
沖縄一周のあとは以前から訪れたいと願っていた慶良間諸島に行ってきました。
九州水路誌には慶良間列島は”那覇港の西方約11〜23M間に分布している一群の島々で前島、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、外地島、久場島および周辺の数個の島から成り立っている。そのうち有人島は渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島のみである”と記載されています。
ここには座間味村と渡嘉敷村の2村があり那覇との間には村営によるフェリーと高速船で結ばれていますが両村間の便はありません。公共交通機関で行くならば、那覇を経由しないと二つの村を巡ることができないとは行って初めて気づきました。
写真は座間味島と阿嘉島の間に浮かぶ無人島・嘉比島からの光景。右側奥に薄い島陰が渡嘉敷島です。カヤックで行ける距離ですが間に慶良間海峡があり最速時に3ノットの潮流が流れていますから要注意です。

ケラマカヤックセンターの”1日ツアーパドリング三昧”に参加しました。シュノーケリングや浜遊びよりも距離を漕ぎたい人向けのツアーです。ツアーの前に好みのカヤックとパドルを選択できたので、カヤックはショアライン、そしてパドルはブラチャのトルネード。嬉しくそして素晴らしい!
ガイドの佐久間さんとの二人旅です。水深やサンゴ礁、日差しのあたり加減などにより海の色が美しく変化し海の上に浮かんでいるだけでも楽しくなってきます。
座間味の海況、無人の島々、珍しいスポットなど盛りだくさんのガイダンスがあって、ずいぶん座間味のことをしったような気分になりました。6時間の楽しいツアーもあっという間で、帰りは楽しい会話をしながら追い風・追い波にのって出艇地に戻りました。

阿嘉島の集落にあった無人販売店で、細ネギが100円でちりめんキャベツが250円。郵便ポストに代金を入れるシステムになっています。

ブロック塀に残る傷痕は米軍機による機銃掃射のあと。沖縄戦での最初の犠牲地は座間味村だそうです。

2