
中央橋は架設は1952年と意外に新しく、長崎大水害に伴う中島川改修工事により2009年に現在の橋(二代目)に建て替えられています。建て替え前は中央に橋脚ある連続桁橋だったのが橋脚のない天順桁橋となっています。
写真のように中島川は下流の長久橋の手前から出島側に大きくカーブしていますが、江戸時代には十八銀行前の道路を直進しておりその河口は新蔵地(新地埋め立て地)辺り。1890年頃に中島川変流工事が完成し、長崎港の埋め立ても進み市街地の様相は大きく変容しています。

県庁坂から中央橋を望む。中央橋はJR長崎駅・市役所・県庁と繁華街や茂木を結ぶ交通の要所となっていますが、橋の施行前は濱市商の通りがメイン道路として機能していたというから隔世の感がします。

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