
茂木街道は長崎から茂木までの距離6kmほどの道です。江戸時代、鹿児島・熊本・島原から長崎へ来るには海路を使って茂木に上陸し、茂木街道を通るのが通常のルートだったそうです。。
正覚寺前の看板には、現在の国道324号(昭和9年開通)のほかに江戸時代の道(茂木街道)、明治時代の道、明治大正時代の道(馬車の道)が描かれています。いずれも標高150mの田上を経由しており、今でもそれぞれの道をたどることができます。

田上でいったん国道沿いを少し歩き転石バス停の先から左に入る道が茂木街道。長崎自動車道の長崎インターチェンジの新道の下を通り少し登って行くと下り道となります。国道沿いの谷よりも一つ東側の谷を下ります。思ったよりもきれいな道ですが、車とのすれ違いはありません。急坂をブレーキを利かせながら下りて行くと、間もなく北浦町元木場の集落が見えてきました。

終点の裳着(もぎ)神社です。名前の由来はここも神功皇后。ここで裳(袴)を着たとのこと。

潮見崎観音から望む雲仙岳、島原半島がきれいです。その右側には天草の島々も見えます。茂木から天草下島の富岡まで22km。シーカヤックで無理なく行ける距離です。

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