
7月2日に平戸で実施された水難事故防止安全教室に行ってきました。消防署による救命講習は県内各地で実施されていますが、海上保安部の講習も含まれるところがこの講習の特長です。消防署による心肺蘇生・人工呼吸・AED、海上保安部から海難事故防止留意事項の説明、平戸カヤックスによるスローイングローブのやり方などが午前中の講習内容で、20名ほどの参加者がありました。
午後はシーカヤック関係者によるシーカヤック訓練。写真はシーカヤックによるポンツーン上陸の練習結果です。高さの落差があるので上がりにくいのですが、初めての人でもポンツーンにあるロープや金属輪・鎖を持てば簡単に上がるでしょう。ポンツーンからの上陸は通常のシーカヤックツアーではないのですが、平戸カヤックスでは鄭成功に因んだ企画ツアーの予定があり、ポンツーンからの上陸練習となったわけです。
このあと沈脱後の再乗艇の練習。セルフレスキューのコクピットの水抜きについてパドルを浮力として活用し、バウ側を片手で持ち上げてする方法。確かにこの方法だとバウが結構高く上がり水抜きがかなりできます。荷物満載の時どれだけあげられるかが課題でしょう。もう一つは2艇同時に沈脱した場合に、相手の艇を活用しての水抜きと再乗艇する方法です。二つの艇が近くにあることが前提条件となりますが、いろんな方法を実践できること、引き出しを沢山持っていることは強みでしょう。

平戸カヤックスのある千里ヶ浜海水浴場は鄭成功が生まれたところで、そこで生まれたという伝説も残る”鄭成功児誕石”。満潮時には石碑の手前側をカヤックで通れるそうです。

千里ヶ浜から1km〜1.5kmにある川内に鄭成功記念館があります。漁港のポンツーンから上陸。シーカヤックと鄭成功記念館のセットした企画を市の補助事業で実施するそうです。

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