『常徳殲滅作戦』
こちらもココ最近の茨城会の定番。今回は私str_takeshiとにしさんの対戦。サイ振りで私が中国軍担当となりました。
今回私がやってみたのは、「北方重視」作戦。地図盤最北には2VP都市(宣都)と山地内に1VP町が2つありますが、そちらの兵力を撤退させずに残留。日本軍に無血占領はさせない方針。その結果、日本軍の一定以上の戦力を誘引できれば、相対的に南部の戦力バランスは有利になるでしょうし、運がよければ宣都を守れるかもしれません。(過去の対戦で、私の日本軍は宣都攻略を2回失敗していますw。)

とりあえず、セットアップはこんな感じ。配置ミスがありまして、司令部1つが移動で接敵されてしまうのでした。
第1ターン、日本軍移動、戦闘。EXが2箇所発生は、日本軍不運。中国軍は司令部1つと6ユニットを失う。ここで中国軍リアクション。司令部3個、部隊4個を一時撤収。日本軍移動。中国軍は戦闘、移動で、一部反撃を試みるも戦力不足で不発。

写真は第2ターン開始時。
日本軍は移動、移動、移動。先月のにしさんとaoさんの対戦のことがありましたから、可能性はあると思っていましたが、実際にやるとは・・・。但し、私が一番危惧していたのは2ターン中に魚口が陥落する事だったので、少し安堵した面もありました。しかし包囲はされてしまい、司令部は脱出できず。
中国軍は移動、戦闘で、1ユニットARで退路なく潰滅。

写真は第3ターン開始時。日本軍の舟艇移動に備えて、一部部隊は湖岸の重要ポイント?に配置。
日本軍はまず戦闘。

魚口守備隊が殊勲のEX。中国軍は2ユニット損失。日本軍移動、中国軍リアクション1ユニット、日本軍戦闘で中国軍司令部2個、5ユニット損失。期待虚しく北の宣都は一発で落されました。中国軍移動で攻撃なし。

第4ターン開始時。上記のように、宣都陥落で当方の初期構想は破綻。

そしてこのターンから魚口の日本軍による湖沼移動があります。
日本軍は移動。湖沼移動第一陣は前線と常徳の中間に移動。ここで中国軍リアクションで2ユニット撤収。その1枚は最強7戦力の「虎」師です。これにはちょっと理由がありまして。そして日本軍戦闘。EXが1つ発生。最後は移動で中国軍前線部隊の包囲と、湖沼移動第二陣が決死隊でヘクス1216へ接岸(マップ右下のユニットの左上)。道路遮断で中国第9戦区軍の増援登場を妨害に出ます。1116には予めユニットを配置して対処したつもりでしたが、こっちも道路にZOCが及ぶのですね。中国軍は移動、戦闘で、上記の決死隊など日本軍2ユニットを反撃除去しましたが、援軍の足止めをされたことが最終ターンに響きました。

最終第5ターン開始時。

主要部拡大。後になって考えると、部隊配置ミスしています。
戦線がスカスカなのは、しょうがないのですけど。

この時点で一応VP確認。
日本軍、拠点占領7点、中国軍司令部除去4点、計11点。
中国軍、拠点13点、日本軍除去6点、計19点。
8点差ですが、最終ターンは中国軍リアクションがないので、司令部一網打尽もありえますし、各VP拠点もリーチが掛かった状態ですから・・・。
日本軍戦闘、北でVP町の仁和坪があっけなく陥落。南で慈利も同様に陥落。司令部も3個除去で、VPは17対16と逆転。更に日本軍の移動、戦闘で司令部除去2個追加、北ではもう1つのVP町も陥落と、ここまではまあ想定内だったのですが、にし日本軍司令官は6戦力部隊3個の1スタックを常徳攻撃に差し向けたのです。これまでの対戦経験から、にしさんはリスクある攻撃は避けて、最後は戦線整理気味にしてVP20対15で中国軍反撃に備える・・・を予想していたのですが、以外でした。
その常徳攻撃ですが、攻撃比1:1もサイの目6でDR!!。日本軍常徳占領でVP24対11。これには参りました。常徳市街ではなく、1ヘクス前に部隊を配置しておけば防げた事態でした。

中国軍の第5ターンの開始時の予想としては、
1、慈利と北部山地の2箇所の拠点の1つはダイス目で助かるだろう・・・日本軍終了時に逆転されたとしても4点以内の筈。
2、最後の援軍(前ターンにリアクションした2ユニットを含め3ユニット)を注意が疎かな澧縣周辺に集中登場させ、澧縣を攻撃。(前回水戸爺さんにやられたのでw。)最強の「虎」師が含まれるため、比率2:1以上は立つだろうから、確率50%以上で逆転勝利と思っていたのですが・・・。それだけでは全然足りません。
中国軍移動、戦闘で反撃は3箇所。

まず、前述の澧縣を攻撃は予想どおり比率2:1でDR、奪取。±2点。

慈利も、日本軍守備隊が騎兵だったので反撃。比率1:1でC。
最後、常徳への反撃。前ターンの日本軍決死隊の妨害で、第9戦区軍主力の進出が間に合わず。包囲状態ですが、比率は1:2しか立たず。但し6が出れば常徳奪回と日本軍2ユニット除去で逆転・・・・。
運命のサイの目は5で、結果C。

