水戸爺氏とCMJ「モスクワ41」を再戦。御希望にて陣営は前回と同じ。
今回の独軍の方針としては初戦の経験も踏まえて、
1、ボロネジ方面に充分な歩兵部隊を遅延なく投入し、終盤の反攻に備える。2都市分のボロネジ、他はクルスク、オリョル、ツーラで5都市占領がとりあえず目標。
2、モスクワ攻撃の主攻軸は街道沿いの森林地帯を避け、比較的地形の開けた南方からアプローチする。
3、上記を達成するため、機械化部隊は積極的に前進させる。ある程度、被包囲の危険性があっても、推定される攻撃比率が低ければかまわない。
まあ、3の後段に関しては、甚だ疑問の方針ではありますが、多少?(多く)のリスクを犯さねばモスクワは届かないでしょうということで。
因みに初戦では赤軍司令官の水戸爺氏、援軍を主に前線投入で使用し失敗したと述懐してたので、序盤は慎重策でくると思っていましたが・・・。
序盤1〜2ターンの独軍攻勢は概ね順調でしたが、突出した機械化部隊を見咎められ、赤軍は早くも第2ターン後半に3スタックに包囲攻撃を敢行。比率は1:1、1:1、1:2。おいおい、水戸爺氏、話が違うよ〜。
もしも2箇所でDRが出たら投了だと思いましたが、天は我に味方しました。
3箇所ともARとなり、序盤で補給ポイントが足りない赤軍部隊は多くが第3ターンに天国ボックスへ。
南部方面はオリョルを機械化部隊集中で第3ターンに奪取し、第4ターンはツーラ方面に戦略移動。クルスクは歩兵部隊の参集を待って第4ターンに攻略。このペースならボロジノ方面は充分な戦力が送れそう。
第4ターン末、スターリン反撃命令が発動され、第5ターンはソ連軍先攻に。
ソ連軍は減点4点の4ユニットで攻撃。ここでまたしても被包囲へクスにいた我が装甲2個師団に1:1攻撃を敢行し今度は見事成功。当方は虎の子の装甲師団2個を失いました。
しかし今度はドイツ軍のダブルムーブ。まずツーラ北西部の戦線を打開。
ついで第6ターンは地面の凍結もあって機械化部隊先頭はポドルスクまで進出。モスクワ市街まであと2ヘクス。ソ連軍もすかさず反撃でポドルスクを包囲奪回。当方の自動車化師団潰滅。
第7ターン、独軍はモスクワ南方から総攻撃で前進。ボロネジは奪取。ツーラ周辺にようやく歩兵部隊が集結。
ソ連軍の反撃で、またしても機械化部隊が包囲攻撃を受けるがARで撃退。
第8ターン、ヘクス1707(3コラムシフト!!)への1:1攻撃が成功し、モスクワ河渡河に成功。ついにモスクワ市街に隣接。クレムリンを視界に捉えました。しかしポドルスクへの3:1はC!!。装甲4個師団が混乱し、補給不足で2個師団が回復できず。
ツーラは歩兵8個師団で包囲し、最終9ターンに攻略を賭ける。(赤軍が7戦力だとマズイかも・・。)
下図は第9ターン開始時のモスクワ周辺。
最終第9ターン。モスクワ死守のみを考えた場合は「空城の計」として、モスクワ市街に部隊を配置しないほうが(戦闘後前進による占領がなくなるので)良いのですが、
下図は「空城策」参考図。
水戸爺氏はVP期待値を考えて、独軍攻撃失敗、装甲師団混乱、ソ連反撃で潰滅を期待してあえて親衛赤軍を配置。
下図は第9ターン、ドイツ軍戦闘フェイズ開始時。

ええ、1:1で確率3分の1ですが、わざわざ勝負を受けてくれたなら、ここでは行くしかないでしょう。
モスクワ攻撃の結果は残念ながらAR。夢は叶わず〜。そして「側面支援じゃ〜」と本当はやらなくて良い攻撃を行ってヘクス1708に前進した2個装甲師団が補給切れ〜混乱〜潰滅で2VP献上。場合にてはこれが「敗着」となるところでした。
ツーラはアクシデントなく奪取防衛で一安心。ただコロムナは反撃奪回されてしまいました。(赤軍未確認戦力3部隊とも7戦力が出ました。)
VPの維持〜確保だけを考えたら、コロムナをスタックにしたり、もう一度ポドルスクへ3:1をかける手もあったのですが、モスクワの魔力に惑わされました。
最終的に、ボロネジ6x2=12点、ツーラ5点、クルスク4点、オリョル4点、反撃命令未達成4点、機械化部隊潰滅−6点。
VP合計23点で独軍勝利で終了。
都市VP1個4.3点の期待値で計算すると、丁度引き分けの19.5点ですから、またしてもボロネジのポイントが勝負を分けた結果となりました。

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