『常徳殲滅作戦』
コマンド誌の最新作。とりあえずユニット切断を間に合わせて、ルール読みは当日その場にて。個々のルールは基本的なものばかりですので、とりあえずプレイしながら憶えましょうと・・・。

初戦、サイ振りで私が中国軍、moritaさんが日本軍を担当。
当然ながら、セットアップは全く研究していません。

途中、第2ターン終了時?の盤面。中国軍は、基本的に逃げられる部隊は可能な限り計画的撤退を行い、中央の道路沿いのみ最低限の足止め部隊配置の方針。
序盤、戦闘結果「AO」をEP/CMJ「バルジ大作戦」の「Aoption」と同様に処理してしまい、日本軍2ユニット程を余計に除去してしまいました。ルール後段に、両軍損害を宣言しなければ「DR」と同じとありまして、それを両者とも序盤は見逃していました。ですので拠点防御でEX系狙いで居残るのは包囲されてしまうと効率が悪いことが判明。
とりあえず、細かい事には目を瞑ってゲーム続行、最終ターンへ。日本軍は常徳占領に成功し、その防衛は17X2=34戦力。中国軍は僅かな逆転の可能性に賭け、4個師団+2個司令部を集結。開けたところ20戦力で戦闘比1:2はなんとか成立。

出目は6で確率1/6、まさかの「DR」。で中国軍が土壇場で逆転。史実に準じ、中国軍の最強、57師が活躍した模様。
感想戦で、日本軍の最後の移動で戦線を整理し常徳ヘクス自体には(被攻撃対象となる)ユニットを配置しない、所謂「空城の計」を検討しましたが、日本軍占領のルール定義を考えると、基本的には部隊配置が必要ですね。
プレイ時間はルールを確認しながらの初見でも2時間強程度でした。
そして担当入れ替えで、すぐに2戦目を開始。
moritaさんが中国軍、私が日本軍。

攻撃箇所は少ないのですが、あえて初手に戦闘を選択。運良くこれが決まって、序盤で中国軍最強の第57師団の捕捉除去に成功。
実は初戦から引き続きなのですが、当方は日本軍「占領」の定義と中国軍第6戦区軍の増援配置(日本軍が占領=存在していない都市・町にも配置可能)のルール・・・このゲームの基幹設定・・・を失念しておりまして(大汗)、さすがにmoritaさんは途中から気がつかれたのですが、そこを突くとゲームが終わるので、とりあえず触れない事したという大人の対応をされていたのでした。

常徳以南は落せなかったのですが、それより北部は日本軍が占領。最終ターンの中国軍反撃は不発で、ポイント的には日本軍1点差勝ち。上記の事情を勘案すると、実質的には中国軍の勝利でしょう。2戦目は2時間弱で終わったと思います。
隣の卓でも「ルントシュテットの戦い」を終えられたaoさんとにしさんが、担当入れ替えで2戦されていました。

1戦目。

2戦目。
私とmoritaさんの対戦では、基本中国軍は早期に計画的撤退+拠点で遅滞+最終ラインでの攻防というスタイルでしたが、aoさんとにしさんの対戦では中央に比較的明確な戦線が形成されていました。両軍の作戦方針・対応で盤上の様相はかなり変化しそうで、今後の対戦が楽しみなゲームがまた増えました。
以上が第33回茨城歴史ゲームの会報告です。

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