
今日の長崎港は靄がかかり視界が1kmほどです。もっとも1kmあれば船舶の確認ができますから衝突回避のためには十分な距離です。北海道や東北の大平洋側を回ったときには視界が20mもない濃霧に悩まされました。凪いでいたので濃霧の中を岸べったりで漕いでいたら突然前方からエンジン音とライトが現れ、すぐ横を漁船が猛スピードで通過した時は肝をつぶすほどたまげました。北海道の噴火湾を横断したとき、晴れたと思い出艇しその後しばらくして霧が再び発生しすぐにホワイトアウト状態に!遠くにエンジン音が聞こえたり、数十頭のイルカがジャンプしながら並走したときには衝突しないことを祈るばかりでした。
濃霧がいつあがるのかといろんな所で尋ねましたが、いずこの漁師さんもよくわからない、オフショアーの風が吹けばというのが回答で、あちらの霧は予想が難しく実にたちが悪いのです。

30分後には稲佐山の頂上が見えています。長崎沿岸では霧が発生することが少ないし、発生しても根性がないというかあっさりとしたものです。

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