
「シーカヤックガイド講習会」(3月19日〜21日)に行ってきました。平戸カヤックスの末永さんの呼びかけでBlue Cornの林田さん、そして対馬カヤックスの3社が集まって”長崎県内のシーカヤックガイドの連携とガイディングスキルの向上を図る”ことを目的として開催されたものです。
1日目の午前は陸上での講習で、安全管理(林田)、ロープワーク(末永)、ガイドツアーサービス(岩永)について説明し、そして意見交換。
毎年数千人もの修学旅行生を受け入れているBlueCornでの”安全管理”の特長は、ガイド全員に共通のリスク管理の徹底、そのためのガイド全般にわたるマニュアル化と催行日誌の作成と催行後の意見交換。ガイド全員が共通のリスク管理とサービス精神を持ち、それぞれを向上させつことが大切ということ。
山のガイドもしている末永さんのロープワークは神業的です。見ただけでは覚えきれませんから、繰り返し教えてもらいます。その時はできるのですが、使わないと直ぐに忘れるのがロープの結び方です。四千種類以上ある結びの中から、覚えるとしたら@ボーラインノットAダブルフィッシャーマンノットBクローブヒッチCフィギアエイトノットの4つ。さらにプラスするとDフリクションヒッチEトートラインヒッチということがよくわかりました。
午後からは海上講習で、シーカヤック体験初めてのお客へのパドリング指導、ガイドに必要なパドリングテクニック、そしてグループレスキューをしました。平戸カヤックで臨時ガイドをしている3人の若者が受講者です。14度C程度とまだまだ冷たい海の中に入っての練習もありますから、ウエットスーツを着ていてもさぞかし冷たかったことでしょう。それも夕暮れ時まで。みなさん元気で熱心です。

2日目と3日目は末永さんとT岡さんとの3人でキャンプツーリング。朝からの雨も昼にはあがり、素晴らしいキャンプ日和となりました。岸沿いをゆっくりと南下。野島という無人島がキャンプサイトで、ここには流木が山ほどあって焚き火三昧、贅沢な夜となりました。

3日目は、対岸に見える北九十九島まで漕ぐ末永さんたちと分かれて、出発地の千里ヶ浜まで直行しそのあと平戸市内見物。一番の目的は平成23年に復元された平戸オランダ商館石造倉庫です。平戸のオランダ商館は1609年に設立され1641年まで続きそのあと出島に移転。復元した1639年築造倉庫は、装飾部分に西暦年号が入っていたことなどを理由に出島移転前の1640年幕府命令により壊されたそうです。

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