
美津島町緒方地区には3つの砲台跡があります。年代別に並べると姫神砲台(明治35年完成)、折瀬砲台(明治35年完成)そして折瀬鼻臨時砲台(昭和20年完成)です。
折瀬鼻砲台は姫神山の中腹に稜線沿いに造られた道を回り込み、そこから100m下りさらに100m登った折瀬山(標高105m)の頂上付近にあります。ですから往復200mの上り下りですが、これは200mの山を上り下りするよりも気分的にはいやな気分です。10年前に登った時は天気も良く、頂上にある灯台から眺める景色は、紺碧の日本海がどこまでも広がっていて迫力満点でした。この日の目標は折瀬鼻登山でしたが、頂上近くにある砲台跡に気づいて”ここにもあるのか!”と驚いた思い出があります。
写真は、三浦湾の南部にある折瀬砲台です。海から見ると円墳のような形をしています。近くにゴロタの浜がありシーカヤックでよく上がっています。経験者向きのツアーでこのルートを利用し、この浜を昼食の場として利用しています。その折にお客さんへ対馬の砲台、折瀬鼻砲台について説明するのですが全ての人の反応が”ふ〜ん”です。砲台跡などやはりマニアの人しか興味ないのでしょうか。

海辺近くにあっても薄気味悪いですね。丘の裏側に位置していますが漂着ゴミはここにも集まっています。そして浜に集まった漂着ゴミは別の意味で”迫力満点”です。

砲座跡がわかりません。あえてここかと所定した場所です。

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