2月中の事になりますが、対戦いただいたTOROさんのブログの
こちらと
こちらにあるように、
「将門記」を久しぶりにvassalでプレイしました。
基本システムは、「太平記」ですが、全てそのままというわけではありません。
河川(利根川、鬼怒川)越しの移動ではチェックを必要とし、武将の能力によっては移動失敗の可能性があります。(真本信長公記の山地越え同様。)
また、同じターン中でも条件がゆるせば、同一部隊の複数回移動や、同一パターンでの地域から地域の移動も可能です。
戦闘時の損害配分や、徴募戦力の配分なども平均化適用の規制がないので、一部に集中適用することもできます。
今回はヒストリカルシナリオをプレイ。
初期配置は固定。主導権数も下総平氏の2で固定です。
常陸在住!!の私が常陸平氏を担当しました。
TOROさん、初手は将門と平真樹を下野に移動させました。(合計4戦力)

総武将数では圧倒的に優位な常陸平氏側ですが、各ターンに新規登場できる武将はそれぞれ1名づつのみ。
特に常陸側は個々の武勇値では大きく劣りますので、序盤に武将を失わないように注意せねばなりません。
でないと、登場した時点で各個撃破されてしまいます。
そこで、武将保全策で移動をパスし常陸に留まります。
下総側は早期決戦をはかり、将門と平真樹で常陸に侵攻、ヒストリカルに?野本合戦となりました。

下総側が4戦力。、数に優る(8戦力)とはいえ将門との武勇値の2差は大きい。期待値では明らかに不利。
ところが常陸大掾、平国香の指揮が冴え渡り、いきなりサイコロ7個中6が3個。
平真樹とその裏面の丈部小春丸ががあっけなく敗死。
将門は命かながら下総に逃げ帰りました。(今度は6個振り全て外した〜)。
常陸平氏側としては、ここで敗北して武将全てが盤外ボックス行きでゲーム崩壊とならず、ひと安心。
第一ターンに早期決戦を行うと、その敗北側は挽回が困難との指摘は、以前SG共用掲示板にも
投稿されていました。
それで、このシナリオで、下総側に初手下野の機動をされた場合の常陸側の対応に悩んでいます。
(特に下野に将門、将頼兄弟の計5戦力で来られた場合にどうするか・・。)
常陸側は決戦回避のためには1名だけ下野に派遣が正解なのかなあ〜。
対戦は、その後の第2、3、4ターンと連続で常陸側が主導権となりました。
可能な限り戦闘は避けて、支配国を広げてVPを確保。
途中、将門が留守の下総を狙いましたが、留守番部隊に返り討ちにあいました。
ここまでが前半。下は4ターン終了時点。
日を改めた後半戦は5ターン、6ターンと久しぶりに下総側が主導権も、数値はどちらも2で両軍活動は不活発。
当方は安房に退避していた平良兼で上総奪還を目指すも、またも撃退されました・・・。
7ターン、TORO将門は新皇宣言〜。
主導権は常陸側の2とまたまた低調。
ここで常陸側は将門不在の下総を昇進した貞盛と国香親子で強襲、奪取に成功します。
第8ターン、本拠奪回のため、将門、将頼兄弟は利根川を渡ろうとしますが、この時に事故が発生。
将門本隊がまさかの渡河失敗。(確率1/16)。将頼隊のみが下総に進出する結果となりました。
そして将頼は貞盛に敗北。すると討ち取り判定結果は「降伏」、なんと常陸側に寝返り。
よっぽど将門兄貴の渡河失敗を恨んでいたのでしょう・・。
そして上総では平将平が敗北し、またしても「降伏」。
元々兄の「新皇」宣言には批判的だったようですから、
伯父、叔父2人に説得されたのでしょう・・・。
実弟2人に離反されて(確率1/36)、将門の乱は終結となりました・・。
今回はまれな事象が多発し、結果的に常陸側の勝利に終わりましたが、特にヒストリカルシナリオは下総側が有利かと思います。
(
TOROさんのソロプレイのとおりです。)
次回は担当入れ替え、または「競技シナリオ」でも対戦御願い致します。

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