moritaさんの差し入れコーナー。
厳密には先月分の繰越アイテムですが。
公式ゲーム開発中もアナウンスされましたね。
『大戦略白村江の戦い』
先月の対戦で補給路のルールでミスをしてしまい、申し訳なかったのを陣営入れ替えで再戦です。
改めてルールを確認すると、重大な疑義を発見。毎ターン6回、手持ちの作戦駒を出し合って各作戦の手番前後を決めるのですが、両者同一であればその時点で作戦は終了とあります(3.1B)。
ところが(3.1C)の記載では、ターンが終了、とあるのです。ターンが終了、となると、引き続く消耗と補充動員が無い事になるので、今回は対戦者同士の協議で、同一作戦駒の場合は「作戦」のみ終了とし、消耗・補充動員は行う解釈としました。
(GJ公式に質問中です。)質問回答を戴きまして、当方の解釈で良く、(3.1C)の記載も「そのターンの作戦は終了」に訂正、とのことでした。
デザイナー希望の作戦駒のカード化を自作で実現。
少しだけ対戦スピードアップする筈。
さて、今回私は唐・新羅側を担当。
こまいふさんが百済・倭・高句麗担当です。
当方の作戦方針は史実どおり。前半は全力で南下し、早期に百済を占領して倭を戦争から脱落させる。その後に高句麗を叩く、です。高句麗軍主力が南下してくると厄介なのでスピード勝負ですが、この辺はカードの引き次第ですね。

両軍セットアップはこんな感じ。

第1ターン(661年)、私の手札。
作戦の選択推移
(赤文字が唐・新羅側)
6甲−
6乙 両軍とも援軍が渡海
6甲−
2 倭から更に増援
疫病−
7 疫病で唐軍12戦力中3戦力減少も、損害にかめけず南下、周留で第一次?白村江戦。

唐軍は18戦力。対する百済・倭軍は半数以下の8戦力ですが、守備側先攻なのと「武」修正を持つ部隊もあり、質的には優れます。
先攻権を持つ部隊(この場合、「丙」の上毛野稚子以外)は撤退も可能ですが、百済・倭軍は先制攻撃を選択。阿部比羅夫2撃、黒歯常之1撃の計3撃で、期待値以上の結果。次に唐の律令兵団、減少して15戦力の番。期待値5のところ7撃。

いきなり3ユニット除去。阿部比羅夫のみ減少戦力で退却。
その隣、徳安も戦闘。百済2戦力、新羅6戦力。
先攻百済がまず1撃も、残り5戦力が2撃で百済軍(余自進)潰滅。
内訌−
4乙
ここで唐軍内で作戦方針をめぐり衝突あり。
唐軍司令官の一人、程名振(4戦力)が帰国。
しかし唐軍は南下を継続。辟城に至り、倭の阿部比羅夫は退却。
5乙−
4甲
百済救援のため、倭軍は更に2ユニットが渡海。
新羅軍は居烈に進み、百済軍は退却。
3甲−
3乙
倭軍1ユニットが渡海。唐・新羅軍は様子見でパス。
これで作戦は終了。
消耗で、百済の活用できるのは2地域で、4戦力までが補給下。この時百済軍は7戦力あり3戦力が消耗チェック対象。判定結果で2戦力が損耗。
補充動員で、百済、新羅がそれぞれ1戦力回復しターン終了。
第2ターン(662年)

盤面全体、

南部拡大。倭軍は13戦力、百済は6戦力のある筈。

私の手札。
2−
疫病
百済・倭の9戦力スタックで疫病発生し、1戦力減少。
倭軍1ユニット渡海。
2−
3甲
唐将、程名振が再渡海。
(これはルール違反で、次のターンにならないと出国ダメでした。ゴメンなさい)
倭軍1ユニット渡海。
6乙−
6乙 両者同じで作戦終了。
倭軍が1戦力損耗。
第3ターン(663年)

開始時盤面。

私の手札。
疫病−
内訌

百済内訌で道琛除去。
新羅軍10戦力で疫病もワクチンが効いて?セーフ。
2−
内訌

百済内訌再度で、沙宅相如除去。
倭から1ユニット渡海。
5乙−
6乙
新羅軍主力が多沙に前進。

これに対して高句麗軍が南下を開始。
まず漢城の戦いは1撃を受けたところで唐・新羅軍は退却。
次ぎに百済−新羅の戦い。

まず甲武で最強の鬼室福信がスカも援軍倭の乙将達で4撃。
新羅軍は14から10戦力に減少も、2+4で6撃!。
たまらず百済・倭軍は撤退。百済は残り1地域に。
4乙−
6乙

錦城で決戦。唐・新羅20戦力と百済・倭14戦力が激突。
防御側先手の百済・倭の攻撃は2撃のみ。
これに対し唐・新羅の攻撃が期待値6のところ10撃!。
この時点で倭軍は損害過多で戦争から脱落。