日本軍22点、中国軍13点で日本軍勝利で終局。
にしさん、最後まで熱戦ありがとうございました。
(2014/05/10追記)
ルールを確認したところ、攻撃する相手は、「攻撃目標が自軍ZOCにいる必要がある」のを見落としていたのが判明。司令部の指揮下にない中国軍部隊、あるいは司令部単独の場合では、攻撃できない場合があります。(他ユニットの友軍ZOC内に攻撃目標がいればOK、と文面上は解釈できるが・・。)ですので最終ターン反撃の一部は不成立でした。以後気をつけます。
(2014/05/12追記)
なんと、テストプレイ段階でも同様の見落としが存在し、そのまま調整出版だったとのことで、ルールのほうが変更修正されることになりました。
『Figure Grand Prix』
1年程前に、某リサイクルショップで発見。ビニールが掛かった未開封状態だったのですが、箱傷みで流れてきた様子。なんと値札が¥100でした。デザイナー、メーカーは韓国。ルールブック、箱裏説明は、韓、日、英、独の4ヶ国語仕様。なかなかプレイする機会がなかったのですが、冬季五輪にからめて先日家族4人で試してみると、なかなかいい感触だったので、例会に持ち込みました。

8カ国代表8選手がカード化されています。2010年発表なので、バンクーバー五輪仕様。それぞれのイラストモデルは、
韓国 キム・ヨナ
日本 浅田真央
中国 劉 艶
USA レイチェル・フラット
CAN ジョアニー・ロシェット
ITA カロリーナ・コストナー
GER ザラー・ヘッケン
FIN キーラ・コルピ(ラウラ・レピスト?)
キャラクターのパラメーターは
PCS(演技構成点)、J(ジャンプ)、SP(スピン)、SQ(シーケンス)で、高い程加点となります。実戦どおり試合はSP、FSに別れ、それぞれの前半は技カードの入手・配列を競い、後半はサイ振りによる実技判定、採点となります。
点数計算は、基本ルールと上級(GP)ルールがあるのですが、諸々で上級ルールをお勧めします。
因みに、規定の技を重複なく演技すれば、SPとFS合わせてジャンプ9回、スピン6回、シーケンスを4回行います。PCSはSPではそのまま、FSでは2倍で計算するので、K国代表とN本代表は単純計算で1試合で11点差つくことに・・・。〇〇リア代表とは9点・・・って、この辺にしときましょう。
1戦目。キャラはランダムに配布。

カナダ代表:にしコーチ、日本代表:かみコーチ。
ドイツ代表:str_takeshiコーチ、米代表:aoコーチ。

前半SP。
カナダ代表、途中転倒で得点伸びず、53点。
日本代表、概ね順調、加点多く、80点。
米代表、序盤転倒2回、精彩欠き51点。
ドイツ代表、実力以上の演技、75点。
後半FS。
米代表、まずまずの演技で120点。合計171点。
カナダ代表、演技構成がやや消極的。
116点で合計169点。逆転を許す。
ドイツ代表。これも実力以上、121点、計196点。
日本代表、序盤の12点ジャンプ失敗、足を負傷?。
まさかの111点、合計191点。
ドイツ代表が1戦目勝利。
皆さん好評で、2戦目に。1戦目よりも選手レベル上昇。

イタリア代表:にしコーチ、日本代表:かみコーチ。
フィンランド代表:str_takeshiコーチ、韓国代表:aoコーチ。
前半SP。
イタリア代表、今回も序盤で転倒、56点。
日本代表、今回は調子上がらず、59点。
韓国代表、異次元の強さ?、84点。
フィンランド代表、根性or美貌、75点。
後半FS。技カード入手の戦い。韓国コーチはフィンランド陣営に「回り続けて下さい」と余分にスピンカードを配置。対抗してフィンランドコーチは「チャレンジして下さい」と最高難度13点(失敗確率1/3)ジャンプを進呈・・・。
イタリア代表、後半も不調107点。計163点。
日本代表、点数上がらず、113点、計172点。
フィンランド代表、無難にまとめ、128点、合計203点。
最終滑走の韓国代表、中盤の難所、高得点ジャンプのところで「すってんころりん」、114点。合計198点。
フィンランド代表が見事200点越えで逆転勝利〜。
各選手のレーティングに異論ある方もいると思いますが、今回プレイした4人は大いに楽しめました。キャラによっては、かなり能力差がある事と、最後はサイコロ勝負の面があるので、プレイヤー条件の公平さや、ランダムな要素の強さが好みに合わない方もいると思います。ウォーゲームがメインの方のほうが、条件非対称やサイコロ不条理に耐性あるので、受け入れやすいと思いました。
スポーツ・シミュレーションゲームのクラス分けで、「観戦級」というのがありましたが、このゲームは充分そこに入れて良いように感じました。
かみさんの対戦記もありますので、
コチラから。
いずれ、スポーツテーマのゲームだけの、茨城会オリンピック、開催しましょうかねぇ。自分で所有しているのは、野球、十種競技、ゴルフ。aoさん所有の駅伝もありますね。
以上、第41回茨城会の報告です。

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