『日本機動部隊』(ミッドウェー海戦)
前々回が珊瑚海でしたので、今回は順番でミッドウェー海戦。このシナリオは展開が速いので、この日は2戦できました。
まず1戦目。ちょっと思うところがあって、私は日本軍を希望。にしさんとペアで担当しました。米軍はこまいふさんと喜多川さんが担当です。

今回も、こまいふさんが持参のCMJ#10号版を使用です。但し、両軍協議にて、
JWC版の推奨選択ルール「駆逐艦ピケットラインの禁止」を導入しました。簡単に言えば、駆逐艦1ユニット艦隊は禁止、使用できる艦隊マーカーの半数以上はダミーであることです。
まず日本軍の編成。

史実どおり、空母4隻は集中運用。零戦の高い防空能力を運用しやすくします。一応、ミッドウェー攻略支援、または機動部隊本隊の前衛部隊ということで、『本当は』機動部隊随伴運用の高速戦艦2隻と利根型重巡2隻を、それぞれ1隻ずつのペア2組を編成。
え、!?駆逐艦2隻=1ユニットと大差ないですと・・・。全くおっしゃる通りですが、お目こぼし下さい。駆逐艦部隊を大々的に艦隊編成配置に比べれば・・・。それに、高速戦艦と巡洋艦の組み合わせといえば、ビスマルクとプリンツオイゲンと一緒。ドイツ海軍に出来たのだから、日本海軍に出来ないわけがない・・・?。ということで、本物3部隊、ダミー9部隊。
米軍は、史実とは組み合わせが違いますが、空母2隻(ヨークタウン・エンタープライズ)・1隻(ホーネット)の布陣。加えて、駆逐艦による警戒部隊2つで、本物は計4部隊、ダミーは8部隊。
さて、日本軍からマップ上に艦隊配置となりますが、恐らく米軍は機動部隊を南北に分けると予測して、序盤は片方が遊軍化するように、ミッドウェー島北側に集中配備としました。更に高速戦艦隊を空母本隊の前方に位置させ、場合によっては敵艦隊の前進を抑止して、戦況不利の場合には速やかに空母部隊を敵攻撃圏から離脱可能にすることを目論みました。また、米軍がもしも不用意に前進してくるなら、水上砲撃戦も望むところです。
さて、対戦開始。第1ターン。特別ルールの米軍夜間索敵で、前衛部隊の1つが発見されました。

第2ターンは米軍が先に移動。あれ、止まらず前進してきてるな。こちらの部隊は既に「本物」とバレているのだから、遠慮なく前進して米軍のダミーをちょっとでも除去しておこう・・と当方も進路そのままとしたら・・・、

「水上見張員より報告、10時の方向に艦影あり。」
「巡洋艦3隻以上、その先に空母あり!!。敵進路変わらず。」
「全艦戦闘配置、砲雷撃戦用意、主砲発射用意、目標敵空母。」
「無線封鎖解除、利根に打電、ワレに続け。」
「0425、前衛部隊は
冥王星ミッドウェー島北方375kmにて会敵した模様。」「
キリシマ霧島より入電、『ワレ敵機動部隊に突入ス』

霧島、利根の攻撃により、空母ヨークタウン沈没。
夜戦のため、米軍もそれぞれ最高戦力欄で反撃しましたが、日本軍の「奇襲」による混乱か、どちらもサイの目が「1」で、霧島・利根共に被害なし!!。
第3ターン、まさかの敵空母発見の報告に日本軍司令部もしばし協議。この場合、ミッドウェー基地攻撃命令は解除されるのか否か。ミッドウェー基地も米空母も等しく脅威であり、発艦準備済の99艦爆の対地対艦兵装転換は困難と判断し、そのまま命令遂行としました。この判断が良かったのか、爆撃フェイズは日本軍が先攻に。

ミッドウェー基地は攻撃隊を出す前に無力化されました。
第4ターン、攻撃準備完了した97艦攻が、エンタープライズに向けて発艦。F4Fの迎撃と強力な対空砲火を掻い潜って、2.5ユニットが雷撃。これを撃沈しました。

この時点で、日本の4空母は無傷で健在なのに対し、米軍はホーネット1隻のみ。ハワイの太平洋艦隊司令部は撤退を指示し、1戦目は日本軍の大勝利に終わりました。
まさかの大敗北に、このままでは引き下がれないアメリカ軍。陣営担当はそのままで、2戦目に突入。日本軍はあえて機動部隊を2隻ずつに分けてみたのですが、これはやはり無理な編成でした。第3ターンに、今度は米軍が先手でミッドウェー基地+2空母で空襲。零戦で全てを迎撃しきれず、飛龍、蒼龍が誘爆もあり共に沈没。赤城、加賀はその後奮闘してミッドウェー基地を無力化しましたが、米空母は決戦を避け海域離脱。
米軍の判定勝ちで終了しました。

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