戦闘第2ラウンドで、百済軍全滅・・・滅亡。
3乙−
5甲
2−
3乙
唐・新羅軍は、今度は高句麗に向け北上開始。
唐軍の2ユニットは本国帰還。
新羅4戦力回復。
第4ターン(664年)

開始時盤面。

私の手札。
後は確実に高句麗を南北から攻めていくのみ。作戦値一致で手番数が減り、時間切れになるのだけを注意。
疫病−
4乙
疫病で高句麗2戦力減少。
その後、唐・新羅軍は37度線?に向けてひたすら北上。
唐の1ユニット帰国。
2−
4乙
3甲−
2
5甲−
7
6乙−
6甲
6乙−
4甲
新羅4戦力回復。
第5ターン(665年)

開始時盤面。

当方手札。
内訌−
疫病
唐と新羅で作戦方針をめぐり意見対立。唐軍総大将の程名振がまた帰国。
高句麗は疫病で2戦力減少。
疫病−
2
新羅軍が疫病で1戦力減少。
唐本国から蘇定方以下8戦力が北から高句麗侵攻を開始。蓋牟城で高句麗1ユニットを除去。
4乙−
3甲
蘇定方らは安市城に進む。高句麗守備隊は撤退。
4甲−
6甲

南方からも唐・新羅軍が侵攻開始。厳密には新羅領の漢城ですが。
高句麗軍の主力は韓流ドラマの主人公の一人、泉蓋蘇文(淵蓋蘇文)。高句麗は引かずに戦闘を選択、先制攻撃は2撃。だが唐・新羅軍は猛攻6撃。高句麗軍3ユニット除去。
5乙−
5乙で作戦終了。
この時、北から侵攻の唐軍は後方連絡路が無いため冬季損耗と合わせて2回チェック。それぞれ3戦力損耗し、残り1戦力ずつに。高句麗の冬、恐るべし。
第6ターン(666年)

開始時盤面。

私の手札。
7−
4乙
北側で高句麗軍の反撃。蘇定方以下唐軍2ユニット除去(撤退路ないため。)
南側では唐新羅七重山に前進。
6甲−
5甲
内訌−
4乙
新羅内部で揉め事。金庾信が新羅の南端まで帰還。
4甲−
5乙
2−
3乙
3乙―
3甲
新羅王(文武王)は平壌に至る。
第7ターン(667年)

盤面。

手札。
3乙−
2
5甲−
2
7−
3乙
6甲−
疫病
高句麗2戦力減少。
疫病−
7
唐新羅で疫病、4戦力減少。

国内城の戦い。高句麗6戦力、唐新羅10戦力で開始。
まず高句麗軍が1撃、唐新羅が5撃。
高句麗軍はやむなく国内城を撤退。これで補充不可に。
6甲−
4乙
第8ターン(668年)

当方手札。
内訌−
疫病
金庾信が新羅の南端まで帰還。
高句麗の宝蔵王、病死。
内訌−
7
新羅王、帰国。
5乙−
3乙

ついに最終局面。高句麗最後の将、悩音信。奮戦で2撃を与えるもついに除去。

高句麗滅亡はヒストリカルの668年。
プレイ時間は随時記録をとりながらで2時間強でした。
第2ターン、唐軍の再登場時期をミスってしまったのが申し訳ないのですが、大勢には影響なかったか・・・・。序盤から最後まで、戦闘で唐新羅軍のサイの目が良かったです。質を数で圧倒した形になりましたね。
こまいふさん、先月に引き続き対戦ありがとうございました。歴史の流れからすると、今度は壬申の乱で「進撃の大海人」でしょうか。
『ドメル最後の戦い(仮)』

今回もこまいふさんにテストプレイを御願いしました。特殊削岩弾搭載の重爆の撃墜に成功。終盤にまさかの波動砲発射で放送時間終了。調整でバランスも改善した感じで、後はしっかりルールブックを作れば・・・だが、
これが発表されたので開発無期限延期の可能性あり。
『Gettysburg Campaign』

a-gameの販促ハガキゲーム。
aoさんが拡大してさっそく持参されました。

閉会までの残り時間でaoさんとにしさん、そして私も参加して4戦程プレイ。3人ともアメリカ南北戦争ものは初プレイ。ゲティスバーグは思っていたよりかなり北なのですね。
サイの目が良かったのか、北軍の対応がまずいのか、全部南軍が勝利。これはちょっと研究が宿題ですね、と話していたら、
CMJのダウンロード版ではルール自体がバージョンアップの様子。
次回までに今度は予習をしっかりしておこう。

以上、遅くなりましたが第37回茨城会報告でした。
次回、第38回茨城会は11月24日、
日曜日になります。

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