戸爺氏の名言、
「サイの目は良い決断についてくる・・・」
2034への3:1はDD、1636の6:1も包囲DDで潰滅。
この選択では最高の結果となりました。

露軍は南山を自主的に撤退しての、遅滞作戦をとられました。南山要塞攻撃失敗による早期の重砲召喚を警戒されてのことです。
山地側では2333、2335、2138と戦線を構築されました。
3T:
南山西(1807)には歩兵師団2個に砲兵旅団を追加して7:1のDDで一歩前進。
山地は2335へ1:1がEX、塞馬集(2138)には歩兵師団3個、騎兵2個を投入し、7:1を立てますが、ここもDD。
(DEとDDの差は果てしなく大きい・・・)

旅順前面の露軍は引き続き遅滞策。
鉄道線側は営口〜大石橋ラインに戦線構築。
山地は2333、2436、2538、2340の配置に。
4T:
各方面に増援を手配。大弧山にも後備旅団を上陸させ、戦線の拡大を図ります。
旅順前面の7:1は今回もDDで討ち漏らし。
(前ターンから3連続でDE出ず・・)
鉄道線側の1:1の2箇所はAR、EX。

山地2436へ3:1はEXと、ここまではやや低調のサイの目でしたが・・・、
最後の2340への5:1で、ついに出た、お年玉のDE!!。
戦闘後前進で師団、騎兵1個ずつを城廠側へ進めました。が、これは疑問手で、すぐに咎められることに。
露軍は山地側東端を死守すべく、2439へ3個旅団を結集。道路をZOCに治め、突出した日本軍の補給を脅かします。
旅順は全軍が要塞内に撤収し篭城策へ移行。
5T:
さて、山地最東端で正規師団と騎兵旅団の補給問題をどうするかです。
この辺り、旧版のルールだと戦闘後前進時の特例の絡みで、補給判定の解釈に困る場合があったのですが、JWC版では完全に規定が明確化されました。それに伴い、補給確認/補給切れマーカーが入りました。早速御世話になった訳です(笑)。
素直に補給下の場所まで部隊撤収をまず考えましたが、それでは面白くない。何か策はないかと考え、思いつきました。
非常にゲーム的なのですが、鉄道線側の戦線を一時的に打開し、そちら側から補給路を繋げる、というものです。

鉄道側2箇所のどちらかでEXがでればOKと気楽にやりましたが、今考えるとAR+DR(確率1/9)で打通失敗も有り得た訳で、結構冷汗ですね。
サイの目がここは恐ろしく好調。1:1がDR、騎兵が走ってシベリア師団の退路を遮断、4:1DRで潰滅と最高の結果。
山地側も3:1、5:1がそれぞれDRとなり、逆に2439の3個旅団の包囲に成功しました。
露軍は上記の事態で可動部隊が極端に減少。戦線の再構築に追われ、被包囲部隊の解囲戦闘は断念。
6T:
鉄道線側では南側から海城の線を突破。
山地側も摩天嶺東方で戦線を進めました。

ここでロシアに追い討ちが。明石大佐工作でストライキが発生。しかし露軍は積極的な反撃策。海城南東に突出していた後備旅団を包囲潰滅し、騎兵の戦闘後前進で海城の日本軍2個師団を拘束。部隊展開を妨害してきます。
7T:
旅順は重砲到着を待って攻城戦開始。

4:1はDDと最高の結果。
鉄道線〜平野部はロシア騎兵旅団を相手の高比率攻撃を選択して確実に前進。
黒木軍主力は撫順方面に5:1のDDで進撃。
8T:
旅順艦隊が最後の勝負と出撃。見事に作戦成功し日本軍の補給ポイントを−2。
しかし日本軍の進撃にブレーキをかけるには至らず。
旅順は2つ目の外郭要塞が陥落。
遼陽前面では騎兵前進後の包囲2:1が見事に決まり、ロシア2個師団が潰滅。
黒木軍も5:1でまたもDEを出して撫順を占領。
9T:
信じられないことに、最後になって、7:1でDEが3連発と大爆発。(新年早々、今年の運を使い切った気がします・・)
乃木第3軍は203高地を占領。これで最終12ターンまでの旅順攻略がほぼ確実に。
第2軍は遼陽を占領。
黒木第1軍は奉天〜鉄嶺間の鉄道線まで進出し、それ以南のロシア軍部隊の補給線を遮断しました。
満州軍司令部は鉄嶺まで後退。緊急展開軍を用いての逆包囲反撃の可能性もありますが、流石に山崎さんでも点数的には逆転は不可能とのことで、9T日本軍終了時でロシア軍投了となりました。
中盤以降の日本軍のサイの目が特に好調だったこと、
ロシア軍が、(山崎さんの中では相対的に)不慣れな作戦を採られたこと、
などが重なり、望外にも山崎さん御相手に日露初勝利となりました。
まだまだ「一定の水準」には到達できてはいないと思います。
次回はロシア軍担当でがんばってみたいところです。

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